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『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』(佐々木康裕・著)のレビュー

『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』(佐々木康裕・著)のレビュー

コロナウイルスが世界中で猛威を奮っている影響で外出する人が減り、経済が停滞している昨今ですが、尋常ではない影響を受けているのはリテール(小売)です。

もちろん、悪影響は時間差でほかの業種にも及ぶことが予想されますが、いかんせん、小売というのは店舗にお客さんがたくさん来てくれないと成り立たないメカニズムですから、仕方がない側面もあります。

そして、このコロナの一件は「リテール・アポカリプス(小売

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SaaS(サブスク)の指標(KPI)を図式化してみた。

SaaS(サブスク)の指標(KPI)を図式化してみた。

SaaS(サブスク)業界で使う指標を日本語に翻訳しようとしましたが・・・
断念しました。
無理でした。余計にわかりにくくなります。

じゃあ、どうしたら説明しやすいんだろうか・・・と少し考えました。

そこで、15年以上も前のことを思い出しました。

実は私、工業高専の電気科出身の理系です。(中退していますが・・・)
当時、ある先生が数学の授業のときにいつも言っていました。

お前ら、計算式なんか

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私たちのアイデンティティと投資戦略

私たちのアイデンティティと投資戦略

1.設立3年の振り返りと感謝早いもので、ジェネシア・ベンチャーズを立ち上げて2019年8月31日でちょうど3年が経ちました。

ここまでの3年間は、何の実績もない、ゼロイチのスタートアップとして、ただただ全力で走ってきました。2019年8月末現在で、支援先は日本・アメリカ・シンガポール・インドネシア・ベトナム・イスラエルの6カ国で合計63社となり、年内には運用合計金額100億円、ジェネシアの仲間も

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日経産業新聞 Smart Times連載コラム過去寄稿のまとめ

99年の起業から企業再編、上場、リーマンショック後の時価総額70億円から5000億円に至る道、日本、米国、アジアにおけるベンチャーキャピタル投資の経験、上場会社としての海外進出・事業開発の経験等、「起業側」と「投資側」両面(成功と失敗の連続)の視点で、「アジアを起点」として「世界を眺めた場合の景色」を描写すべく(結構難しいです)、2017年11月から(苦闘しつつ)執筆しています。

「ありがたきは

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寺田さん自身が名刺の読み取りを・・・【Sansan】

寺田さん自身が名刺の読み取りを・・・【Sansan】

「では、私が御社の名刺をスキャンしに行きますよ」

Sansanの共同創業者の寺田親弘さんはこともなげに言った。導入したものの、我々が面倒がってやらずにいた「名刺の読み取り作業」を、代わりに自らが来てやってくれるという。
「それ、早く言ってよ~」のテレビCMで有名なSansanは、今や日本を代表するSaaS企業だが、創業後はひたすら節約に努めていた。

2007年、異業種に勤める学生時代の友人たち

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ソーシャルメディアマーケティングの #2020年代の未来予想図 を考えてみた

ソーシャルメディアマーケティングの #2020年代の未来予想図 を考えてみた

noteのお題「#2020年代の未来予想図」にのって、ソーシャルメディアマーケティングの未来予想図を自分なりに考えてみたお話。

次世代のソーシャルメディアマーケティングを考える事を中心に「4つの共」「共創とバリューチェーン」「差別化と競争優位」「次世代のコンセプトSMM2.0」と話が広がっている内容なので1つでも新しい視点を提供できていたら幸いです。

ソーシャルメディアマーケティングというと、

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データと人工知能のかんたんな話

データと人工知能のかんたんな話

出来る限り分かりやすくテックトレンドをご紹介する無料マガジン。第一回目は人工知能とビッグデータの関わり方について取り上げます。

個人の趣味嗜好などに関するパーソナル・データ。そのデータを巡って国内企業同士の争いはもちろんのこと、GAFA を代表するような世界的企業はおろか世界各国の政府を巻き込んだ議論が起きています。

なぜ、そこまでデータが重宝されるのか。その影には AI の存在があるのです。

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ベンチャーキャピタルから個人破産申立されて4,000万円支払った話

ベンチャーキャピタルから個人破産申立されて4,000万円支払った話

事実は小説より奇なり。誰も恨まない生き方をするに至った過程をnoteにまとめ、たった1人でも役立てば良いと考え、ナレッジとして残すことにした。

経営は社長に責任がある。これは間違いない。起業家は出資者を恨むことをしない方が幸せになると思う。これもたぶん間違いない。厳密には違うけれども僕が心がけていることだ。

そんな僕が、金商法違反を平気で行うベンチャーキャピタル(VC)から個人破産申立をされた

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Netflixのアンケートに見る、ブランドプロモーション効果検証の極意

Netflixのアンケートに見る、ブランドプロモーション効果検証の極意

2020年正月のマーケティングトピックは、Netflix一色と言ってもいい盛り上がりよう。特に、元日の新聞広告インパクト・Twitterプロモーションの細やかさが話題です。

一方、マーケティング担当者としては、投資と稼働がかかっているこのブランドプロモーションが、どのように効果検証されているのか!?も押さえておきたいところ。

そこでこの記事では、元日付近に実施されていたNetflixのTwit

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講演は「誰かひとり」に向かって話す。

講演は「誰かひとり」に向かって話す。

ここ5年くらい、毎年だいたい100回くらいは講演があるのだけど、今年は(対談やパネル、司会なども含めて)120回を越えた。

正確に言うと121本。
平均するとだいたい月に10本。3日に1回はなにかしらで登壇していることになる。今年は夏場はそんなに講演がなかったので、春と秋は2日に1本はしていた印象。

もちろん講演は本業ではない。
でも、本『ファンベース』がじわじわ売れ続けていることもあり、その

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2019年第45号 11/6発行 永江一石の「何でも質問&回答」note版 取引先とのインセンティブ契約について

このnoteは110円ですが、1年分がパックになったマガジンだと約1,670円お得でオススメです。

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☆今週の目次☆
1 コンサル以外にインプリ屋さんが生き残る道

2 将来プロゲーマーを目指すので勉強する必要はない?

3 ソーシャル活用で自社の認知を高めるには

4 結婚したら保険には入るべきか

5 取引先とのインセンティブ契約について

6 「将来や

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