見出し画像

だから私はガラパゴス①:Web Designer 浅沼望

「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」というフィロソフィーのもと、メンバーが自分らしく働ける環境づくりを目指しているガラパゴス 。このシリーズ企画「だから私はガラパゴス 」では、ガラパゴスで働くメンバーが大事にしている価値観やはたらき方、現場の雰囲気や具体的な仕事の進め方を、メンバーそれぞれの視点でご紹介していきます。
記念すべき第一弾は、AIR Designのクリエイティブを支えるデザイナー、浅沼望さんです!

画像1

絵が大好きだった子ども時代、自然とものづくりの道を目指すように

はじめまして。ガラパゴスの浅沼と申します。2018年に入社し、現在はAIR Design for Marketing 事業部のデザイナーとして勤務しています。12歳、8歳、2歳の子どもを育てながら、今(2021年12月現在)はフルリモート、フルタイムで勤務しています。

画像2

▲3人のお子さんは生き物が大好き。自然豊かな場所によくお出かけするそう。

思い返せばずっと絵を書いていた子どもでしたね。小学生の自由課題でもやっぱり絵を書いていて、先生に「将来はデザイナーさんになるのかな」と言われたり。「つくることに携わる仕事をしたい」という気持ちが昔からずっとあり、大学ではインダストリアル(工業)デザインをする学科に入学しました。

新卒でおもちゃの輸入をしている会社に入り、店舗に置かれるPOPや販促物のデザインに関わっていました。8年ほど働いて、その間に1人目を出産しました。とても充実していましたが、なかなかのハードワークで。出産後は時短で働いていましたが、同僚が忙しくしている中で早く帰ることに、引け目を感じてしまうこともありました。

スクリーンショット 2021-12-21 14.41.20

▲砂遊びを通して創造性を育むことについて考えた、新卒時代の浅沼さん。

AIR Designの初期メンバーとして、ガラパゴスにジョイン

2人目が欲しいと考えた時に、一旦リセットしようと思って退職を決めました。家庭をメインに考えて、時間の融通がきくフリーランスのデザイナーに。ただ後々のことを考えるとやはり会社に勤める方が良いとも思い、不動産広告の会社にアルバイトで入ったんです。週3日勤務で、間取り図をCAD図から読み込んで、イラストレータでデータ化したり、広告紙面にそのまま載せるレイアウトなども一部制作していました。

段々業務が忙しくなり「週5日、フルで出社できないか?」という話をいただいたのですが、当時は子どもも小さく、家庭との両立は難しいと考え転職に踏み切りました。

「週3日、一日5時間程度の勤務」かつ「子育てに理解がある」などの条件で転職先を探していたところ、ガラパゴスとのご縁をいただいてアルバイトとして入社しました。アプリ開発のUIデザイナーを募集していたので、未経験のことも含め、色々と挑戦できる可能性を感じましたね。当時ガラパゴスはAIを使ったロゴ制作をしていたのですが、「AIの活用」という点でも非常に興味がありましたし、新しいスキルを身に着けられるのではないかという想いもありました。

人数はもちろん今より圧倒的に少ないですが、新しいものに挑戦する土壌は当時からすごくありました。入社後まず驚いたのは社内の開発メンバーにより改善業務はすべて内製化、オンライン上でほとんどのことが完結する状態だったこと(2018年なのでまだコロナ前の話です)。元々アナログな業界にいたので、本当に衝撃を受けました。デザインのチェックバックもペーパーレスで、最初は戸惑いつつも、工夫や改善の文化があれば「全然問題なくできるんだ」と分かったことは大きな収穫でしたね。

そのような文化からもわかるように、本当にガラパゴスのメンバーは優秀で、かつ素敵な方ばかり。自分が持っている情報を当たり前のようにSlackのチャンネルで共有しますし、自然に教えあう雰囲気ができてるんですよね。

ぼかし1222_スクリーンショット 2021-12-22 12.30.51 (1)

figma(デザインコラボレーションツール)やnotion(ワークスペースツール)を活用しながら、メンバー間で活発な情報共有がされています。

2019年に3人目を妊娠して産休に入ったのですが、復帰後、ロゴからバナーの制作へとビジネスが大きく変わっていて(笑)産休前は手動でやっていたことが自動化されていたりして、やっぱり変わらずに変化と進化を続けている会社なんだということを実感しました。

組織の成長と連動するように、サービスも進化する

AIR Designも今では当社の看板サービスですが、思い返せば紆余曲折ありました。最初は当然ながら何もない中、デザイナーが複数集まって、2、3枚のバナーを巡って「ああでもないこうでもない」と案を出し合う、ある意味アナログなところからのスタートでした。今はバナーの品質はもちろんですが、AIR Designというプロダクト自体がサービスとして大きく成長をしていますね。制作はもちろん、マーケティングの視点や、顧客・市場に合ったクリエイティブのご提案など、CS(カスタマーサクセス)のメンバーと一緒に、一つのチームとして付加価値を提供できるようになったことも大きな変化です。CSチームができて、役割・チームの分担が明確になりましたが、それと連動してサービスも確立していきましたね。組織とシステム・サービスが一緒に成長しながら成長していった、という感じです。

スクリーンショット 2021-12-21 13.51.06

デザインの素材、つまりバナーの情報やデータ素材も社内にかなり蓄積されてきていて、ターゲットに訴求力のある、勝ちパターンのデザインを制作しやすい状態になっています。毎回ゼロから作るのではなく、AIを用いながら素材を組み合わせて、いかにニーズやインサイトに合わせたアウトプットができるか。ただ、もちろん100%AI任せというわけではありません。「神は細部に宿る」ではないですが、AIに対応しきれない部分、最後に残る「人間だからこそできる」仕上げ部分をどう整えるか。そこがデザイナーとしての腕のみせどころ、この仕事の面白いところです。

ガラパゴスならではのデザインのあり方、仕事の進め方

入社して3年以上たちますが、だいぶ組織は大きくなりました。今はチームとして連携しながらも、プロセスごとに役割分担して業務を進めています。大まかな流れでいうと、CSからライターチームにコピーの依頼があり、ライターが作成したコピーを元にデザインを進めるという流れですね。結果、デザイナーは本来の業務に集中できます。困ったことがあればディレクターに相談して、円滑に業務を進められる体制が整っていますね。

少し専門的な話になりますが、視線解析をしてくれるAI「SaliencyMapper」の導入でバナー制作業務が大きく変わりました。これはガラパゴスならではだと思いますが、例えば以下のイラストのようにデザインに対する視線予測を視覚化・数値化してくれるツールで、レイアウトに迷った時やクライアントへの説得材料としてとても重宝しています。

スクリーンショット 2021-12-21 15.17.23

このようなテクノロジー、ツールを活用することで、生産性高く、効率良く、効果のあるデザインを作ることができるんです。その結果、改善にも時間を割くことができますし、より働きやすい環境になるという良い循環が生まれていますね。使用するツールは日々現場の声をもとに進化しているので、今後もより生産性が上がっていくことが期待できます。私自身はクライアントが大手なので、月数百本のバナーを制作することもありますが、そんなノウハウも活用しつつどうニーズに応えていくか考えるのがやりがいでもあります。公式LINEで自分が作ったバナーが流れてくるのも嬉しいですね。

家庭も仕事も、無理なく両立できる環境だから、社員になることを決めた

今年の9月に、マネージャーからお声がけをいただき契約社員になりました。最初はアルバイトとして週3勤務だったのですが、お伝えしている通り日々進化する会社なので、少し抜けただけでプロジェクトが一気に進んでしまう、そんな状態にもどかしさも感じていて。一旦は勤務時間を変えず日数を伸ばしていたんですね。加えて、感染症対策もあり完全にテレワークになったことで時間的にもフルで働ける、社員として働く環境が整ったと考え、お話を受けることにしました。これまでは保護者会とか、短時間の用事でも休みを取得する必要がありましたが、今は問題なく対応できます。もちろん、朝子どもを送り出す時とか、仕事後のお迎えとかバタバタと怒涛の時間を過ごしてるんですが(笑)本当に柔軟な働き方ができていることに感謝しています。

画像6

▲毎年恒例、へクセンハウス(お菓子の家)づくり。早くも次世代のデザイナーの片鱗が?

リーダーの広い視野のもと、自然に助け合う環境

先ほど「社員が素敵な人ばかり」という話をしたんですが、これは嘘でもお世辞でもなく(笑)日々実感しているんです。例えば、予定があって休みたい時には当然のようにお互いフォローし合う環境があります。気兼ねなく休めるので、特に子育て中の人にとっては本当に働きやすいと思います。メンバーの優しさもありますが、とにかくリーダーの視野の広さがすごくって。もう、神かと思うくらい(笑)仕事の進め方も的確だし、いつも気遣ってくれるんですよ。自分の担当じゃなくても「この案件最近どうですか?大丈夫?」って声かけてくださって。

以前、繁忙期に1人で業務を抱えてしまって、かつ子どもも具合が悪い、どうしよう...という時があったのですが、少し相談しただけで親身に聞いてくれて。なんなら「気にせず言っていいんだよ」と、ちょっと怒られるくらい。速やかに関係者と調整して、社外の方と打ち合わせして改善するところまで対応してくれました。その動きに「学ぶことしかない...!」と感動しました。チームとしてメンバーを気遣いながら、かつ業務が上手く回るように周りを巻き込んでいける人がリーダーであることが、すごくありがたいですね。

画像5

ガラパゴスに興味を持たれている方へ

変化が多い会社なので、最初に「これがやりたい」と思って入社しても、気付いたら違うことを任されていた、という可能性はあります(笑)そういう要素を楽しめる方であれば、私たちと一緒にきっと楽しめると思います。あとは、フルリモートで直接的にはお互いの顔が見えないので、コミュニケーションが好きな方だとより円滑に業務が進むんじゃないかと思います。日々変化する中で、助け合いながら事業を成長させているガラパゴスにぜひ挑戦してみてください!

ガラパゴスでは、デザイン産業革命に取り組むメンバーを募集中です!

(文責:武石綾子・髙橋勲)