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2022年グラグリッド10大ニュースを発表します!

皆さま、2022年も大変お世話になりました!
おかげさまで、グラグリッドとして様々なプロジェクトや取り組みに参加させていただく機会に恵まれました。メンバー一同感謝申し上げます。

そんなグラグリッドの活動をふりかえり、10大ニュースとしてまとめてみました!


1.社会実験のためのスタヂオ創設で、地域密着型デザインスタイルが見えてくる

今年の8月に、グラグリッドは渋谷区恵比寿から大田区大森へとオフィスを移転しました。

移転した先は、リノベーション昭和長屋・大森ロッヂの一画にある「笑門の家」。入居するにあたり「オフィス」から「笑門スタヂオ」と名を改め、コ・デザインの拠点にすべく活用を始めています。

そんなコ・デザインの拠点「笑門スタヂオ」では、学生さんやいつもお世話になっているパートナーさん、クライアントさんのご家族、地域の方々をお招きして、8月31日にランタンワークショップ、10月初旬にはザクロ収穫祭など、実験的に取り組んできました。

開放的な笑門スタヂオに移転したことで、これまで以上にグラグリッドに関わる方々や、地域の方々との交流が生まれ、私達のデザインスタイルも変わってきたように思います。

2.ビジョン創出やビジョン浸透支援の多領域展開で方法論が明確に

企業の存在意義を問う重要性が再認識された2021年から、製薬メーカー様、IT企業様、ヘルスケアメーカー様、飲料メーカー様、電気素材メーカー様など、他領域な経営戦略を考える場でビジョンドローイングが大活躍してきました。

2022年は、SECIモデル(組織におけるナレッジマネージメントのモデル)のプロセス(表出化⇒連結化⇒内面化⇒共同化)を、ビジョン思考と組み合わせ実施する、 オリジナルのメソッドが誕生!様々な組織や企業、学校で実践することで、 どこにでも活用できる方法論として研ぎ澄ますこあとができました。

7/8(金)には、Xデザイン学校公開講座「ビジョンとパーパスのアプローチと実践」にて、弊社三澤が登壇し、この方法論についても述べています。

数多くの実践を経て、グラグリッドならではのビジョンデザイン創出、ビジョンデザイン浸透支援の多領域展開で方法論が明確化された1年でした。

3.デザイン経営を支援する組織開発コンサルタント業務が軌道に乗る

2022年のグラグリッドでは、高度デザイン人材育成プログラムの策定と運営を実施し、成果を収め、確実な手応えを得ることができました。

さらに、研修プログラムや、プロジェクト業務にとどまらず、 人材育成戦略、 評価基準策定など、組織戦略にかかわるコンサルティングも含め、幅広い業務を総合的に携わる立場で、包括的に事業戦略に関わることが出来ました。

今後もグラグリッドでは、 変革する組織のために、前から後ろから、刺激を与えて伴走していく体制で取り組んでいきたいと考えています。

4.地域をフィールドにしたコ・デザインの実践が進む

2021年の夏に弊社尾形と、グラグリッドと以前から親交のあった、つばめ舎建築設計 根岸さんが二拠点居住地として、埼玉県寄居町に一軒の空き家を借り、コ・デザインの探究活動が始まりました。

更に、2022年には弊社尾形が寄居町の元スナックだった物件を契約し、本格的に東京と埼玉での二拠点生活をスタート!コ・デザインの実践として、寄居町にある技術を使って革新的な「お土産」を作るプロジェクト「ミヤゲーションプログラム」が始動しました。

まだまだコ・デザインの実践は始めたばかりで、ミヤゲーションプログラムは商品化までは至っていませんが、引き続き来年度も実践を続けていきたいと思います。

5.グラグリッドのビジョンがバージョンアップ!
サービスデザインからソーシャル・イノベーションへの意識改革

グラグリッドはサービスデザインのアプローチで
価値ある体験と社会のしくみをつくるパートナーです。

弊社ウェブサイトのトップページに掲げているこのビジョン。
2020年頃から働き方の変化や、グラグリッドの体制が変わり、今年2022年に私達が大事にしたいことってなんだっけ?と改めて考えるタイミングが訪れました。

これまでは「サービスデザイン」のアプローチを重視していましたが、より広い「ソーシャルデザイン」へ意識を変えたビジョンにバージョンアップしました。

ビジョンのバージョンアップに伴い、ウェブサイトのリニューアルも検討しています。詳しいことは来年度に発表予定ですので、お楽しみに!

6.未来を構想するオンラインプラットフォーム
ホリスティックにサービスデザインを実施

「未来洞察」アプローチを軸に、予測できない未来を捉え、戦略創出へつなぐ、イノベーション推進活動を続けてきたパナソニックラボラトリーさん

2022年春に、これまで蓄積してきた「未来を考える素材」を社会へ開き、多くの人に未来を創造する機会を提供できるオンラインプラットフォーム活動「KIZASHI-LAB」を始動しました。

グラグリッドは「KIZASHI-LAB」誕生へ向けた、構想・UXデザイン支援や「未来を創り出す活動」としてのブランディングに活かせるようビジュアル・アイデンティティ、UIデザイン案を実施しました。

7.つながりをつくるための新しい営業活動制度を採用し
パートナーとの連携した仕事のスタイル

コロナ禍に入り、対面でのお仕事が減り、新しい人との出会いも同時に少なくなってきたように感じています。

グラグリッドでは、新たなつながりを作るために、弊社の三澤が講師を務める武蔵野美術大学での授業でのプレゼンテーションの場へ!
グラグリッドメンバーや、パートナーさん、クライアントさんと同席させていただきました。

学生さんの創造的な提案を、グラグリッドやパートナー、クライアントのみなさんと共に議論をしながら、実現を目指していきました。

このように、大学へ訪問したり、工場へ足を運ぶなど、交わることのなかった場に訪れ、共創できる仲間を集め実験する。そんな新しい営業制度で、楽しみながら活動の場を広げています。

8.オリジナルプロダクト開発プロジェクトが始まる

2022年のグラグリッドでは、7.つながりをつくるための新しい営業活動制度を採用しパートナーとの連携した仕事のスタイルでつながった、墨田区でウレタンやスポンジなどの加工を行っているサトウ化成さんにご協力頂き、オリジナルプロダクトの開発を試みました。

プロダクト開発はまだまだ始まったばかり。引き続き来年度も取り組み、私達ならではのプロダクトを発表できればと考えています!

9.研究開発活動が成果となり学会での発表や大学で講演する

2017年から5年間取り組んできた、新宿区立落合第六小学校でのグラフィックレコーディングを活用した、創造的人材育成プログラム「ノート学」と、それに関係する、部活動や地域協働活動を分析し、学会発表をしました!

この小学校のプロジェクトは、まったく共創が起きていない状況から、徐々に人が集まり、たくさんの活動が生み出され、地域に根ざして自走する文化をつくるまでに成長しました。

プロジェクトを成功させて終わるだけではなく、活動や成果を全部掘り出し、俯瞰することで、多くの大事なことに気づき、自分たちの特性、強みを発見するということが、学会発表で得られたように思います。

発表での新たな刺激や、発見を元に、来年度も創造的な活動にチャレンジしていきたいと思います。

10.メタバースでのワークショップ探索プロジェクトが始まる

世の中で話題のメタバースってなんだろう?
どんなことができるんだろう?
ワークショップをメタバースでできるのかな?

そんな好奇心から、2022年のグラグリッドではメタバース空間でワークショップにチャレンジしました!

3回に渡るメタバース実験の末、自宅にいながらもみんなで同じスペースに集まり、ワークシートを用いたワークショップをできるまでになりました。

しかし、リアルな場でのワークショップと内容があまり変わらず、メタバースならではの実施方法はまだ見つけられていません。

新たな技術にも物怖じせず、楽しみながらどんな活用ができるのか、これからも探求し続けたいと思います!



以上が、2022年のグラグリッド10大ニュースでした。

振り返ると、今年はオフィスが移転したり、これまでの活動を振り返りながら方法論としてまとめたり、学会で発表したり、活動が起動に乗って次のフェーズへ以降するなど、心機一転踏み出した1年だったと思います。

また、寄居町での活動や、オリジナルプロダクトの開発など、私達ならではの活動を探求したり、新たな人との出会いも多くあった年で、とても活発な1年でした。

挑戦を続けていけたのは、支えて、見守ってくださった皆様のおかげです。
ともに活動する機会をいただき本当にありがとうございました。

これからも引き続き、宜しくお願いいたします。
本年も大変お世話になりました。

(グラグリッド一同)



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