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外国人と手洗いの習慣

新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、集団生活をする際の習慣として、マスクだけでなく、手洗い、消毒をすることが全世界的に必要条件になって来ていますが、日本人は以前から比較的手洗いもマスクも結構していたと思います。

コロナが蔓延する前には、アメリカでは、マスクをする人は「病人」であるという発想をしていましたし、テロが起こるようになってからは、ヨーロッパではマスクをして街中を歩いていると警察官に声を掛けられるという状態でしたから、日本のように冬にはインフルエンザ対策(うつらない、うつさない)としてマスクをするような習慣を持っているところは、そうそうないのだと思います。

また手洗いも、私たち日本人は幼稚園の頃から、石鹸をネットに入れて、蛇口のところにぶら下げて使う習慣があることもあり、他の国に比べると良く手を洗う文化を持っていると思います。

外国でもフィリピンの人は、清潔な文化を持っています。

シンガポールの友人が、「フィリピン人のメードさんに子供を預けると子供に衛生面の教育をしてくれるから良い」と話してくれたことがあります。シンガポールの中国人よりも、きっとフィリピンの人の方が、手洗いを徹底しているのでしょう。

私も、フィリピン人の友達でちょっとした思い出があります。
アメリカでの留学時代に、フィリピンの友達とお手洗いに行ったときのことです。

私はいつものように、そのまま「金隠し」に行って用を足し、帰る時に手を洗いましたが、彼はお手洗いに入るときに手を洗っていました。(特に泥で汚れていた訳ではありません)

驚いた私は、彼に「何で入る時に手を洗うの?用を足した後の手を洗うのならわかるけど...」と質問をしたところ、彼の説明は理路整然としていました。

  パンツの中に大切にしまっているものの方が、
  どこを触ったか分からない手よりもよっぽどきれいだよ。

フィリピン人友人の、その返事に感嘆したのを覚えています。

皆さん、たしかにその通りだと思いませんか?

私たち日本人は確かに比較的に清潔な生活を送っていますが、気が付かないところもあるのかもしれません。是非、これからお手洗いでは「入るとき」と「出るとき」に手を洗うようにしましょう。

コロナウィルスで苦労されている医療機関の皆さまのご苦労に感謝しつつ、一日も早く終息することを心より祈っています。


異文化コミュニケーション研究所(R)
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