人の幸せを喜べる人

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです！自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。

世の中の人がみんな経済に関心があるとは思わないけれど、今日はちょっとした日本経済の話から書き始めたいと思います。

いいですかみなさん。現在の日本の経済成長率、歴代でもかなり低い水準です。これやばい。バカな私にもわかります。これはやばいです。

大阪大学のあるチームが、こんな研究結果を出したそうです。【日本が経済成長できない要因の１つは、日本人の“底意地の悪い性格”にある】

え……ヤダなにそれ……！　超気分悪いんですけど……！　日本人の私たちにとっては、なんとも嫌な気分にさせられる結論です。

研究の内容については長くなるので割愛しますが、その結果によると、諸外国の人と比べて日本人は「他人の足を引っ張ろうとする人が多い」んですって。

……ああなんか、そう言われたらちょっと理解できるかもしれない(笑)。

「日本人は意地悪なやつが多い」とか言われると腹立ってくるけど、今まで人生で「なんでこんなに意地悪してくるんだよ……」っていう人って結構いたよな。他人の成功や幸せを喜べない人というか……。

あれは日本人特有だったのでしょうか。なんだか悲しすぎて逆に笑えてきました。

「俺も苦労してるんだからお前も苦労しろ」精神の人が、優秀な人材の芽を潰しにかかってくるのだとか。

うわ〜、これじゃ経済成長するわけないね、確かに。

みなさんも、誰かに謎の意地悪をされた経験、あるんじゃないでしょうか。人間って「自分より立場が低いヤツがちょっといい思いをしているとムカつく」モノなんだそうです。

思い返してみれば、まだなにも成し遂げていない私も、人生のちょっとした「いい思いをしているように見える瞬間」に、意地悪な言葉をいっぱいかけられた気がします。

大学のプレゼン大会で優勝した時、テレビに出ていた時、自分だけがいい評価を受けちゃった時とかね。

「それは才能じゃないよ」「たまたまだよ」「若い女だからだよ」。結構いい大人が、言葉巧みに進路妨害してくることだってあります。あぁ、あの時負けなくてよかった。

だけどはっきり申し上げたいのは「日本人がみんな意地悪なわけじゃない」ってこと。

他人にいいことがあった時「お前やるじゃん！」「やった〜！」と一緒になって喜んでくれる人もたくさんたくさんいます。(この人たちがいなかったら、私なんてカンタンにくじけてしまっていたかもしれませんね……)

私は、そういう素敵な人たちとだけ生きていこうと思う。そして自分も、人の成功や社会の成功を喜べる、人の苦労が想像できる人間でありたい。

日本人がみんな私の周りにいる人みたいだったら、日本経済はグングン成長していくだろうなぁ。

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