UberEatsに飽きたら シェフをデリバリーすべき3つの理由

コロナが発生して以来、世界は劇的に変わることを余儀なくされ、ライフスタイルは一変してしまいました。

毎日当たり前に通勤していた生活がリモートワーク中心になったり、ランチや飲み会で外食する機会が激減した方も多いのではないでしょうか。

食べ歩きを趣味にしてきた私にとっても、気軽に外食できない今の世界は少し物足りないものです。

コロナを機に多くの飲食店が始めたテイクアウトやデリバリーをそれなりに楽しんでいたものの、何か心に空いた穴が埋まらないまま過ごしてきました。

そこで今回は、思い切って自宅にシェフをデリバリーしてみました。

シェフのデリバリーとは

ああ、お金持ちの人が自宅に職人呼んで寿司握ってもらうやつでしょ？という一昔前のイメージとは違い、リーズナブルな価格で自宅にシェフが来て料理をしてくれます。

出張シェフのサービスは2012年くらいからあるようですが、誰もが知っているようなサービスってまだないですよね。
安いサービスだと3000円～あるみたいです。

今回使ったのは「シェフくる」という最近始まった出張シェフサービスです。
イタリアンの三浦シェフにお願いしました。

シェフをデリバリーすべき3つの理由

結論から先に言います。
これ、普通に外食するより満足度が高いかもしれません。

理由は３つあります。

＜理由１＞
まず１つ目は、自分がレストランに行くんじゃなくて、シェフが自宅に来てくれるから。笑

いや、出張シェフなんだから当たり前なんですけど、やっぱり特別感あるじゃないですか。

お店まで所要時間０分なのも最高です。

＜理由２＞
そして２つ目が、調理過程を間近で見られるからです。

普段レストランで、厨房に入っていって料理を見るわけにもいかないし、シェフの顔も見えないじゃないですか。

シェフが目の前で料理してくれるカウンター席のお店とか個室の鉄板焼き屋とかに行く機会ってそんなに多くないですからね。

料理作ってるところを見るのってやっぱり楽しいですし、写真も撮り放題です。

ましてや、調理中のシェフにああだこうだ話かけても怒られないわけですよ。

レストランはシェフのホームで お客はアウェイですが、自宅ではお客がホームでシェフがアウェイになりますからね。笑

＜理由３＞
最後に３つ目ですが、とりわけお酒を飲む人にとってコストパフォーマンスがかなり高いから。

美味しいレストランに行ってお酒を何杯も飲むと結果としてかなり高ついてしまうことって多いじゃないですか。

出張シェフの場合は、自分でお酒も用意できるので、リーズナブルなものを沢山飲むこともできますし、リッチなものをレストラン価格より割安に飲むこともできます。

その時のニーズに合った価格や種類のお酒を楽しめるので満足度は高くなります。

もちろんシェフにオススメのお酒を提案してもらって料理とのペアリングを楽しみたいというニーズもあると思うので、そういったオプションなどを用意してもらえると更にサービスの幅が広がりますよね。

＜おまけ＞
シェフと知り合いになれるから。笑

これまでどんなお店で働いてきたのかといった話はレストランで聞くことも稀にありますが、他店でこの店が美味しいだとか、どの辺に住んでるのかとか、他愛もない会話も普通にできるので、食べ終わった後はなんか親近感が湧いています。

「知り合いにシェフがいるから今度うちでホームパーティしようよ」って家族や友人を誘いたくなります。笑

レストランに行った際にシェフとそんなに会話をする機会ってないですし、どんなシェフが作っていたかなんて正直記憶に残らないですよね。

私たちがレストランに行きたくなる理由

あ、味について触れていないのは、料理が美味しいというのは前提条件として考えているからです。

結局、レストランの食事で何が楽しいかって、料理そのものに加えて体験価値があるからなんですよね。

テイクアウトだってデリバリーだってご飯自体は美味しいわけです。

ではなぜレストランより物足りないのか。
そこに足りないのはやっぱり体験価値なんですよね。

シェフが「◯◯産の野菜を使った‥」とか「◯◯牛の‥」とか説明してくれると何か美味しく感じるじゃないですか。笑
それがどこの都道府県産のものでも正直いいわけです。笑

バーナーで炙ってみたり、ドライアイスで煙もくもくにしてみたりと、食材や調理法の説明、盛り付けや仕上げのプレゼンテーション等を含めて体験しに行ってるんですよね。

出張シェフは流行るのか

コロナをきっかけに、いやアフターコロナでも一定の市民権を得られる可能性を秘めていると感じました。

美味しいお店を選ぶ時代から、美味しいシェフを選ぶ時代がニューノーマルになるかもしれません。

料理の腕はもちろん、プレゼンテーションに工夫を凝らして、体験価値を高められる人が人気シェフになっていきそうですね。

レストランではできない自宅ならではの体験価値みたいなのが出て来ると、さらに満足度が高まりそうです。

テイクアウトやお取り寄せもそろそろ飽きてきた、レストランの料理が食べたい！という方は是非一度試してみてください。

出張シェフの料理写真

今回頂いた三浦シェフの料理の数々です。
ほんとに美味しかった〜

本日のフィンガーフードの盛り合わせ (エビとマッシュルームのブルスケッタ、牛フィレ肉の煮込み、特選牛の小さなコロッケトリフマヨネーズ、タコのマリネ)

新鮮野菜のサラダ

特選牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ 黒トリュフ香るソースペリグー

まるごと渡り蟹のトマトクリーム〆パスタ

生チョコガトーショコラ、マカロン、フィナンシェ