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BRAVE参加チーム × ILP人材マッチング事例 ~徳島大発フードテックベンチャー グリラス × 一色 範彦氏~

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研究系スタートアップを対象としたアクセラレーションプログラム BRAVEは、2016年にスタートし、優れた創業前後のチームに対して、VCからの資金調達成功に向けた、短期間での急速な成長機会を提供しています。

BRAVEには、人材育成機能として Innovation Leaders Program(以下、ILP)という、参加チームと未来の経営者候補が、共に事業を創る取り組みが実装をされており、この出会いを通じて多くの共同創業者・経営参画者が生まれています。

今回は、2020年のBRAVEにて、参加チームである株式会社グリラスCEOの渡邉さんと、BRAVEでの出会いを通じて同社への参画を実現されたILP7期卒業生 一色さんの対談をお届します。

概略:参画までの流れ

株式会社グリラスは、徳島大学の基礎研究をベースに、コオロギの可能性を社会に実装していくことを目的として創業したフードテックベンチャーです。BRAVE 2020に出場し、同プログラムの一部として行われるマッチングプログラムILPを通じて、一色さんと出会いました。
グリラス社:「昆虫食」から「サーキュラーフード」へ価値転換 徳島大学発スタートアップが始めるD2C

BRAVE期間中の約2ヶ月間、共同で事業を磨き上げる経験を通じて信頼関係を構築。BRAVE期間終了から約1年後の2021年より、ブランドマーケティング・事業戦略のリード役としてグリラス社に正式に参画を果たされました。

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渡邉 崇人 株式会社グリラス 代表取締役CEO
昆虫の発生・再生メカニズムが専門。コオロギの大規模生産、循環エコシステムの開発を行う。徳島大学大学院社会産業理工学研究部・助教

Q:グリラスはどんなことに取り組む会社?

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1992年から徳島大学ではコオロギの研究は始まっていて、2019年5月にこのグリラスができました。
ご存知の方もいるかもしれませんが、無印良品が、私たちと一緒につくったコオロギせんべいというものがありまして。それが市場に出たのがのが2020年5月です。
そこから2020年12月にBeyond Next Venturesを筆頭に資金調達を実施し、私たちがBRAVEに参加したのは、その製品発売と資金調達の間の時期になります。

我々は、「コオロギを生活インフラにしよう」をミッションとして掲げております。一つは、世界のタンパク質不足を解決する、ということ。
このタンパク質不足の解決に、SDGsに対応したサスティナブルなフードサイクルを構築していく。そして、生活の中でコオロギが当たり前になるという未来を描いています。

コオロギは昆虫なので、よく、“昆虫食”と言われるのですが、この昆虫食のイメージがよくなくて。日本では古いもの・田舎のもの、佃煮というイメージがくるのですが。そうではなくて、未来の食品である、サーキュラーフードとして確立していきたいと思っています。

Q:BRAVE参加で何が変わりました?

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変わったのは、デザイン、ビジネスモデル、チームメンバー、資本金。
その中で、我々として一番大事だったのはメンバーのところですね。

一番最初に(参加前に)ピッチしたのが2020年の8月頃だったのですが、その時は、ファウンダーの3人に加えて1人しかいなかったんです。そこにILPの方3名と共にチームを組んで、2ヶ月間を走りきりました。

BRAVEの後どうなったかというと、ILPメンバーだった一色さんはしっかりマーケティング、ブランディングを、今はメンバーとして担当いただいてますし、今はファイナンスなど新しいメンバーも増え、今のチーム体制を構築することができました。

BRAVEに参加した一番の意義は、(ILPとの)チームビルディングができるということだと思っています。例えば、ファウンダーである僕は、研究開発やコオロギの理解については誰にも負けない自信はもっていますが、資金調達の専門家でもないし、マーケティングもセールスもできないわけですね。

しかし一人ではできないことが、チームを組めばできるようになってくる。そこが最もチームを創る上で一番大事。
だから、均質化したメンバーではなく、異質な人が入れば入るほど、このコラボレーションから生まれる力が大きいと思っています。

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「人は城、人は石垣、人は掘」
武田信玄公が言っている言葉ですけれど、人が一番大事だと思っています。

(出場チームの)皆さんは、一番最初は仲間内で始められたと思うんですが、それ以外の人をチームに入れるのは不安だと思います。
実際に会社に人を入れようとすると、お金もかかりますし、合わなかったときのリスクもあります。ですが、BRAVEでのチームビルディングはノーリスクなので、積極的にILPの方を受け入れて議論をしていくと良いと思います。

ILPの皆さんも、「中の人」となって、チームとしてやらないといけないと思うことはガンガン言っていただきたいですし、「我々は」という主語で話をしていただきたいです。

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ILP7期卒業生 ​一色 範彦 氏
大学を卒業後、10年余企業のブランド&マーケティング支援に従事。その後、デザインコンサルティング会社での大企業向け新規事業創出支援および自社の経営企画に携わる。2019年、2020年と2回 Innovation Leaders Program(ILP)へ参加し、2020年グリラスと出会い、Branding & Marketing Directorとして参画。早稲田大学 大学院経営管理研究科卒。

Q:ILPへの参加を決めた背景は?

私が長年いろんな仕事をやってきて、自分がやってきた領域は、オペレーションの領域だったんですね。100を101にする仕事。ここのステージでの仕事に、さらなる成長や夢があるのかと考えていました。

その中で、自分は1を10にする、10を100にするビジネスデベロップメントのステージで戦ってみたいなと思っていたのがILP参加のきっかけです。

具体的に言えば、起業家の方とタッグを組んで、転がり始めたアイディア、芽が出始めそうなシーズを収益がでる事業に育て上げたいと思ったのがILPに参加したきっかけでした。

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Q:なぜグリラスに?

なぜグリラスなのかというと、一つはビジョンです。

先進国でつくった良質なタンパク質を、最貧国に持っていくという、そのビジョンをぜひ実現したいと思いました。数年後にタンパク質クライシスが来ることは世界でも言われていますし、テクノロジーを使って解決していくというソリューションが素晴らしいと思いましたし、そのビジョンに共感したというのが一つです。

それから人・チームですね。
BRAVE参加の頃から変わらず、(代表の)渡邉さんをはじめ、非常に人がいい。非常にクリエイティブなチームになっていて楽しい。ここであれば命をかけてやっていけるんじゃないかと思ったのが大きなポイントでした。

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私自身もそうだったんですが、BRAVEを通じて人生を変える出会いがあることを願っています。

-- ありがとうございました!

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BRAVEとILPは、社会を変えるスタートアップが生まれ、同時に将来の経営人材が共に急成長できる場を提供しています。

■ スタートアップにとって
ILP参加者の持つ優れた新しい知恵をチームに取り入れ、今後に必要な人材の解像度を挙げていく。同時に、BRAVEを通じて、経営に必要な魅力ある仲間を惹きつけられる組織へ成長していく。

■ ILP参加の個人にとって
スタートアップの経営未経験の方に、最もエキサイティングなスタートアップ創業前後を体験する場を提供し、新しいキャリアに踏み出す入り口を提供しています。
スタートアップが育ち、未来の起業家・経営人材が生まれる。研究領域における、新しい”人”のプラットフォームとして引き続き運営を行ってまいります。2021年中に参加者が300名を超えます。
研究領域最大の人材輩出のプラットフォームとして引き続き活動を続けてまいります。

アクセラレーションプログラム BRAVEにご興味をお持ちのスタートアップ、または創業を目指す研究チームの皆さまは、BRAVEの公式Webサイトをご覧ください。
経営者としてのキャリアにご興味をお持ちの個人の皆さまは、Innovation Leaders Program公式Webサイトをご覧ください。

★追記:アグリ/フードでスタートアップへの将来の経営参画を目指す方の特別な育成プログラムを予定しています。ご興味お持ちの方は、hrsupport+agrifood@beyondnextventures.com までご連絡ください。

本記事は、2021年6月12日に行われましたBRAVE2021 キックオフイベントでのパネルディスカッションの一部を記事化したものです。

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研究発スタートアップの共同創業経営者発掘・育成をしています。 共同創業マッチング|Innovation Leaders Program|起業版サーチファンド https://talent.beyondnextventures.com/ilp 挑戦者の道を敷く地道な活動に邁進🔥