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Glocal Pussys AtoZ お題「C:customized (or Choosy)for me」

サムネイル出典:Photo by Jack B on Unsplash

Customizeとは:注文に応じて作る
出典:weblio英和辞典
Choosyとは:良いと思うものだけを選ぶ[受け入れる]、好みのうるさい
出典:英辞郎 on the WEB:アルク

みなさんご無沙汰しております。Glocal Pussysメンバー、DJのemです。Glocal Pussys A to Z第三回、更新遅れて申し訳ない。。。

前回「LINEの雑談を編集して掲載するスタイル」に切り替えたと言ってたんですが、諸事情により今回MC RyNとAmandaがお休みのため、DJのAscalypsoとem2人による記述となります。でも、お互いかなりがっつりと書いているので読んでくれると嬉しい。

これまでのGlocal Pussys A to Z

初めての人向け:Glocal Pussysの略歴、このnoteのあらすじは以下リンクをご覧ください。

さて、今回のテーマは「Customize(またはChoosy)」です。カスタマイズするということは、その対象に何らかのこだわりがあるということ。なので、「私はコレにこんなこだわりがある!」というのを書いてもらいました。また、今回ちょっと特別ルールで「Cで始まる何かをCustomize(or Choosy)」と、C×C形式でやってみようと思います。

このテーマに決まる前は「Cosmetics(コスメ)」や「Confession(独白)」も面白そうと思ったのですが、我らGlocal Pussysの生態を考慮すると「コスメ雑談だけでnote5記事は行く」「独白はオンライン/オフライン問わず、シャレにならない燃え方をするのでやめよう」と、ブレーキがかかりました。ご了承ください。

ではでは、Glocal Pussys(MC RyN、Amanda、またぜひお話聞かせてね!)の「Cなものを私好みにCustomize(またはChoosy)」、行ってみましょう。

emの思うC:Color×Choosy

em「今回変則ルール、かつこだわりの強い我々にはかなりカロリーの高いお題やねw だからこそ、面白い話になったら良いな、と思います。
さて、私のこだわりはColor、色です。

子供の頃から色に対するこだわりがすごくて、塗り絵や絵の具で特定の色だけすぐなくなりがちでした。子供の頃は寒色系と緑の中間が大好きで、アイスグリーンやビリジアンとか、マイナーな名前の色ばっかり使ってました。和の色彩名とかも異様に調べてたなあ。浅葱色、萌黄色、紅色が好きだった。

反対にピンクや黄色、茶色は本当に好まなかったというか、自分が身に着けるものとしては合わなくて、今も自分が着る服や持ち物にこれらの色はほぼ入ってないっす。ただ、黄色に関してはビビッドイエローとかを差し色にすることもあるかなあ。

成人になってからは黒×蛍光色!へのこだわりがとにかく強い、というか完全にレイバーファッションやそういう色彩にハマってた。後はWARP Recordsにどハマりしていたのもあって、パープル×ホワイトの組み合わせも超好き(今はなんでWARPにハマってないのかは、また別のお話)。ちなみにこの組み合わせは、最近また別の意味で好きになってしまい因果を感じています。

色彩のトーンについても、かなりこだわりが強い方だと思います。子供の頃はアイスグリーン好きと書いたけど、まあ自分の体裁にはペール、パステル系が似合わないこと似合わないこと。今はビビッド、蛍光、ダークトーンで落ち着いたけど、一時期「何色が合うか」を突き詰めた結果、もうほとんど黒でいいじゃん?となった時期もあります。カラス族(古)かよ。

好きな色のヘッドフォンやケーブルだから買う、というケースも多くて、テクニクスの黒×紫ヘッドフォン(RP DJ-1200)やBeatsの蛍光グリーン×白ヘッドフォンはいまだに在庫ある限り使い続けたかったな、と思ったり。曲作ってないのにRoland TB-3(黒×グリーン配色のTB-303クローン機材)が欲しくなってしまったこともあった。

コスメも自分に合う、そして自分がいいと思うカラーリングか、パッケージ自体もそういうカラーリングか、はかなり見てるなあ。それだけに、モノ(品質や機能、耐久性とか)はいいのに配色やカラバリ残念なもの見るとツラくなる。そんぐらいにはこだわりが強いね。」

Ascalypsoの思うC:Commodity (商品) × Customize

Ascalypso「今回のテーマはこだわり、カスタマイズということなので、自分がDJするときの装備などについて語ってみたいと思います。

ちなみに、最初は大好きな食べ物であるCurryにしようかと思ったのですが、こだわりがあるというよりは、美味しいカレーならどんなのでもだいたい好きなことに気づいたので今回は辞めました。

強引にCつながりで表記するなら、「Commodity (商品) × Customize」かな。
さて、それでは始めます。DJではない人にとってはあまり興味の持てない話かもしれませんが、ご容赦ください。

レコード、CD、USB、コントローラー、PC(SeratoやTraktor)等、人によってDJする際の使用機材は様々だと思いますが、最近、私はどの現場にもレコード、CD、USBの3種類を持っていくことが一番多いです。

UDGのレコードバッグにの7割程にレコードを詰め、隙間にCDJケースとUSBケースとヘッドホンを収めるスタイルです。

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↑こんな感じ。いろいろな方法を試した末、この方法に落ち着きました。

このバッグ、車輪はボロボロだし、相当ガタが来てはいるのですが、購入してから10年以上使えているので、UDGは相当優秀だと思います。
ちなみに買った場所はシスコ坂のDisc Jamだったような気がします。

DJを始めた当初はレコードのみでプレイしていたのですが、数年前に東京から大阪に拠点を移す際に、かなりの量のレコードを手放したことや、移動時の便利さとコストの問題もあり、完全にデータに移行しようとしていた時期もありました。

でも、当時呼んで頂く箱にCDJ等の機材がそろっていないことが多かったり、音響のセッティングがレコードをプレイした時に一番良くなるようになっている箱も多いと感じたので、改めてレコードを使うようになりました。また、naminohanaNewtone recordなどのいいレコード屋に出会えたこともレコード熱の再燃のきっかけの一つですね。

どんな状況でもできる限りベストな音質でやりたいという気持ちはとても強いです。データでやる場合はWAVかAIFFで、再生可能な範囲での最高音質のデータを準備します。

出来るだけお客さんにとって気持ちの良い音をだしたい、というのも一種のこだわりかもしれません。(まぁDJなら誰でもそうかもしれませんが)

爆音はもちろん大好きですが、昔から割れている音が苦手で耳によくないレベルの音量だとすぐに調子悪くなります、特に右耳が敏感。なので自分の前の出番の人から交代する際、自分が快適と感じるレベルまでぐっと音量を下げることもよくあります。

プレーンなリスニング環境できれば、MP3でもWAVでも違いはない、ともよく言われますし、実際、大きなスピーカーで曲を聞かされて、これはMP3ですかWAVですか?と聞かれても当てられる自信は全くないのですが、プレイしている実感として、非圧縮のもののほうがお客さんの反応が良く、フロアに残ってくれる率が高いように思いますし、ブース内の居心地もいいのでそうしています。(こういうのは気持ちもすごく大事だと思っています。)

お客さんが音質の違いに気づかなかったとしても、もっと別の肉体的な部分で何かしらの違いを感じてるんじゃないかな~と思ってます。人がたくさん入ったフロアだと、遠くまでの音の届き方もかなり違うような気がする。

このへんのこだわりのせいでPussysのセットを組む時にメンバーにお手数かけることはあるんですが、みんなできるだけ気持ちを汲んでくれるので本当にありがたいです。
MP3しかないけどどうしてもかけたい曲があるときはMP3を使います。しょうがないね。そこはちょっと柔軟にできるようになりました。

ちなみに自分以外の人のプレイに関しては、全然なんでもいいとおもってます。何使っててもカッコいい人はカッコいいし、音質とかつなぎとかめちゃくちゃでも心底感動することもいっぱいあります。
あくまで自分がやるときは出来るだけこうしたい、というものです。

また、CDRもとてもよく使うツールです。性格的に忘れ物、無くし物がとにかく多い人間なので、1枚くらいなくなってもまた焼けばほぼノーダメージなCDRはとても重宝します。焼いて曲名を書き込む作業がちょっと手間暇かかるんですけどね。曲名はしっかり書いておくのと書いてないのとでかなり結果がかわってくるので、時間があればできるだけきっちり書き込みます。だいたい1枚にmax10曲くらい焼いていくことが多いかな。一曲の容量がデカイ為、あまり詰めすぎるとロードに時間がかかりすぎてヤキモキしたりするので。

CDケースをパタパタめくりながら曲を探していると、意図してなかった曲名が目に飛び込んできて新しい繋ぎを閃いたり、予想外の流れが作れることもあるので、なかなか好きです。CDケース開くと一度に4枚見れるので、約40曲分の曲名をざーっとみることになります。次なにをかけようかと考えながら流し見ていくと、脳が勝手に適切なチョイス引き寄せてくれる感覚になることもあります。楽しいですね。

それはUSBでも同じだろと言われるかもしれないんですが、一度に目に飛び込んでくる情報の量がまた違うので、ジョグを回しながら選ぶのとは、また全然違う気持ちになりますね。あと私は背が低いので、CDJの位置によっては曲名を見るのが大変な時もあり(笑)、手元で選べるものは安心します。

でも最近CDRやCDを焼くドライバーを売っている場所がどんどん減ってきていて、そのうち淘汰されてしまうのかな〜とも思ってます。前はドンキでどっちも売ってたけど、もう売ってないですね。

USBの使いやすさ、便利さについては改めて特筆する必要もないと思うので省略します。最高に便利なツールですが、again、たっぷり曲をつめた1本を無くしたときのダメージはなかなかデカイです。

実は2年くらいSeratoのみでやっていた時期もあるのですが、PC、コントロールバイナル、インターフェース等必須の持ち物の数が多く、PC自体のトラブルや交代時に音が止まる問題等が頻発したので、自分には向いてないとおもい、一旦諦めました。

個人的には、DJという表現方法において1番幅広い表現ができるポテンシャルがあるのがPCだと思うのですが(Toshikoさんがやっていたトラクターの4チャンネル同時に流せるのとか超面白い)、持ち物がちゃんとあるかどうか確認する作業自体でめちゃめちゃ気力と体力を消耗してしまうので、出来るだけ少ないツールで直感的にすぐ音が出る機材のほうが向いています。
とにかく音が出ないという事態だけは絶対に避けたいとした結果ですね。レコード、CD、USB全部持っていれば、多少の機材トラブルが起きても、音が出せないという最悪の事態にはなかなか至りません。

次に現場で使うヘッドホンですが、SENNHEISERのHD558を使っています。

制作にも十分使えるお気に入りアイテムでございます。正直現場でガシガシ使うには高級すぎる感もありますが、自分の好きなものでやるのが一番心が落ち着くので、当面はこれでいくつもりです。耳のとこがマフマフで気持ちいいの。

以前はもう少し下位ランクのHD25シリーズのものを使っていたのですが、盗難にあってしまいました( ;∀;)

↑のシリーズです。これも制作でも現場でも活用しており、相当のお気に入りだったのですが、廃盤で全く同じものが手に入らなかったので泣く泣く諦めました。実は盗った人の目星はついているんですけど、それぞれの事情を鑑みて愛の心で許すことにしました。君のことは変わらず大好きだけど、もうしないでね。(これ読んでるかはわからないけど、読んでたら頼むね本当にショックだから。。。)

ちなみにRecordboxは使っていません。今のところ自分がやりたいプレイをする上で必要性を感じないのと、目に頼らず耳で聞いて合わせていくことを出来るだけやりたいと思っているからです。

でもあれってめちゃめちゃ便利ですよね。
Glocal Pussysでのプレイ時にemちゃんがBPM解析済みキューポイントつきのデータを持ってきてくれることがあったのですが、こりゃ〜楽だな〜と思ったものです。なんだかんだそのうち導入するかも。大阪にもUSB使える箱凄く増えてきましたしね。

以上、まとめてみると、技術的というよりは自分の性格的な問題と何処を優先したいかという基準で今のスタイルに落ちついたんだなと改めてわかりました。また新しい技術が出たらいろいろかわってくるのかなーと思います。自分と全然違うスタイルの人のやり方も聞いてみたいですね。」

em「アスカありがとう!はちゃめちゃに面白かった!!!!そして、さらりとつらみのある言及が……。

アスカのヘッドフォンを盗んだ人へ。
まだ手元にあったらアスカに返却してください。万が一メ○カリとかで売ってたら、出品者IDなど諸々調査するのでよろしくお願いします^^

さて、今回は2人でのnote書き込みなんだけど、5000字超えるのすごいな。こだわりポイントがお互いかなり違うという発見がある。DJ機材のこだわりで補足させてもらうと、私の場合現場での柔軟性・軽量化が一番に考えているポイントかも。

そういう意味だとRecordboxは私にとって欠かせない存在。USBでのDJに完全移行してからは、かける曲のジャンルもIDM/Breakcoreのみとかテクノのみ、とかだったのが一度に数百曲持ち運べるようになったので選曲の幅がめちゃくちゃ広がったのがあるな。

ただ、それでもUSB対応していない現場というか普段クラブでない場所でもDJできるようにしといた方が今後オファー受けやすいかな、と最近思っていてReloopのMIXTOUR買った。この機材、iPhone/iPad/PC対応で最低限のことはできるから、"PAミキサーとスピーカーがあるところ"までDJ対応可能にはなった。その分音質をかなり犠牲にしているので、そこはやはりお互いのこだわりポイントがどの方向を向いているかの違いなのかな、と思う。」

Glocal Pussys A to Z お題「C」。今回はこんな感じで終わりです。2019年更新としては今回が最後ですね。また2020年も、何卒よろしくお願いいたします。次回はD!このキーワードも色々な単語がありますので、みんなで相談しつつ、また全員で更新できれば嬉しいと思います。

告知:新宿ドゥースラー10周年に出ます

Glocal Pussysも幾度となくお世話になっている、新宿南口のDJバー/ラウンジ「新宿ドゥースラー」が、2020年で10周年を迎えます。

私たちは2020/1/17(金)に出演。Glocal Pussysとしては8月頭のRyNバースデー以来となり、4-5ヶ月ぶりですね。このnoteを読まれている方、ぜひともお越しくださいませ。

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