魔法の杖なんてない。
毎日誰もいないオフィスで仕事しているのですが、本当に快適だな~と思っています。広いスペースに自分しかいないので、コワーキングスペースを独り占めしている気分です。
電話は鳴らないし、話しかけられることもない。何とも集中できる環境です。僕は集中したい時は会議室に籠って資料作成するのですが、今はずっと集中できる環境で逆に落ち着かない感じもします。
僕はだいたい朝の6時過ぎから仕事をしています。
何で早く仕事を始めるのかは様々な理由があるのですが、その中の1つにスタッフが出社する前の一人の時間に集中して仕事を進めたいというのがあります。
僕は超朝型で朝のパフォーマンスレベルが高いです。起きたらすぐ働けますし、脳は秒で起動します。
その代わり午後の14時あたりから、僕の脳みそのCPUは一気に低下していきます。(←しっかりしろ!)夕方18時くらいになると脳がドロドロになっている感じです。
さて、今日は「魔法の杖なんてない」というテーマで書いていこうと思います。
withコロナやアフターコロナというキーワードを多く目にするようになりました。これまでの常識がかわり、新しい常識へと書き換えられると言われています。
特に働くという概念は大きく変わる可能性もあるのですが、終身雇用と年功序列を維持し、現在の労働基準法を多くの人が守ろうとすれば、結果として社会は大きく変わらないだろうなと思っています。
仮に社会が大きく変わっていくとして、そこに適応できる個人でいる必要があります。変わっていける人と、変われない人がいるのですが、それを分けるものは1つです。それは努力だと思っています。(重たっ)
当然ですが人は直ぐに変われません。
人生観変わる出来事なんて誰にでも訪れるわけではありません。普通の人は社会が変わっていく方向を捉え、必死に努力して適応していく他ないと思っています。
しかし、努力は難しいです。
何が難しいかといえば「継続」です。
やると決めたことを継続することが本当に難しいのです。
例えば、今日は4月17日ですが今年のお正月に立てた新年の目標の進捗はいかがでしょうか?
進捗が著しくない人も多いのではないでしょうか。
やろうやろうと思っても、つい先送りして、気付いたら「あれ、もう4月17日じゃん」になっている人もいると思います。
または、一念発起してやり始めたはいいが、3日坊主で終わってしまっている人も多そうです。そういう人に限って「あ~落ち着いたら再スタートするから」なんて言いながら今日もまた先送りしますね。
ドン・キホーテの著者ミゲル・デ・セルバンテスはこう言ってます。
「そのうちやる」という名の道を歩いて行けば、
「何もしない」という名札のかかった家に行きつくことになる
継続するコツは1つしかありません。
毎日やる。
これしかありません。
毎日できないことは続きません。
例えば、このnoteも毎日更新することを決めています。
もし、2日に1回や、1週間に1回、あるいは出来るだけ多く更新なんて感じでやっていたら、僕は速攻で書くことを止めていたと思います。
この毎日じゃない目標は楽なように聞こえますが、実はシンドイんですよね。
2日1回の更新だと天国と地獄が交互に来るわけで、その落差から秒で「もういいわ~」となっていたと思います。1週間に1回に至っては決めたことさえ忘れそうです。これは逆説的なんですが負担を軽くするには毎日やるに限ります。
「明日はnoteを書く日だ・・・」とか「今日中にnote書かなきゃ」なんていちいち思う必要がないのです。だって、毎日やると決めているのだから。
毎日書けば段々と書くリズムもつかめるし、書くスピードも上がってきます。量が上がると誰でもある程度は書けるようになるものです。
そして、毎日書き続けると、その先で習慣化されます。習慣にするということはとても難しいことなのだとあらためて思います。(僕はまだ習慣にはなってないですが・・・)
現代心理学の生みの親といわれるウィリアム・ジェームズ(1842-1910)は著書「心理学の根本問題」の中で習慣についてこういっています。
断固たる態度で決意を実行に移すのが、良い習慣をつける秘訣である。
身も蓋もないですが真理ですね。
ジェームズは研究の中で生物は習慣に従って生きるという事実に着目します。習慣とはつまり神経中枢の「放電」によって一定の反射経路が連続的に活性化される現象だと判断されています。
簡単にいえば身体が勝手に反応するイメージです。
他の動物と人間の習慣的行動の違いは、動物が無自覚なのに対して、人間は意識的に新しい習慣を形成する努力をしなければ行動できない所です。
これは人間には新しい欲や要求を持つ特性があるためですが、ゆえに人間は種として生き延びることが出来ているともいえるでしょう。
自分をアップデートするために新しく行動を始めることは良いことです。
しかし、新しく行動を始めることと、その行動が継続されること、習慣化されることの間には気の遠くなるほどの努力と勤勉が求められます。
行動を継続することによって「こうありたい」という願望を習慣に変えるような作用が、神経系に生じることによって脳が判断し、ある種の無意識で身体が反応するまでになることを習慣というのです。
ジェームズは「神経系を敵ではなく味方にすることだ」と説いています。
行動とか、継続とか、習慣というは大変ですね。
「魔法の杖なんてない。」
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