文が下手

今でこそ、ブログを書いて共感を得てもらえたり、おもしろいブログですねと度々言ってもらえたりするわたしだが、以前は違かった。
文章を書くのが下手だとずっと言われ続けてきた。
文章力がありますね!なんて、言われたことは一度もなかった。


小学校の頃、よく作文を書かせられた。
夏休みや冬休みの課題やコンクールのために、何本も書かせられたが賞を取ったことなど一度もない。

中学・高校の頃、小論文をよく書かせられたが毎回評価は低かった。褒められるのは、文字の綺麗さだけ。
内容はほとんどCやD評価で、自信をなくす一方だった。

就活生になり、エントリーシートを書いていた時は、当時の彼氏にしょっちゅう厳しく言われた(これはありがたいと思っている)。
主張がわからない、結局言いたいことが伝わらない、中身がないとボロクソに言われた。
泣きながら、エントリーシートをよく書いていた。
特に当時はなりたい職業も、夢もなかったので、文を捻りあげて書く作業は苦痛で苦痛で仕方なかった。


わたしはとても感受性が豊かなので、思うことはたくさんある。というかありすぎるので、多分ごちゃごちゃの文になり、文章化できないのだと思う。
感受性が豊かすぎるものだから、睡眠障害にもなるし本当に困ったものだ。


「文が下手な自分」がどうしても許せなくて、どうにか上手くなる方法はないかと考えた。そこで考えたのが、ブログを書くことだった。
日々思ったことや、何気ないことを文章化してみることにした。

思い立ってみたものの、なかなか初めの頃はテーマすら思い浮かばなかった。
書いては消し、書いては消しを繰り返した。
とにかく推敲しては、1〜3時間かかることもザラだった(それもボツになったりする)。


それでも書かなければ意味がない。書かなければいつまで経っても上達しないので、とにかく小さな発見やちょっとした気付きをメモに残してみることにした。
すると、それがブログのテーマになって、書いてるうちにそれなりの文章に仕上がっていた。
初めてブログを仕上げた時は、内容はともかく、あれだけ文を書けなかった自分が文を仕上げられたことがうれしかった。


今では、パパッとブログを書けるようになったし、ライターのバイトもしたことがあるくらいには成長した。今も、知人にライターをやってほしいと頼まれている。
あれだけ文が下手クソだったわたしが、人に文を書いてほしいと頼まれるようにまで成長したのだ。いや〜頑張ったな〜。

わたしは非凡な才能はないし、ただ感じたことや思ったことを軽く文にまとめるくらいのことしかできない。
それでも、今の自分の文章はきっと昔の自分の文章とは大きく違っている。

この前、初めて出された研究室の課題の感想文を読んでひっくり返りそうになった。下手すぎて。なんだこのクソ文は……と思った。
よく教授はこれ読めたな…と、感謝というか恥ずかしい気持ちでいっぱいになった。


今は文を書くことは嫌いじゃないし、何なら暇つぶしの良いツールになっている。
今でも大した文は書いてないけれど、それでも昔のような嫌な気持ちは全くない。
気付いたら趣味になってるのかも。負けず嫌いも悪くないなと、感じるのであった。

《追記》
いつでもテーマは受け付けてるので、どしどしお寄せください。お待ちしています。

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