Innovation Leaders Program9期:卒業生3名のInterview / 働きながら創業前後の健康・創薬・アグリスタートアップに参画
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Innovation Leaders Program9期:卒業生3名のInterview / 働きながら創業前後の健康・創薬・アグリスタートアップに参画

Beyond Next Venturesは研究領域で活動をするアクセラレーター/ハンズオンVCとして、未来の起業家・ビジネスリーダーを育成する活動を行っています。本記事は、2021年6月~7月に実施をされましたInnovation Leaders Program 第9期(※)に参加をされた、若手3名の参加インタビュー記事です。

Innovation Leaders Program(ILP)は、仕事と並行してトップの研究チームと共にスタートアップを創る、起業家/社内起業家育成プログラムです。2017年の開始以降から300名を超える次世代のビジネスリーダーに参加を頂き、30名を超えるテックスタートアップの経営メンバーが生まれています。

なぜスタートアップ創出のプログラムに?

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間島さん / 日系コンサルティングファーム 戦略コンサルタント
入社3年目、現職では主に農林水産業・食品、イノベーション、観光分野の政策立案、戦略策定業務に従事。プログラム参加中は、創業初期の農業領域の画像解析チームに参加。同チームの社長は同世代であり、”仲間感覚”を持って活動、出張にも同行。

間島:僕の人生におけるモチベーションなんですが、死ぬまで美味しい物を食べ続けたいと思っていて(笑)。

元々農学部出身で、農林水産分野におけるテクノロジーの社会実装に興味があり、仕事でも大学発ベンチャー創出、産学連携などイノベーションエコシステムの形成に係る仕事をさせていただいていたため、技術の事業化に興味がありました。

このプログラムを通じて、技術を持つ企業さんをお手伝いしつつ、同時に事業立ち上げのスキルセットやマインドセットを見つけられれば良いかな、と思い参加をしました。

実は、学生時代から、大学の同期の会社を手伝っていたりとか、会社員になってからも小さな会社を手伝ったこともあります。ただ、これまでVCから調達をして、IPOや大きな社会課題を解決したいというスケールの会社の事業づくりの応援はなかったので、このプログラムを通して経験できたらと期待をしていました。

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宮之原さん / 国内製薬会社
研究職入社4年目、京都大学大学院薬学研究科博士後期課程修了、博士(薬科学)。現職では新規治療薬開発における創薬標的コンセプト検証を中心とした薬理研究に従事。プログラム中は、創業初期のアカデミア発創薬チームに参加。

宮之原:一番強いのは、一個人として成長したいという想いです。

成長する方法は人それぞれたくさんあると思いますが、私が考えるその一つは、違う環境での活動にできるだけ触れて、とにかく多くの、そして様々な角度からの刺激を受けること。
新しい物事を知ることはもちろんですが、既に知っている物事であっても自分の視点とは違った多様な捉え方を得ることだと思っています。

今は環境が整った大きな組織で研究をしていますが、現職とは全く違う最小単位の組織であるスタートアップの創業時期の活動や、それを取り巻くエコシステムに触れることで、研究・ビジネス全体に対する視座を高めたいと考えていました。

そんな中でこのプログラムのことを知り、特に今の大好きな研究者としての環境に身を置いたままで自分が経験したいと思っていた新しい仕事ができることがとても魅力的に映りました。悩む余地はなく参加を即決しました。

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八尾さん / コンシューマー向け製薬メーカー マーケティング職
現職では、OTC医薬品のマーケティングを担当。プログラム中はバイオ系素材の創業前チームに参加。プログラム参加は2回目で、前回はバイオ系素材の創業後チームの支援を経験。

八尾:以前、ビジネススクールに通っていた際、説明会に参加する機会があり、このプログラムのことを知りました。丁度その時は、出産を控えており、参加ができなかったのですが、出産を終えた昨年、初めてプログラムに参加をしました。

マーケターとしての経験が長くなってきましたが、会社では上司・同僚や専門性を持った他部門の方に助けていただいて仕事が成立しています。1マーケターとして外でどれくらい通用するのか、プログラムを通じて試してみたいという想いがあり、挑戦することにしました。

1回目はバイオ系素材の創業後チームの支援に参加しましたが、力不足で反省が残ったため、再挑戦に臨むことにしました。

創業前後では、どんな活躍の機会があった?

八尾:バイオ系素材の創業前チームに参加しました。素材の機能性は素晴らしく、想定される事業領域が多岐に渡ったため、製品セグメント・ターゲットの洗い出しや優先順位付け、ビジネスモデルの構築が課題でした。

創業チームはBtoBメーカー出身の方が中心でしたので、BtoCの視点での製品アイデア出しやコンセプト作成、ターゲティング検討や消費者調査での設問設定などで貢献できたかと思います。

チームのILPメンバーは、ファイナンスが専門の方と新規事業開発に強い方と、全員専門性が異なり、各々の専門性を活かしたサポートができました。他のメンバーの、異なる視点からの指摘・サポートは私自身とても勉強になりました。

宮之原:私は創業前の創薬チームを選択しました。
そのチームは、アカデミア内での研究成果の積み上げや基礎研究ベースでの技術のバラエティはあったのですが、これをどうビジネスに結びつけるかというところの打ち手を考えるフェーズにありました。

序盤の最重要課題は明らかにビジネスモデルの策定だったこともあり、経営に疎い自分がこのチームでどう貢献できるか焦っていた部分が正直ありました。

一方で私以外のお二人のILPメンバーは、コンサル経験豊富で経営面に強みを持った、本当に頼りになる方々でした。お一人は海外MBAホルダーでIPO関連やパートナーとの連携時期等に明るい方でしたし、もうお一人は課題抽出やプロジェクトマネジメントが非常に得意な方でした。

お二人のリーダーシップに支えられながら、自分自身は、先生の高度な専門性を伴うアカデミア技術の翻訳であったり、創薬モデルとしての実現可能性であったりをチーム全体に共有する、サイエンスとビジネスを繋ぐ立場としての役割を見出すことができました。

間島:私は、創業初期の画像解析技術を活用して、育種の高速化を目指すアグリテックベンチャーに参加をしました。

そのチームの社長は同世代でもありましたが、「日本の良い技術とか埋もれている遺伝子資源とかをより活用していこう、マネタイズしていこう。小規模な農家でも世界で戦っていけるようなインフラを整えよう」ということを考えを持っていて、そのビジョンに共感をしました。

社長自身も、優秀で弱みがない方でしたが、私以外のILPのメンバーもそれぞれ強みがあって、VC出身でファイナンスに強い方、商社出身でマーケットや新規事業に強い方という4名でプロジェクト期間を過ごしました。

自分自身は、スタートアップ的なビジネスを作ったことがないという中で、農学部というバックグラウンドを活かして、農家や種苗メーカーとの繋がりや、コンサルで培ったデータの見せ方という面で貢献できたかなと思います。

事業を形にする上で、ビジネスパートナーが必要だというところで、どの作物・品種を、どんなパートナーと作っていくのかを2か月かけて検討していきました。その中で、意思決定の早さ、プロセスの早さは、スタートアップならではの感覚を味わうことができました。

期間中、最も記憶に残ったことは?

間島:自分のチームは、独自の農作物生産を考えていたのですけれど、プランを具体的に進めるには、「生産してくれるパートナー探さないとやばいよね」となって。でも、まだそれが具体的には見つかっていない状況でした。

そこで、自分の持っていた農学部のコネクションでアポイントを取れた農家に訪問することに決めて、社長と一緒に出張で福岡に行ったんです。

最終的には、そこではパートナーとしては成立しませんでした。
ですが、課題があれば即経営者が自らが動いて、泥臭く交渉して事業を動かす。そのスタートアップらしいスピード感や肌触りを感じられたことは、とても印象的でした。

宮之原:この2か月間は活動量も多く大変な部分も少なくありませんでしたが、その慌ただしさも含めて全部が思い出です。

その中でも、最後のピッチ大会ではスタートアップ人材っぽく(笑)、チームを代表して発表を担当できたことは特に記憶に残る体験でした。
大会が終わった後にメンターさんを始め、様々な方から良いフィードバックや労いのメッセージを頂きました。最初は正直不安もありましたが、自ら手上げすることで周囲からの信頼にも繋がりました。事業の行く末に大きく影響するこのような檜舞台を任せていただいたチームの皆さまには本当に感謝しています。

また、改めて期間中を振り返ると、事業計画を進めていく上での意思決定のスピード感はやっぱり新鮮でした。大きな組織では、スタートアップの「ここまでに資金調達しなければ終わってしまう」というような、デッドラインに対する切実な意識を常に共有することは簡単ではありません。

また複数の部門間での合意形成に時間もかかります。やはりスタートアップという最小単位だからこそ発揮されるアジリティはとても印象的でした。

八尾:ターゲットセグメントをどこに設定するかで創業チームとILPメンバーで喧々諤々議論をしたことが印象に残っています。

大きな市場を取りに行くか、ペインが深いスモールマスを取りに行くかで意見が割れ、すり合わせに時間を要しました。

出会って数週間のメンバーで共通言語のない中、合意形成を図ることの難しさを感じましたが、概念の伝え方や合意形成の方向性をILPメンバーで相談しながら進めました。大企業では意思決定の枠組みが決まっていることがほとんどですが、共通言語や枠組みがないフラットな組織で意思決定を行う難しさと醍醐味を感じる良い経験となりました。

参加後、手元に残ったもの

宮之原:まずは人脈です。チーム内での繋がりもそうですし、別のバイオテックチームでも個人的に意気投合した方がいました。また豊富な経験を持つメンターさんからも「これからも(悩んだときに)声かけてね」と言っていただき、世代や分野を問わず様々な専門性に溢れた方々と接点を持つことができ、一気にネットワークが拡がりました。

また参加前から期待していた「スタートアップでの働き方の感触を掴む」という部分もよく見えました。

そして一番は、最終ピッチ発表を含めて2か月のプログラムを乗り越えたことで得られた自信です。「自分にできるのかな?」と迷ったときに、とにかくやってみようの精神で挑戦してみること。行動を起こすハードルを下げる重要性を再認識しました。

当初の目的は達成されましたし、プラスでお釣りがたくさん返ってきた、とても貴重な時間でした。

間島:出会い・コミュニティ・繋がりのところはすごく大きな資産になったかなと思います。そして、同世代で非常に熱量をもって経営をされている起業家との出会いというのは、自分の仕事のモチベーションにも繋がりました。

八尾:今持っているマーケティングの知見が外でも役立てられるという自信を得ることができました。また創業メンバーや他のILPメンバーの専門性の高さやスピード感に刺激をいただいたため、今後の仕事に活かしていきたいと思います。

これから参加を考える方へ

八尾:プログラムにはオンラインで参加できるとはいえ、子どもをほぼワンオペで見ている中でどれぐらい貢献できるか不安でした。

実際、子どもにご飯食べさせながらミーティングに参加することもありましたが、メンターさんや他のILPメンバーも子育てしながら参加されていました。各々の状況を温かく受け入れながら進める土壌があり、全員で最後まで走り切ることができましたので、子育て中で参加に迷う方がいらっしゃったら、背中を押したいです。

間島:若手の会社勤めの皆さん、参加されたら良いんじゃないかなと思います。目の前の業務で手がいっぱいの中で、毎日同じことやっててワクワクしないな~と思っている方もいるんじゃないかと思っていて。

起業家のように、やりたいことに没頭して仕事に打ち込んでいる方とぜひ接点を持っていただきたいです。

また今後人材の流動化が求められてくる中で、色んな選択肢を考えなければいけなくなるかなと思うので、少なくとも若手のうちにそういう経験しておくと、良いんじゃないかなと思いますね。

やってみて、結果スタートアップが合ってなくても良いと思うんですよね。まずはやってみることが大事なんじゃないかと思います。

宮之原:参加前は、社会人歴も浅くて実質的に研究しかしていなかったので、ビジネスに疎いというコンプレックスを勝手に持っていました。
もちろん最初こそ不安はありましたが、ふたを開けてみるとプログラム中のほとんどの場面で気にならなかったです。

他のILPメンバーやメンターさんといった周りのフォローも十分に受けられましたし、コミットした分だけ得られるフィードバックも大きかったです。

世の中には、研究しかしてこなかったけど、経営やスタートアップに興味のある人っておそらく少なからずいると思うんです。そんな私と同じ境遇の方々にぜひ取り組んでもらいたいなと思います。

一方、参加するチームにもよりますが平日の夜だけでなく土日も使いますし、スピード感が早いというのはそれなりに大変でもあるということです。でもそれすらも醍醐味として捉えられる方にとっては本当に良いことだらけのプログラムだと思います。
そんな方にはぜひ挑戦していただきたいです!

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Innovation Leaders Programは、研究領域最大級のアクセラレーター・ハンズオンVCのBeyond Next Venturesが、未来の起業家を発掘・育成する活動として運営をしています。

ご興味をお持ちになられた方は、下記公式サイトより最新回の情報をごらんになられてください。

Innovation Leaders Program 公式サイト

また、上記のようなチャレンジプログラムを経由せず、直接創業や経営チームにお誘いをする、スタートアップ経営就任のキャリアサポートを行っています。
ご興味をお持ちの方は、キャリア支援担当へ(hrsupport@beyondnextventures.com)メールにて、またはキャリア支援サイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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研究発スタートアップの共同創業経営者発掘・育成をしています。 共同創業マッチング|Innovation Leaders Program|起業版サーチファンド https://talent.beyondnextventures.com/ilp 挑戦者の道を敷く地道な活動に邁進🔥