何で自分が…将来マイナスとなるキャリアの考え方を捨てる方法とは？

年を取ると
いろいろと辛いことが出てきます。

体力は年々落ちますし、
精神力という点では
持続力や集中力が段々と落ちてきます。

可能性も徐々になくなりますし、
どうしても頭も固くなりがちです。

若い方から見たら
年は取りたくないもんだ…と思われるでしょうが、
良いこともあります。

それは長く生きてくると
中長期的な視点が自然と手に入ることです。

例えば私は今日現在53歳ですが、
社会人になった23歳から
30年間も仕事をしてきているのですね。

自分自身の経験値もそうですが、
周囲の人間たちのキャリア等も見てきて
思うところがたくさんあります。

ここに断言しますが
「今だけカネだけ自分だけ」という考えは
確実に将来の自分を損させます。

収入もそうですし、
幸運や成功もそうでしょうか。

生涯に手に入れられるものを
運命論的に考えれば
ある程度決められていると仮定すると
将来得るべきものを
今得てしまったら
あとは惰性で生きるしかありません。

タコが自分の足を食べるようなものです。

今よりも未来を生きましょう。
今のカネよりも未来にカネを得ましょう。
自分より他者や社会を優先することで
結果的に自分に跳ね返ってくるようにしましょう。

53歳にもなりますと
若い時にブイブイ言ってた人間が消えていたり、
億り人になってた人が
いつの間にか全財産を失っていたり、
早期退職制度で大企業を辞めた後に
まともな職に付けていなかったり、
せっかく独立しても失敗して
上積みされた退職金を全て失っていたり、
実に悲しいケースが身近にあるんです。

こういう人たちは
若いうちからこすっからいと言いますか、
打算が過ぎていたり
計算高さが裏目に出ていたり
損得勘定でしか物事を考えていなかったり、
人を蹴散らすことしかしてこなかったり。

「今だけカネだけ自分だけ」

暗澹たる将来にしたくなければ
今をいかに未来に結びつけるか？という
キャリアプランの発想を持つしかありません。

あ、別に持たなくてもいいんです。
そういう未来になるだけですから。

でもしっかりキャリアプランを持ったからといって
よい未来になるとも限りません。

スキルと経験。
事例とノウハウ。

これらを積み重ねるしかないんです。
今、手にしなければ
先々手にすることはありません。

手に入れた人と入れなかった人の差は
圧倒的に開きます。

これがそのまま未来の選択肢に繋がるのです。

40代、50代と年を重ねて
選択肢が少ないのは辛いですよ。

若いうちの苦労は買ってでもせよ。
そんなのやってられるかよ～と思うと
そういう未来になります。

ステキな人生を送っている50代は
確実に若いときに苦労してますよ。

最近、特に思うのは…
私に言わせれば
巷に溢れるキャリア論は
そのほとんどが間違っています。

考えが浅すぎて、
とても表層的なのです。
こんなのに騙されてはいけません。

「今だけカネだけ自分だけ」

そんな発想で動いていたら
将来確実に窮地に陥りますよ。

まずはそこからの脱却です。
キャリア論は人生論です。

まともな考え方は哲学にあります。
キャリアを学ぶなら哲学を学ぶべきです。

もしくは哲学を学んだ人と話すのがいいです。


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