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ビジュアルファシリテーション最前線!

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商品企画やデザインの現場で、革新的な視覚化メソッドを実施しているグラグリッドによる実践マガジン! グラフィックレコーディング、グラフィックファシリテーションを含む『ビジュアルファ… もっと読む
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2018年5月の記事一覧

個人で、チームで、専門領域で。可視化に役立つおすすめ書籍12冊

「ファシリテーショングラフィック」「グラフィックレコーディング」「リアルタイムドキュメンテーション」「ビジュアルファシリテーション」等、多様な呼ばれ方で知られるようになった、可視化の手法たち。 私達も、可視化に興味を持っている方から「どんな本を読んだらいいの?」という質問を受けることがあります。 「どこでどうやって活用したいのか?」によって、おすすめできる本は様々。そこで今回は、ビジュアルファシリテーターの本棚の中から、アプローチごとでおすすめの書籍をご紹介します! (入手

見えてなかったものが見える!マスキングテープ仕事術

文具で今、注目をあびているマスキングテープ。 雑貨に貼ったり、DIYに使ったり、飾りつけにつかったり。いろいろなところで使われています。 ワークショップでも、よく模造紙をはるために使われていますね。 模造紙を頻繁に使うグラグリッドのビジュアルファシリテーターたちも、マスキングテープを愛用しています。 でも、マスキングテープって、ただ模造紙を「貼る」だけに使うんじゃないんです! 実はマスキングテープって、見えてなかったものを見て考えるのに、とても役だつ働き者なんです。 今日は

体験を記述すること

※このブログ記事は、グラグリッドwebサイトの内容を再掲しています。 体験は、目に見えるだろうか?その時は見えているつもりだが、後から思いだすことは意外と難しい。 運良く体験の痕跡が残っていたら、それを見て思いだすことができる。 意図的に記録して、意識することでようやく見えてくる。 また、体験した時の高揚感、緊張感、充足感、とまどい、迷い、哀しみ、嬉しさなどのさまざまな感情は、なかなか目に見えず、意識しにくく、記録するのは難しい。 体験を記述する方法の一つ:カスタマー

会社員が学ぶ、プラスアルファのスキルとしてのグラレコ

先日、NewsPicksアンバサダー・猪狩さん主催のイベントでグラフィックレコ−ディング講座を行いました。 「NewsPicksアカデミア」では、「リーダーの教養」をコンセプトに、書籍、イベント、講義、体験などを通じて、「ビジネス×教養」という切り口から、新時代の学びと出会いを提供しています。 この度、さらなる質の高いコミュニティの実現を目指して、会員の皆さんと一緒にイベントやサービスを作っていく「アンバサダー制度」を開始いたします。 https://newspicks.c

1989年、日本にファシグラが初めてやってきた!~ 世田谷のまちづくりから始まった、会議での絵の活用~

ここ数年、絵を用いて対話や議論を視覚化し、促進していく手法に注目が集まっています。 「なんでこんな風に、グラフィカルな記録が用いられるようになったんだろう?」そんな問いを持っている方も少なくないはず。 様々な文献(※)を調査してルーツをたどったところ、1989年の世田谷区のまちづくり計画が起源であるということがわかりました。 そして驚くべきことに、まちづくり計画の背景にある社会の変化や事業の目指す姿は、2018年の今、サービスデザイン含むデザインや、事業戦略立案に関わる私た