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〈続・田舎の力が未来をつくる!〉もっと先の未来への歩み

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『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。
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記事一覧

第11弾 「発酵は深い」を実感させる持続可能な社会を目指す実践

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト) 〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。  この原稿は「月刊社会民主」2023年6月号「金丸弘美の」田舎力 地域力創造」より転載。これに新たな写真とURLを追加補正したものです。 多くの人が集まる「発酵アカデミー」  NPO法人発酵文化推進機構が開催する「発

第10弾 自然な農と食を活かした地域活性化

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト) 〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。  このレポートは、大阪公立大学大学院 都市経営研究科でのワークショップ授業からのものです。 ◆講義概要  農村部では高齢化が急速に進行していると言われて久しいが、実は令和3年のデータによると新規就農者は5万2290人で

第9弾 若者に届く移住・起業支援の施策(和歌山県田辺市、高知県)

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト) 〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。  この記事は、「月刊社会民主」2021年8月号に掲載されたものです。編集部の許可を得て編集、転載するものです。 若者の起業支援をする高知県と和歌山県田辺市  これまで各地で食のテキスト化とワークショップを勧めてきた。

第8弾 イタリア・スローフードに学ぶ地域農産物のアピール

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。    この記事は、「月刊社会民主」2021年2月号に掲載されたものです。編集部の許可を得て転載するものです。 売り上げを伸ばす生き物いっぱいの田んぼのお米  これまで各地で食のテキスト化とワークショップを勧めてきた

第7弾 直売所プラスαの売り先を工夫して自慢の野菜はすべて売り切る

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。    この記事はウィメンズアクションネットワーク WAN(Women's Action Network 東大名誉教授・社会学者・上野千鶴子理事長)連載「金丸弘美のにっぽんはおいしい!」から編集部の許可を受けて転載するも

第6弾 地域の食をブランドにする 食のテキストづくりとワークショップ

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。   地域経済の再生について考える食のブランド化  これまで各地で食育や地域づくりを連携させた食のワークショップのプラニング、食のテキスト化、プロモーション、ツアーの展開などを手掛けてきました。  これらの活動は「食を

第5弾 イタリア料理を世界に知らしめた本が翻訳され登場

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。   イタリア料理の大著  『イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術』(平凡社)が届いた。  717ページ、レシピが790収録されている。出汁の取り方からパスタ、揚げ物、煮物、菓子類まで、さまざまな料理が登場する。日

第4弾 コロナ禍に起きている若者たちの関心・需要の変化

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。   大学生が注目した活発な地方の取組  2020年、前半期のフェリス女学院大学国際交流学部「地域と食文化」(150名)、明治大学農学部食料環境政策学科「食文化と農業ビジネス」(123名)の授業を終了した。 その報告を

第3弾 福井県大野市のそばのブランド化とプロモーションのその後

金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。    「田舎の力が未来をつくる! ヒト・カネ・コトが持続するローカルからの変革」(合同出版)のなかで、大きく紙面を割いたのが食のブランド化。そのなかの具体例の一つとして取り上げたのが福井県の蕎麦の事例だ。本の表紙は福井

第2弾 農村観光の本場からの最新レポート(イタリア:エミリア・ロマーニャ州)

 金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。    イタリアでは農業と宿泊を一体化したアグリツーリズムと呼ばれる施設が2万軒以上あります。この活動は山間地に多くの人を惹きつけ魅了し、農村の活性化、新規の就農、移住・定住、特産品の販売、観光にもつながり、大きな地域

第1弾 4期目のたなべ未来創造塾(和歌山県田辺市)

 金丸 弘美(食総合プロデューサー・食環境ジャーナリスト)  〈連載〉もっと先の未来への歩み 『田舎の力が未来をつくる!』刊行以降、各地の事例は、挑戦に実をつけ、さらに先の未来へ進んでいます。 その後を取材した金丸弘美さんによる特別レポートを掲載いたします。   地域に若者の事業を生み出す和歌山県田辺市「たなべ未来創造塾」  地域づくりの活動で、今、もっとも注目をしているのが和歌山県田辺市の人材育成事業「たなべ未来創造塾」(公式サイト:https://futer-tan