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漢方家は風邪の初期症状をどうとらえているのか?

記念すべきnoteではじめてのテキストです。

神奈川県の県央へそ地区で、地域密着の漢方薬局「大和漢方センター田辺薬局」の2代目 たなべ ごう が、どのような治療観や治療スキルで、日夜お悩み相談を受けているのか、その一端をご紹介します。

わかりやすい表現をこころがけて綴ってゆきますので、よろしかったらご一読ください。

東洋医学である漢方は、独特の表現がたくさんありますし、その哲学の礎になっている陰陽五行説や易経、儒教、朱子学など、中国思想の時代背景が変遷すると漢方薬の運用理論も変化をしたりして、現在に至ります。

その全てを人生の中でマスターすることは不可能なので、現代に伝わっているボリュームの多いところが、漢方の最も効果的なゾーンだと僕はとらえています。

さらに日本に伝来し、日本の漢方家が独自に体得し花開いた手法もあります。

僕の限られた時間の中で、ご縁があって出会った治療法の数々が、僕の漢方の色なんだと思います。

だから漢方と一口に言っても、漢方家一人一人が全て違うと思います。

noteだから、一般論ではなく僕の漢方家の色を出していけたら面白いかな、と思っています。


平成30年、平成最後の秋。

今年の運気(中国の古代にしるされた黄帝内経という本の中に運気という項目があるのです)は「火運大過(かうんたいか)」という年で、地球の気は「火」となります。

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