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[解説と設問を発表]The SDGs Report 2021(6)目標10:人や国の不平等をなくそう【英語で学ぶ大人の社会科】第43回 7/3(日)20時@オンライン

SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」について英語で議論。

2022年7月の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。6月の「SDGs英語ニュースについて語ろう」ではSDGsの10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」をテーマに世界を揺るがす経済格差の拡大について議論しました。2022年7月3日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、国連が発行した「The SDGs Report 2021」をもとに、各国で急速に関心が高まっている「分断社会」の解決について、さらに議論を深めたいと思います。このワークショップの解説と設問を発表します。

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから,、または銀行振り込みでお願いします。

【チケット】

The SDGs Report 2021(6)目標10:人や国の不平等をなくそう【英語で学ぶ大人の社会科】第43回 7/3(日)20時@オンライン

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

【ワークショップ】

第二次世界大戦後、戦争の反省を込めて、社会保障と経済成長をつうじて「経済格差の是正」に努めてきた先進国が、岐路に立たされています。パンデミックとロシア・ウクライナ紛争を契機に、経済不安がさらに強まり、各国では現状の資本主義経済の在り方の根本的な見直しを求める声が高まっています。そんな中、政府そして国連がとるべき行動は何でしょうか。今回の「英語で学ぶ大人の社会科」では「格差と不平等」の問題について「The SDGs Report 2021」をもとに英語で議論します。

今月にはフランスとコロンビアで注目の選挙がありました。フランスでは極右政党が議席数を前回選挙に比べて10倍に増やしました。一方、米国寄りの保守政権が続いていたコロンビアでは、かつて左翼系のゲリラ活動家だったという人物が大統領に選ばれました。どちらも選挙の主要な争点は経済政策でした。国民は、国内の行き過ぎた経済格差を是正し、労働者が人間らしい生活を送れる雇用機会の創出と労働条件の改善を求めたのです。

SDGsの「目標10:人や国の不平等をなくそう」は、国、地域、人種、宗教、社会階級など、属性に起因する不平等や差別を解消するための国連の取り組みです。

“世界中から不平等を減らそう"

今回の「英語で学ぶ大人の社会科」はこのテーマについて、以下の報告書の資料を使い、議論します。

Reduce inequality within and among countries

このワークショップの詳細は以下の通りです。

日時: 2022年7月3日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 初回または見学のみ: 800円~

今後は、月1-2回、このシリーズの枠内でSDGsの17の目標について2021年時点で「2030アジェンダ」に向けての進捗状況を検証します。このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及びnote記事購入者にのみ送付します。詳細は前回のnote記事でご確認ください。

The SDGs Report 2021(6)目標10:人や国の不平等をなくそう【英語で学ぶ大人の社会科】第43回 7/3(日)20時@オンライン|Global Agenda

解説

7月10日の日本の参議院選挙を控えて、大きな焦点のひとつになっているのが「賃上げ」です。

経済好循環へ、賃上げ競う 物価高の負担軽減―参院選【公約比較】

賃上げが国策の課題になっている理由はもちろん、30年にも及ぶ経済の停滞にくわえて、一時は北欧と並ぶほど平等な社会と言われた日本で、かつてないほど経済格差が拡大していることに、ようやく人々が声を上げ始めたからです。これまで国民は、景気が上向き、物価が上昇すれば、労働者の賃金水準は自動的に上がるものだと説明されてきました。しかし、アベノミクスで株価が上昇し、大企業の収益が大幅に増えても、一般労働者、特に非正規雇用の労働者の賃金レベルは上がりませんでした。むしろ、近年の富の格差の拡大は安倍元総理の時代の経済政策が原因だといわれています。

Japan confronts rising inequality after Abenomics

また世代間格差はこれまでも取り上げられてきましたが、近年、若年層の間でも経済格差が拡大しているというのです。

Income Inequality Widening among Japanese Aged 25-34: Govt Report

日本の格差の解消と経済成長には何が必要か、海外の複数の識者がその処方箋を語っています。

ここから先は、ワークショップの参加者、note記事購入者とオンライン・サロン会員に送付します。

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