ケンタッキーからNYに届いたN95マスク:4/24 クオモ州知事定例会見
4/24のクオモ州知事のブリーフィング(定例会見)での話。
その際に紹介された手紙とクオモ州知事のFB投稿文を、備忘録としてざっくりと日本語にした。
紹介された手紙は次のような内容。
クオモ様
この国を襲った災害により、あなたが信じられないほど忙しいことを知っているので、あなたがこの手紙を読むことはないだろうと真剣に思っています。現在私たちは国家的危機に瀕していることは間違いありません。
(中略)
私はリタイアした農婦で、カンザス州北東部に肺が1つしかなく、残りの肺に時々問題がある妻と一緒に暮らしています。彼女は糖尿病も患っています。
私たちは70年代になり、率直に言って、私は彼女のことを心配しています。
私が農業をしていた時からの残り物ですが、一つN95マスクを同封します。未使用です。できれば、このマスクをあなたの街の看護師か医師に渡してください。 私は近親者のために4つのマスクを保管します。
人々のリードを、これからもどうぞ頑張ってください。
クオモ州知事のFBには、このファーマーの方からの手紙画像と共に下の文が添えられ投稿された。
この手紙はカンザス州北東部の農家から受け取った。 彼の妻は病気で、彼は年をとっている。
彼は農業のために持っていた5枚のN95マスクのうち1枚を、ニューヨークの医師か看護師の為にと、私に送ってくれた。
これこそが最高のヒューマニティだ。 私は彼の手紙を激励として共有する。
NYの医療現場を心配して、クオモ氏のリーダーシップに感銘を受け、わざわざ大事な数少ない手持ちのマスクの一つを送ってくれる他州の一般個人で、病気を患う奥さんと暮らしている御老人の存在があり、そのことを、NY州の住民にきちんと伝え
なんて美しいことだ、なんて無私で、寛大なんだろう
と称えるリーダーがいる。
こういう一つ一つが人の心にふれ、信頼となる。その証拠に、今回のように、他州の一個人からも暖かい協力の手が差し伸べられるのだ。
だから、不安で不便な今の状況下でも、NYに住む我々は何とか過ごしていられるのだと思う。Stay Homeという行動を起こさせる、まさに「人を動かす」力だ。
この話をしている映像がこちらだ。(2分53秒部分から)
NYのコロナ感染状況はピークは超えたと言われているが、まだまだ先は長い。エッセンシャル・ワーカーでない筆者にできることは、ただ家に篭ること。このミッションは失敗してはならないと、今一度ここで意識を新たに。
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