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MATSUMOTO

――――――1995年、世界でも例を見ない化学兵器による
             無差別テロがこの国を見舞った――――――――

日本のマンガ界が真剣に対峙することを避け続けた「日本犯罪史上最悪の凶悪事件」を、フランス人の作家がバンド・デシネ作品として描き出した! 事実に着想を得、かつて実在した宗教団体のテロ事件をめぐる真実の物語、その衝撃の問題作が遂に邦訳化!
『テラ・アウストラリス(南方大陸)』(Terra Australis)の作者LF・ボレとフィリップ・ニクルーが手を組んで贈る、想像を絶する事件の真実を後世に伝え、理解のための手がかりを与えてくれる、驚愕のバンド・デシネ作品、迫真のオールカラーで登場!


あらすじ

1994年、日本の小都市松本。物語の登場人物のひとりである宗教団体の教祖は、30以上の会社を束ねるコンソーシアム代表をも兼ねていた。しかし、信者たちにとって、彼はヒンドゥー教の神シヴァの生まれ変わりであった。

だが、宗教に名を借りた彼の組織の真の目的は、「ハルマゲドン」を引き起こし、日本政府を転覆させることであり、組織の実行部隊を指揮する指揮官は、致死性の神経性ガス兵器の開発を極秘に進めていた。
ガス兵器の実地テストはオーストリアで羊を対象に行われた後、長野県松本市で人間相手に試されることとなる…

しかし、松本は彼らの計画の第一歩にしか過ぎなかった。
1年後の1995年3月20日――後に「地下鉄サリン事件」として世に知れわたることになる恐るべき計画・・・

…それは、第二次世界大戦後、日本で起きた犯罪史上、最大最悪のテロ事件として現実のものとなる!
暴力と祈り――――――
今、世界には過激派組織ISLLによる戦争、頻発する無差別テロと、死と神話的暴力が広がり続ける。20数年前のこの事件とは、混沌と破壊的暴力の21世紀に対しての黙示録だったのかもしれない…





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