無名のGKコーチが日本高校選抜のGKコーチのオファーをもらった方法。

こんにちは!
GKコーチの甲斐龍之介と申します。
GK HACKSというゴールキーパーのためのウェブサイトの管理人をしています。

2019年まで僕は、佐賀県の高校サッカー部でGKコーチをしていました。
2012年に就任し7年間。
全国高校サッカー選手権に3回、インターハイに5回出場することはできましたが、それでも全国的に見れば無名のGKコーチです。

GKコーチとしての僕の名前を知っている人なんて、全国にはわずかしかいないでしょう・・・。

ではなぜ、そんな無名のGKコーチである僕が、日本高校選抜のGKコーチのオファーをもらうことができたのか?
このnoteではその方法を詳しく解説いたします。

ちなみに、僕は日本高校選抜のGKコーチのオファーをもらいましたが、実際に選抜チームのGKコーチをすることはありませんでした。
(いや、正確に言うと出来なかったと言う方がよいのかもしれません。)
なぜ僕が選抜のGKコーチを受けられなかったのか、その理由や解決方法もお伝えしようと思います。

これからGKコーチとして成り上がりたいと思っている方には必見の内容となっております。
それではまいりましょう!

僕が日本高校選抜のGKコーチになる方法を知った日

僕が日本高校選抜のGKコーチになる方法を知ったのは、2017年のことでした。
教えてくださったのは、澤村公康さんという方。
GKコーチをしている方なら、ご存知の方も多いでしょう。

澤村公康さん
元日本高校選抜ゴールキーパーコーチ、元女子日本代表GKコーチ、JFAナショナルコーチングスタッフ。
大学卒業後は、鳥栖フューチャーズ(現サガン鳥栖)を皮切りにブレイズ熊本、浦和レッドダイヤモンズ、女子日本代表、川崎フロンターレ、日本高校選抜等でゴールキーパーコーチを務め数多くのゴールキーパーを育て上げる、ゴールキーパーコーチのスペシャリスト。
2015年にロアッソ熊本トップチームゴールキーパーコーチに就任。
2019年にンフレッチェ広島トップチームゴールキーパーココーチに就任。
引用元:https://www.allwinmedia.net/sawamuracom

元々僕は佐賀県の高校サッカー部でGKコーチをすると決まったときから、いつか高校選抜のGKコーチに就任し、ヨーロッパに行ってみたいと思っていました。
しかし、どうすればオファーをもらえるのか、そもそも自分にその資格はあるのかさえ知りませんでした。

高校選抜GKコーチを2回経験した澤村さんに思い切って質問した

2017年に澤村さん主催で行われたGKキャンプに僕は参加していました。
そして、そのキャンプ終了後に、澤村さんを車に載せて走っているときのこと。

「澤村さんって日本高校選抜のGKコーチを2回経験されていますよね?どうすればオファーをもらえるんでしょう?」

澤村さん「甲斐くん、実はね高校選抜のGKコーチはその年の監督の指名制なんだよ。」
「そうなんですか!?」
澤村さん「そう。毎年監督は九州や関東なんかのエリアごとに回ってくるんだけど、その年に選ばれた監督が選抜チームスタッフの人事権を持っているんだよね。」
「つまり、澤村さんはその当時の監督さんから2回指名されたということですか?」
澤村さん「そうそう。1回目は大津高校でGKコーチをしているとき。その次が浜松開誠館のGKコーチをしていたときだね。」
「なるほど。そうすると、その時に選ばれた監督さんと信頼関係が厚いGKコーチが選ばれるということです。」
澤村さん「そういうことだね。」

高校選抜のGKコーチを二度経験している澤村さん曰く、選抜のGKコーチでオファーをもらえる仕組みはこう。

1、毎年エリアごとに監督が選ばれる
例えば、今年は九州エリアの高校の監督、来年は東北エリアの高校の監督。その次の年は関東エリアの監督といった具合に監督の順番が回ってくる。

2、その年の監督が高校選抜全スタッフの人事権を持っている
監督自身が最もやりやすいと考えるスタッフを配置できる。例えば、ヘッドコーチは〇〇さん、GKコーチは■■さん、トレーナーは〇〇さんのように。ちなみに、選ばれる監督も誰でもいいというわけではなく、全国高校サッカーに出場できるレベルの高校や、JFAの上位ライセンス(A級やS級)を持っている人が選ばれる。

このように、日本高校選抜のGKコーチになるためには、そのエリアにおける強豪校の監督との信頼関係やそれ相応の指導力が必要だということになります。

このままGKコーチを続けていればオファーをもらえると確信

澤村さんとの会話は続く。

澤村さん「でも、甲斐くんの場合はいつかオファーが来ると思うよ。」
「そうですかね?」
澤村さん「うん。甲斐くんが指導している高校の監督の〇〇先生は実績十分だからいつかオファーが来ると思う。次に九州エリアに監督が回ってくる頃にチャンスが来るんじゃないかな?」
「それ聞いてワクワクしてきました!」

日本高校選抜のGKコーチが決まる仕組みが分かっても、そこに辿り着けなければ意味がありません。
しかし、幸いにして僕が当時指導していた佐賀県の高校には、九州エリアを代表する名監督さんがいらっしゃいました。

そのため、その監督さんが高校選抜の監督オファーを受けるのも時間の問題。
その監督さんとの間に信頼関係があれば、選抜に帯同できるのではないかと考えました。

2年後- ついに高校選抜のGKコーチのオファーをもらった

澤村さんから高校選抜の仕組みを教わって2年後。
ついにその時が来ました。

当時指導していた高校の監督が日本高校選抜の監督オファーをもらいました。
その後、チームスタッフのLINEグループにも次のメッセージが。

監督「GKコーチをこれから決めないといかんけど、お前がやるか?」
「はい、やります!」
監督「分かった。それで言っとくから!」

GKコーチを始めたときから、ひとつの目標でもあった高校選抜のGKコーチ。
自分にもようやくそのチャンスが舞い込んできた瞬間でした。

もっともっと、GKコーチとして成長してやるぞ!
そう心に決めた瞬間でもありました。

喜びも束の間。GKコーチをすることができない

それから3日ほど経った日。
スタッフのグループLINEに一件のメッセージが。

監督「甲斐はライセンス持ってたよな?」
「いいえ、今は持っていません。GK-C級を持っていましたが何年か前に失効しました。」
監督「・・・。そうか帯同できるGKコーチの要件がライセンス保持者みたいやぞ。一応頼んでみるけど望みは薄そうや!」

ここで新たな事実が発覚しました。
なんと、日本高校選抜のGKコーチはライセンスの保持が条件だったのです。

その後、僕は結局、高校選抜のGKコーチになることはできませんでした。
失効していたライセンスが仇となり、夢にまで見た選抜のGKコーチを諦めることになったのです。

ちなみに、当時の高校選抜のトレーナーは、監督指名の元、その佐賀県の高校から選ばれました。
参照:2020年日本高校サッカー選抜第一次選考合宿|佐賀はっとり整骨院ブログ

日本高校選抜のGKコーチになる方法まとめ

ここまでの話をまとめると、日本高校選抜のGKコーチが選ばれる仕組みは下記の通り。

1、毎年エリアごとに監督が選ばれる
例えば、今年は九州エリアの高校の監督、来年は東北エリアの高校の監督。その次の年は関東エリアの監督といった具合に監督の順番が回ってくる。

2、その年の監督が高校選抜全スタッフの人事権を持っている
監督自身が最もやりやすいと考えるスタッフを配置できる。例えば、ヘッドコーチは〇〇さん、GKコーチは■■さん、トレーナーは〇〇さんのように。ちなみに、選ばれる監督も誰でもいいというわけではなく、全国高校サッカーに出場できるレベルの高校や、JFAの上位ライセンス(A級やS級)を持っている人が選ばれる。

日本高校選抜のGKコーチになる条件は下記の通りです。

1、C級以上のライセンスを持っておく(GK-C級以上ならなおよし)
2、各エリアの強豪校の監督との信頼関係を作っておく

また、詳しくは述べていませんが、次の日程に参加できることも大事です。

・1〜3月の間に5回ほど行われる4日間の合宿に参加が可能
・2週間にも及ぶ欧州遠征へ参加可能

条件を満たせない人はどうすればいい?

このnoteを読んでくださった方の中には、「高校選抜のGKコーチをしたいけど、強豪校の監督さんとのコネがありません」という方も多いかと思います。

そのような方はどうすればいいかということですが、これはぶっちゃけ「強豪校のGKコーチ」になるのが早いです。
なぜなら、選抜のオファーをもらった監督は、自分のチームのGKコーチを選ぶ可能性が高いからです。

では、「強豪校のGKコーチになるにはどうすればいいのか?」ということですが、それも簡単です。
強豪校の監督と仲の良い人と知り合いになることです。

例えば、「各都道府県で最も大きなGKスクールの代表者」と知り合いになれば、強豪校の監督と繋がれる可能性は高いです。
GKスクールの代表者は、GKスクールを運営している関係上、いろんなコネクションを持っています。
強豪校の監督さんも、GKスクールの代表者に対して「今年は良いGKいるかな?」と聞いてきたりもします。

もし、強豪校の監督さんと知り合いになりたければ、「各都道府県で最も大きなGKスクールの代表者」と知り合いになる。
すなわち、どこかのGKスクールのコーチを始めるのが手っ取り早いかもしれません。

余談ですが僕の元にはGKコーチのオファーが山ほど来る

僕は現在、佐賀県のGKスクールや街クラブでGKコーチをしています。
また、過去には佐賀県のいわゆる強豪校でコーチをしていました。
その関係で、今でも山ほどGKコーチのオファーが来ます。

僕に対して「GKコーチしませんか?」というオファーもあれば、「誰か良いGKコーチいませんか?」というオファーも。

例えば、昨年は「J3のあのクラブ」や「中国のあのクラブのU-20」、「全国高校サッカーにもであるあの高校」などがあります。

もしもGKコーチで食べていきたいと思っている方がいれば、気軽にご連絡ください。
GKコーチの枠は生モノなので、その時に必ずしも紹介できるかは分かりませんが、Twitterやウェブサイトからお待ちしています。

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デサフィーラFCでGKコーチをしています。「https://gkhacks.net/」の運営者です。noteでは主にGKコーチ向けのコンテンツを公開しようと思います。
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