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But Who is the Dreamer #01‪『宇宙牛のリング』‬👽🐄💍

※Twitterで夢日記を付けてて( #夢見人59 )長いのでメモ帳に書いて分割して貼り付けている。目覚めてすぐ枕元のスマホに書いてるのだが、書き始めて数秒で夢の記憶はワンシーンと雰囲気以外ほぼ忘れている。だから最初は只のオチもない夢日記だったのだが徐々に9割くらい創作になってきた。このnoteは具体性のない出任せを書いてるが夢日記もぼんやりしてるので書くことにした。


2020.11.01 ‪『宇宙牛のリング』‬

アメリカは100年以上、隠していた異星人との交流を公表して数年後、地球人は宇宙に進出した。
しかし地球人は人格やリテラシーがあまりに低すぎる虫のような存在に過ぎないため、希望者だけ募って宇宙ドカタ、宇宙エンジニア、宇宙配達人……など、あくまで単純労働とされるものだけだ。そして志願者はガルダシェフ・スケールでいうタイプIII文明の宇宙の先輩による超技術のDNA操作によって寿命をほぼ無限に伸ばしてくれる。長い時の倦怠で死にたくなったら安楽死や冬眠、精神の再インストールもできる。
俺は前々から「人生は最低でも400年以上欲しいな」と思ってたし独身だし宇宙最高!不老不死最高!なので40代にも関わらず志願してDNA操作による処置を受けて不老不死となり宇宙の高校生となった。容姿や精神を好きな年齢で固定できると言うので、知識は考え方は現在……40代のままで、容姿は最もよかった30歳で固定してもらった。
何の知識も才能もない俺はこの高校を卒業して宇宙の配達屋さんになる。要は宇宙の佐川急便だ。それで生計を立てつつ異星の事を学んで違う職種、または芸術をやろう。宇宙の佐川急便とはいえ、エイリアン一作目のノストロモ号みたいな巨大宇宙船で行うのでカッコいい。しかし配達も宇宙クラスなので一回の配達で100年かかったりする。だから寿命の無限化が必要になる。不老不死とはいえ身体は人間のままなので事故とかに遭ったら一発で即死する。即死しないように化け物みたいな屈強な身体に改造することもできるが人間のボディを捨てるのは抵抗あるし、別に事故で死んでもいいや、と思い地球人ボディのままにした。
宇宙の高校には俺ら地球人と同レベルの宇宙人が集められている。虫や爬虫類やガス状や液体の宇宙人、数字配列の宇宙人、惑星サイズの宇宙人(処置により仮のボディで通学している)、1秒毎に姿が変わる異次元人、過去と未来を同時に生きる宇宙人などもクラスメイトで、俺たち地球人はそんなクラスメイトと接するたびに数分単位で意識が拡大していく。
俺は地球人の肌を青くしただけの女子と付き合い始めた。宇宙的多様性を身につけ始めて多種多様なエイリアンに友情を感じ始めた俺だが、さすがに虫や液体みたいな女子とSEXする気にはなれない、今はまだ。千年後には「宇宙ゴキブリとのSEX最高!」と言ってるかもしれない。だが原始的な俺たちにはまだ早い、まずはヒューマノイドとの女の子だ。俺はアメコミ好きだったせいか青とか緑とか赤の肌は普通に可愛いと思うし。
彼女は地球人そっくりの異星人だが、恥の概念が地球人と全く違うので、入学したての初対面の廊下で押し倒された、次の日に会うと普通に話し、3日目には凄く恥ずかしがっていた。普通と逆だ。宇宙酪農科で家畜の研究している彼女は宇宙の牛のような生物の肛門と声帯の筋肉を使った指輪をくれた。

「骨とか角とか貝みたいに硬い部分の指輪ならともかく、こんな弾力ある部位のアクセサリーやだな……」と思いつつ、これも宇宙的多様性のためだと思い、宇宙牛の肛門と声帯で作った指輪を付けている。こうやって次々と異星の風習を飲み込んでいくのが来たるべき宇宙時代では大事、これがダメな人は退学して寿命を元に戻し地球で今まで通りの暮らしに戻る。一つ一つ宇宙に自分を合わせていく、この分なら4千年くらいしたら卒業できるかもしれない。
オリオン座の近くの宇宙学生寮の窓の外の壮大な景色を見てると宇宙牛の肛門と声帯で出来た指輪が蠢いた。き、気持ち悪い……い、いや、これを素敵だと思わないと……。
窓の外、タンホイザー・ゲートの近くでCビームが暗闇に瞬いた(終)


という夢を今朝見た。

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