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赤字から主力サービスへ。「AkaNe」立ち上げの裏側とこれからについてお話します

GMOアドマーケティング 公式note

みなさんこんにちは!GMOアドマーケティング公式note編集部です。

私たちnote編集部は、GMOアドマーケティングの「事業」「サービス」についてさまざまな角度からご紹介していきたいと思い、このnoteを立ち上げました。

その記念すべき第一弾となる今回は、GMOアドマーケティングが提供する自社サービス「AkaNe(アカネ)」についてご紹介したいと思います。事業責任者をお呼びして、これまで語られなかった事業立ち上げの話からサービスの裏側まで語っていただきました!

今回お話を聞いたメンバー

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【プロフィール】田口 雅光(たぐち まさみつ)
GMOアドマーケティング株式会社
アドプラットフォーム部 部長
2007年、GMOアドマーケティング新卒入社。ガラケー時代から広告枠の仕入れからメディアプランニングまでWebマーケティング全般を担当。特定クライアントに特化した営業チームのリーダーを経験した後、2015年に「AkaNe」の立ち上げ責任者に抜擢。現在は、広告主向けサービス「AkaNe」「ReeMo」の事業責任者をつとめる。

「AkaNe(アカネ)」について

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ー早速ですが「AkaNe(アカネ)」ってどんなサービスですか?

田口:そうですね、一言でお伝えすると「スマートフォン領域における血液の役割を担っているサービス」だと思います。
今は、スマートフォンを使えばいろんな情報を瞬時に仕入れることができますよね。ニュースでもエンタメでもなんでも。そして、世の中にあふれているほとんどのコンテンツは無料で閲覧することが可能になっています。

「それらのコンテンツがなぜ無料で見れるのか?」その答えは「広告があるから」です。Webメディアはもちろん、最近ではYouTubeでも動画視聴の前に高確率で広告が流れています。
何か見ようとする度に「広告が流れてきて邪魔だな」と思われる方も少なくないと思いますが、私たち生活者に無料でおもしろいコンテンツを届けることができる仕組みの裏側は「広告があるから」です。

おもしろいコンテンツを継続的につくるには、サーバー費、企画費、人件費などありとあらゆる費用が発生します。コンテンツをつくる方々は広告で稼いだ費用を資金源として世の中に良質なコンテンツを届けてくれています。

その中で私たちは、Webメディアが無料でコンテンツを提供するための仕組みを「AkaNe」という広告配信サービスによってお手伝いしています。


ー「AkaNe」が持つ特徴について教えてください。

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田口:「AkaNe」にはおもに8つの特徴があります。細かい内容はこちらの画像にある通りです。

①国内最大級のインフィード広告在庫を保有
②レコメンドウィジェットへの配信可能媒体も潤沢
③配信先媒体のホワイトリスト管理が可能
④配信先媒体を全てオンラインで開示
⑤マイクロコンバージョンの設置・管理が可能
⑥記事の読了計測とレポーティングが可能
⑦ブランドリフトの計測が可能
⑧アドフラウド(広告詐欺)対策への取組み

こちらに書いている特徴以外にもタイアップ記事など、コンテンツ広告の配信最適化や動画広告なども取り扱っています。


ー田口さんが「AkaNe」を立ち上げることになったきっかけを教えていただけますか?

田口:「AkaNe」を立ち上げたのは2015年でした。その少し前、じつは会社の転換期(前身のGMOアドパートナーズからGMOアドマーケティングに変わる時期)でもあったので私自身いろいろとキャリアを考えていた時でもありました。今だから言えますけど、転職を考えていましたね(笑)。社長たちにも転職を考えている旨は伝えていましたし、年齢的にも30歳を迎えるにあたり、次は何をしようかなと考えていた時期でした。

そんな時に、GMOアドマーケティングの社長である渡部に呼ばれて「今後、事業を成長させていくためには、自分たちの強みとなるサービスをつくらないといけない。これからはインフィード形式(※)のプラットフォームの時代がくるから一緒にやってみないか?プロダクトの責任者を田口に任せたい。」と言われたことが「AkaNe」立ち上げのきっかけです。

(※)インフィードとは・・・フィード(ニュース記事の一覧など)の内部に広告を表示してサイトの収益とユーザー体験を向上させるフォーマットです。


ー渡部社長から声が掛かり「AkaNe」の事業責任者になられたんですね!

田口:そうですね。この時に誘っていただかなければ、違うキャリアを歩んでいたかもしれません(笑)。声が掛かってからはすぐに渡部社長と一緒にサービス立ち上げに向けて動き始めました。


新しい時代、自社サービス誕生の裏側

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ー「AkaNe」立ち上げの背景について詳しく教えていただけますか?

田口:もともと、GMOアドマーケティングには「AkaNe」の前身となる「ADResult for Smartphone」というサービスがありました。「ADResult for Smartphone」も「AkaNe」同様、広告を最適な媒体(メディア)へ効率的に配信することができるスマートフォン向けアドネットワークサービスでした。


ー「AkaNe」の前身となるサービスがあったのですね!「AkaNe」に変える理由は何かあったのですか?


田口:スマートフォン向けアドネットワークサービスという意味では同じなのですが、「ADResult for Smartphone」は自社サービスではなく、他社からのOEM(※)提供の上で成り立っているサービスだったんです。

渡部社長が声をかけてくれた通り、GMOアドマーケティングの事業を今後成長させていくためには、自分たちの強みとなるサービスを開発していかなければなりませんでした。そこで、これまでの「ADResult for Smartphone」の知見を活かしつつ、インフィード領域でNo.1を目指すためのサービスを開発することにしたんです。

(※)OEMとは・・・Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)の略。製造会社が他社ブランドの製品を製造し(OEM)、企業に納品・提供すること。

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ー「ADResult for Smartphone」から「AkaNe」に変える際、まず最初に取り掛かったことは何でしょう?

田口:まずは自社開発できる環境を整えることからでしたね。
広告配信性能を強化し、インフィード領域における更なる規模拡大と広告フォーマットの拡充を図るためには、自分たちでスピーディーに開発できる環境を整える必要がありました。


ー自社開発できる環境はどのように整えていったのですか?


田口:当時、国内でもいち早くアドテクノロジーに強みを持つ開発メインの会社がありました。株式会社アドクラウド(以下、アドクラウド)という会社です。

自社プロダクトを開発すると決めてからは、アドクラウドの社長に熱烈なオファーを出しました。そこから、GMOアドマーケティングがこれから目指していくミッションやビジョンに共感いただき、ジョインいただくことになったんです。それでようやく開発環境を整えることができるようになりました。

これまで他社のOEM提供のもと成り立っていた「ADResult for Smartphone」の基盤をアドクラウドが開発・提供するアドネットワークASP(※)「adcloud」上へと移行。そこから一気に大幅リニューアルを進めました。

(※)ASPとは・・・Application Service Providerの略。インターネット上でアプリケーションを提供するサービス提供者。


ーそうだったのですね!「AkaNe」というサービス名はどのように決めたのですか?

田口:サービス名とロゴはGMOアドマーケティングのメンバーから公募して決めました。

「AkaNe」という名前は「Ad(広告) Kaleidoscopic(千変万化する) Network(ネットワーク)」の略です。
常に変化し続けるインターネット広告業界において、可変的かつ永続的に対応していくという想いを込めて、上記単語の頭文字を組み合わせた「AkaNe」という名前に決めました。

社内公募では、自社サービスの名前を決めるということで多くの注目が集まり、さまざまな職種のメンバーがアイディアを出してくれました。50個以上の公募が集まったと思います。良いアイディアがたくさん出ていたので選ぶのが本当に大変でした(笑)。みんなが自社サービス誕生を待ちわびていたので「新しい時代がはじまる雰囲気」を感じていました。


先行投資から軌道にのるまでの苦悩

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ー「AkaNe」立ち上げ時に大変だったポイントを教えてください

田口:広告配信プラットフォームなので、やはり1番大変だったのは広告主を集めるのと配信枠(メディア)を集めるのどちらが先か、「鶏卵状態だったこと」が大変でしたね。事業責任者としてはどちらを優先的に確保するか決めて周りを動かしていかなければなりませんでした。


ー広告主とメディア、どちらを優先して確保したのですか?

田口:考え抜いた結果、広告主を集めることを優先しましたね。
「ADResult for Smartphone」の時代に取引のあったメディアの配信枠があったので、その配信枠に提供する案件をうちで一定赤字も持ちながら運用しました。

「AkaNe」を成長させていくために、当時は無理も言いながら先行投資していきましたね。

これは余談ですが、GMOアドパートナーズ連結各社が集まる、マネージャーアワードで「1番経費を使ったマネージャーで賞」を冗談でいただいたこともあります(笑)。


ー先行投資していた期間、不安ではありませんでしたか?

田口:正直、かなり不安でした。「AkaNe」を成功させないと、ただ赤字を出しただけで終わってしまうので「まずは広告案件の流通量を増やさないと」という焦りがありました。


ー「AkaNe」が軌道に乗り始めたなと思ったタイミングはいつ頃でしょうか?

田口:軌道に乗り始めたのはサービスローンチしてから1年後くらいですね。アフィリエイター界隈の方々やインターネット広告を取り扱う広告代理店内で少しずつ「AkaNe」を知ってくださる方が増えました。

「AkaNeが最近効果良いらしい」という評判が出始め、配信したいというWeb問い合わせが多くなってからは「ようやく軌道にのってくれたかな」と感じるようになりましたね。広告主の安定供給もできるようになり、売上も毎月伸びるようになってホッとしたのを覚えています。


7年目に突入した「AkaNe」の今

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ー今お取引している広告主(お客さま)はどんな業界・業種が多いですか?

田口:サービス立ち上げ時から変わらずですが、女性向け商材をお持ちのお客さまにお取引いただくことが多いですね。健康食品や化粧品など、ダイレクトレスポンス広告の案件をご相談いただくことが多いです。


ー現在、AkaNeが抱える課題はありますか?

田口:そうですね、「AkaNe」はサービスをリリースしてから今年で7年目になります。とても長い間、GMOアドマーケティングの主力サービスとして事業を牽引してきました。

ですが、正直にお伝えすると、現在は「AkaNe」が広告配信するアドネットワークサービスの市場としてはシュリンクしてきていると感じています。

RTB領域(オークションの概念)が拡大していくにつれて、良質のユーザーがRTBサービスにとられ、アドネットワークに回ってくる広告在庫も減ってきている状況があります。そして今後、さらにこの影響は拡大していくと考えています。


ーそうなんですね……。「AkaNe」にお申し込みいただくお客さまの状況にも変化がありますか?

田口:「AkaNe」をご利用いただいているお客様で継続的に効果を出せている案件はまだまだたくさんありますし、配信する先のメディアの数が減っているということもありません。

ですが、インターネット業界は移り変わるスピードも速いですし、先のことを予測しながら動いていかなければと考えています。

現状、RTB領域(オークションの概念)の拡大以外に「AkaNe」が直面している壁はいくつかあり、昨今のCookie問題や広告表現の競争激化など超えていかなければならない、大きな壁があります。これまでできていたデータ配信が困難になってきているというのも事実です。

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ー「AkaNe」が直面する課題に対して、今後考えている施策はありますか?

田口:もちろんです!まさに今、新しい施策について動いているタイミングでもあります。ここではまだお伝えできないのですが……。

今後、GMOアドマーケティングをさらに成長させていくためにどんなことが必要か、日々開発メンバーやチームメンバーとディスカッションしています。また、「AkaNe」立ち上げ期のときに感じた「新しい時代がはじまる雰囲気」を感じていますね。

「AkaNe」が「AkaNe」という名前になる前から育ててきた身としては、新しい時代に少し寂しさもありつつ、主力サービスになるまで成長させることができた嬉しさもあります。


ー今後、「AkaNe」そしてGMOアドマーケティングがどのように成長していくのか楽しみですね!

田口:そうですね!いろんな職種のメンバー、環境、経験、知見がたくさん溜まっているので楽しみにしていてください。今後の施策について、詳細をお伝えできるようになったらまたこのnoteでお伝えします!


🔵 AkaNeに関するお問い合わせはこちら


最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はGMOアドマーケティング アドプラットフォーム部 部長 田口さんにお話を伺いました。

次回もGMOアドマーケティングの事業やサービスに関するnoteをお届けしますのでお楽しみに!記事のハートで応援よろしくお願いします。

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