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ひとり旅 大阪

一昨日から今日にかけて、逃避行のように大阪ひとり旅をしてきた。
会社がブラックで、嫌で嫌で仕方なくて。
もう辞める決意も固まった。
自分の気持ちをリセットするためにも、このタイミングでのひとり旅はベストタイミングだったように感じる。


わたしは物心ついてから東海道新幹線に乗ったことが無かった(高校の修学旅行も海外だったし、京都も悪くないと思うけどなあ)。
なので「新幹線に乗って行く」というのも大きな楽しみのひとつだった。

新幹線に乗ると、もう関西弁が聞こえてくる。
「せやなぁ」
「ほんまになぁ」

喫煙デッキでは、滋賀に住んでいるというおじさんと立ち話をした。
「仙台には何度も行っとるで」
わたしの地元に何度も来てくれたことがあるらしく、今年の夏も福島へ旅行へ行くらしい。
(少なくとも今回の旅行では)関西の人はみんな軽快で、よく喋る。とても楽しかった。


ただ、新大阪に着いてからは違った。
アウェイ感が半端ではない。
聞こえてくる関西弁の応酬。
そして、新快速やら快速やら多すぎて何に乗ればいいのかさっぱりわからない。
「○○方面行き」みたいな、東京にはないアバウトな電光掲示板の表示。
途端にアワアワし始めたが、それもひとり旅の醍醐味のひとつ。
旅というのは、大なり小なりトラブルがつきもの。
むしろトラブルがない旅は、刺激的じゃなくてつまらない。

なんとか電車に乗り込むと、目の前には派手めの服を着た、パンチパーマの青アイシャドウの「オカン」がいた。
マジでいるんだな。これはオモロい。


1日だけ友人と合流し、ユニバーサルスタジオにも行った。4〜5年ぶりに行ったのでとても楽しかった。
フライングダイナソーはえげつないアトラクションだった。
スパイダーマンとジョーズは映画も好きなので、とても楽しめた。
ユニバは20:30閉園なのだが、なぜか20:20くらいなのに元気にナイトパレードをしている。
帰る人、パレードを見る人で出口付近がごった返す。
「帰り道はこちらです」とショップを経由させ帰らされた。最後に買わせるための戦法なのか、ただの道狭のためショップを経由させざるを得ないのか。戦略的なのかアホなのか。
カオスさにどことなく「大阪」を感じた。


朝起きて、ホテルでテレビをつける。
朝のテンションとは思えない感じで、やたら阪神に偏った野球の試合結果が報じられていた。
猛虎打線!虎!虎!みたいな。うるさい。
大阪、いいね。


そして、今日はずっと楽しみにしていたアイスショーを観に行ってきた。
いわゆる「推し」を観に行ってきたのである。
そこでも、もちろん関西圏のスケートファンの方々が多いのでたくさんお喋りしてきた。
「若いのに1人で!よう来たなあ」
「言葉綺麗やなあ、東京から来たん?」
「誰が好きで観に来たん?」
「オバちゃんやから男子トイレでええし、たまに入るで、漏れたらあかんもん」
大阪、とてもいいね。

わたしはネイサンチェンという選手が大好きで大好きで大好きでたまらないので、そんな話もしつつ、おばさま方のオタク話も聞きつつ。
ショーはもちろんのこと、とてもとてもエンジョイした。
「推し」には拙い英語でファンレターを書いて出してきた。ファンレターを書いたのは初めてだった。読んでくれるとうれしいな。


まあそんなこんなで、気付いたら東京に帰ってきていた。
たこ焼きもお好み焼きも、551の豚まんも食べずに終わった。
まあそんな旅もあるよね。

ああ、楽しい楽しい大阪旅行でした。

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