去年の10枚

年明けからかなり経ったけれど、去年よく聞いた音源を10枚紹介します。いわゆる年間ベスト10ってやつです。

①Counterparts "Nothing Left To Love"

以前みたいなわかりやすいアグレッションで力押し、というスタイルじゃなく憂いのあるメロディを絡めるようになったのは挑戦的。このアルバムの彼らのフォロワーも今後出てきそう。

②ザ・リーサルウェポンズ "Back To The 80's"

「きみはマザーファッカー」は2019年屈指のパンチライン。最近「昇竜拳が出ない」が復活して嬉しい。

③森山直太朗 "大傑作選"


去年は子供のころから一線で活躍しているけどじっくり聴いたことのない音楽を聴きこむことが多くて、その中でも特に聴いたのが森山直太朗。どれだけの量と質のルーツをたどればこうなるのか…

④ナードマグネット "透明になったあなたへ"

シンプルに一番聴いたアルバム。癖があって突き抜けたボーカルとほぼ全曲何らかのオマージュが含まれるオタク気質にニヤニヤしました。

⑤Stray From The Path "Internal Atomics"

重いリズムを軽々操る職人技は健在。聴いていてシンプルにわくわくする1枚。

⑥Tomasz Stanko Quintet "Dark Days"

資格の勉強で出社前に喫茶店に通っていた時期があって、その時にSpotifyのプレイリストでいいなと思った1枚。ジャンルがジャンルなだけに落ち着いた雰囲気ながら、ギラついたトランペットとピアノの組み合わせに心掴まれました。

⑦to overflow evidence "Clear"

個人的にバンドでお世話になっている先輩。というか今日対バンします。笑 内省的な絶叫と時折挟まれる青臭いメロディにぶん殴られたような感覚になる1枚。

⑧Trash Boat "Crown Shyness"

いわゆる売れ線のポップパンクを聴かなくなって随分立ち、久しぶりにハマった1枚。このジャンルの常套句である他のジャンルとのクロスオーバーを00年代のポストハードコアでやるのが新鮮でした。

⑨waterweed "Diffuse"

去年は自分たちの周りで起こるあれやこれやの中心に必ずこのアルバムとwaterweedがあった、そう言い切れる1年でした。

⑩やなぎなぎ "memorandum"

いわゆるアニソンを多く提供している方のB面集?的な1枚。アニメのタイアップになっていない曲の雰囲気で「こういうのが好きなんだろうな~」と感じるところがあったのだけど、このアルバムはそうした曲ばかりがセレクトされていて、やっぱり!と妙に納得した1枚でした。

まとめ

去年はそれまでずっと追いかけていたメロディックパンクとは距離を取り、これまで聴いてこなかった(触れ方がわからなかった)ような音楽に触れる機会を意図的に増やした1年でした。選んだ10枚もその影響が透けて見えるようなラインナップになりました。今はどこに興味の種があるのか考えながら音楽を聴くのが楽しいし、今年もこんな感じで浅く広くヘラヘラやっていけたらいいなあと思っています。

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