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いかなる変化も楽しみ多様性を歓迎する

いかなる変化も楽しみ多様性を歓迎する

今回は「変化」と「多様性」のテーマで書こうかと思います。

最も適応したものが生き残る

いつの時代も「社会は大きく変化している」と語れてきました。
僕が社会に出て働き始めた20年も前も、
それからの20年間も同じように、
テレビでも、本でも、雑誌でも、WEBでも、
それこそビジネスの現場でも同じように語られてきた。

僕はこう思うことにしている。

「社会は常に変化し続けている」

変わらないものは1つもない。
この前提の中で自分自身の行動を決めていくことが大切だと思う。


『生き残る種とは、最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。』

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イギリスの自然科学学者で『進化論』を唱えたチャールズ・ダーウィンの有名な名言です。

『進化論』では、生物は不変のものではなく、長期間かけて次第に変化してきたという仮説に基づき、現在見られる様々な生物は、全てその過程のなかで生まれてきたとする理論です。シンプルに言えば、生物のそれぞれの種は、原始生物から環境に適応しながら自然淘汰を経て進化してきたのです。

この有名な学説は様々分野に応用され、経営の世界にも広く、深く浸透しています。

過去の歴史を見ても外部環境(社会構造の変化)に適応できない企業は、新たに適応した企業の出現によってその地位を奪われてきました。

厳しいようですが、社会全体でそのサイクルを繰り返すことで、生産性の新陳代謝が図られ、経済は進化を遂げてきたと思います。

生死をわけるキーワードは『適応』です。
強いでもなく、知的でもなく、最も『適応』したものが生き残るのです。

自ら変化する人材へ

僕らが生きている世界は、社会構造の変化とテクノロジーの変化が相まって、変化のスピードはより高まっていきます。そして、大きな流れとして、少子高齢化社会の日本では機械化(自動化)できるものは機械へ、より付加価値の高い仕事こそ人へ、この流れは変わりそうもありません。

社会は常に変化し続けていて、変わらないものは1つもない。
この前提を共有した上で、組織や個人はどう対応したらいいのでしょうか。

人は「変化」を嫌います。

現状維持を望む人は、これまでの決められた役割、やり方で仕事を続けていく方が向いています。当然ですが「変化」を好まず、保守的な考えの傾向にあります。

ここでの重要なポイントは組織から降りてくる指示は、現時点での「決められた役割、やり方」であって、未来は必ずしも「同じ役割、同じやり方」ではない、ということです。

「決められたこと」=「変わらない」の隠れた前提が、
現状維持バイアスの人には多いように思います。

しかし、社会がどんどん変化し、適応が求められる中で、
これまでの決定事項では適応ができない場面が多くなっています。

組織やチームは変化への対応を図るために、
これまでの指示とは違う方針(新しい指示)を示すことになります。

図にするとこんな感じです。

キャプチャ


1970年代や80年代のように、製造業が全盛の右肩上がりの時代では、大量生産が基本なので売れるものをできるだけ多く、精度高く作るオペレーションが中心でした。

過去が悪いわけではありませんが、製造業からサービス業へ産業の軸足が大きく変わっている今、日々のオペレーションに変更が加えられることはもはや必然なのです。

現代のように変化のスピードが速く、競争相手よりも一早く勝ち筋を見つけ出すことが求められる時代では尚更です。自ら「変化」を生みだし、試行錯誤を繰り返していくことを組織単位、チーム単位、個人単位で進める必要があるのです。

ファーストリテイリングの柳井さんは「毎日組織図を書き換えたい」と言っています。生意気なようですが、最近、僕もその気持ちがわかるようになってきました。

世の中の変化のスピードと、それに適応するための組織開発のPDCAを回すスピードを掛け合わせると、当然ですが変化のエネルギーは最大化されます。同時に現状バイアスの人材の人には、次々に起こる目の前に変化を受け入れられないことがほとんどです。

冒頭に書いたことの繰り返しになりますが、

「社会は常に変化し続けている」

変わらないものは1つもない。
この前提の中で自分自身の行動を決めていくことが大切だと思うのです。

僕は変化を楽しむと決めています。

もう少し踏み込んでいえば、変化させられるのではなく、自ら変化する人材でありたいと思っています。そのためにも自分が変化を生み出せる人材であることが求められます。

社会の変化は待ってはくれません。
適応できず退場させられる前に、自らを変えることは自分自身を守ることに繋がります。

変化は少しずつですが確実に進んでいます。
途中経過で「まだ大丈夫」と強がることはできますが、最終結果はいつも残酷です。

生死をわけるキーワードは『適応』です。
強いでもなく、知的でもなく、最も『適応』したものが生き残るのです。

「適応」とは、社会の変化に合わせて自らを変化させる力です。

僕は変化をノイズのように捉えていません。
変化とは成長です。
成長するためには変化が必要なのです。

成長するために、自ら変化する人材であることは、これからのビジネスパーソンにとって欠かすことのできない素養だと思っています。これは先天的な性格のようなものではなくて、好天的に鍛え獲得していくスキルだと思っています。

多様性を歓迎する

次に、多様性について書きます。

多様性は大事です。
多様性とは、いろいろな種類や傾向のものがあることです。

ビジネスの文脈での多様性のテーマは大きく2つあります。
1つは、性別・年齢・国政などの属性条件
もう1つは、個々の価値観や、ライフスタイル思考などです。

組織が成長を遂げていくには多様性は必要不可欠です。
多様性を求められる理由はなんでしょうか?
こちらも2つあります。

1つは、労働人口の減少
もう1つは、競争力強化のための人材確保です。


ただ、僕は多様性が組織にとって戦略的に必要になる段階というものがある、という自論を持っています。
簡潔にいえば組織づくりの初期段階では多様性はノイズになる場合があると考えています。

その辺の組織づくりのステップについてはこちらをご覧ください。

「多様性を歓迎する」とはどういう状態でしょうか?
僕が、今考えている企業経営としての多様性を書いてみたいと思います。

・ジェンダーとしての多様性
僕は戦力として男性と女性を分けてみたことがありません。ビジネスは勝つか負けるかだけではありませんが、キャッシュが尽きた時に会社としての終焉を迎える以上、キャッシュを生み出すためのビジネス上の競争に勝つ必要があります。

スポーツもそうですがゲームには勝てるメンバーを選出します。上級生だから、下級生だからでレギュラーを選んでいたら勝てる試合にも勝てません。ビジネスも一緒で男性も女性も関係ありません。勝てるメンバーを選んで任せるだけです。

ただ、ジェンダーのバランスは重要だと思っていて組織における男女比は50対50を理想としています。

・年齢の多様性
僕は年齢の多様性も重視しています。若ければいい、ベテランだからダメはありません。あくまでも成果で評価します。成果を出すスタッフが各年代にいることが大事です。

世の中が常に変化している以上、様々な年台のスタッフで組織を形成することで、会社内に疑似的な「世の中」を再現することができます。そうすることで社内での議論が世間一般からずれた的外れなものにならないリスクヘッジもできます。

若くエネルギー溢れるスタッフで組織の骨格が形成されるのを理想としているので平均年齢はやや低く落ち着くことを理想としています。

・キャリアの多様性
僕は人生はやり直せるとの信念があるので、あらゆるキャリアを肯定的に捉えています。大事な視点はこれから何を生み出せるかなので、いわゆる履歴書上のキラキラした経歴を重視しているわけではありません。

営業一筋のキャリアもあれば、デザイナー一筋のキャリア等、様々です。ただ、一筋といってもその内容は人によって様々です。様々な苦労や、躓きがあったかもしれませんし、成功体験や、成長実感を得た瞬間があったかもしれません。

いわゆるエリートも、叩き上げも、成り上がり⁉も、復活組⁉も大歓迎です。

・職種の多様性
僕らの会社はAE&ディレクター、エディター、ライター、デザイナーなどクリエイティブな職種が在籍しています。ここにWEBのエンジニア系の職種が増え、動画のクリエータが増え、組織コンサルティング職が増えていきます。世の中をあっと驚かせるソリューションを提供していくためにも、様々な職種が在籍し、顧客の課題の解決をチームとして取り組んでいきたいと思います。

まとめ


社会は常に「変化」しています。
その中で個人も変化への「適応」を迫られています。

また、僕らの社会は様々な多様性をもった個人の集まりです。逆説的にいえば、異なる価値観が交錯し、社会は変化しているともいえます。
つまり、社会の「変化」とは、個人の「変化」の集合知なのです。

そうであれば、常にある「変化」も楽しんだ方がいいですよね。
そして多くの異なる「価値観」の仲間と一緒に成長を遂げたいですよね。

僕はそう思っています。

だからこそ、
「いかなる変化も楽しみ多様性を歓迎する」


こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!