母子家庭
就活となると、
学生時代の話だけではなく、家族の話も
人生の棚卸しとして自己分析する人も多い。
ある日の、就活シェアハウスでの出来事。
そのシェアハウスの大黒柱的な元気なお母ちゃんみたいな女の子に、
僕がどうしてそんなにいつも笑顔なの?と聞いた。
すると「人」が好き。と答えた。
話を続けると、その子はとにかく家族が大好きなようだった。
そして、何より母親を愛していた。
こんなにに家族が大好きな子素敵だな〜、と感心しながら、
ふっと気付く。
彼女は「片親」で育ったんだ。
話を続けると、
親に迷惑をかけられらないからこそ、
アルバイトで自分で就活貯金をして、
その貯金から就活シェアハウスの費用も捻出しているとのことだった。
すごく心苦しくなった。
この一件の話から、
片親で育った人は
・自分で意思決定する力が強い
・人が好き
・責任感が強い
・就活費は自分で賄う(親に頼れない)
という仮説が立った(半ば無理やり)
彼女が住んでいたシェアハウスは当時20名住んでいてたが、
衝撃の事実がわかった。
なんと片親出身が9名もいた。そのシェアハウス全体の45%だ!
これは偶然に過ぎないのだろうか。
厚労省のデータによると、
日本の片親率はなんと7%ほど。
45%は明らかに高い・・・
厚労省のデータはこちら
→https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000083324.pdf
翌年、就活シェアハウスを運営する地方のミカタには、
インターン生が10名ほどいた。
あるインターン生が片親であることを知る。
そこで前年の異様な片親率を思い出し、調べてみると・・・
インターン生の半数以上が実は片親だった。
それが不思議だ!!!!!!と、
他の役員2名に利用者に片親出身者が多いという話を伝えたら。
衝撃が続いた。
役員A:「実は私も片親なんです。」
役員B:「実は私も・・・」
また震えた!
何故ならば、私もだからだ!
もうこれは、
就活シェアハウスというビジネスと、
片親が相関性あるに違いないと、
特にそこから何もアクションすることはついになかった。
(父子世帯の方とはあまりお会いしませんでした。)
めでたしめでたし。
とにかく母親は偉大であるということ。
今まで愛情2倍分注いでくれた分、今度は僕らが2倍幸せにする番だ。
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