三浦瑠麗氏の本を読んで―わきまえた女に冷めてしまった女性
最近、テレビ出演はしなくなったと噂で聞くが一時期は、「テレビの政治部門」というきわめて男性的な空間で、非常に優秀な才能を発揮しその中で「わきまえた女」のポジションを確立していた三浦瑠璃氏について述べてみたい。
私は彼女と1歳違いだ。そしてキャリアも似ている。顔を合わせたことは一度もないが、彼女がどう20代を生きたか、特にアカデミックな世界で彼女が体験したことは、同世代として肌感覚でとても理解ができる。まったく主義主張に感心はしないし、主張もよくわからないものばかりなので、