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【アルバイトアプリ/イベント・キャンペーン】 N社のエピソードをお話しします⑦

前回の、N社のエピソード⑥でお話ししている続きから、始めます。


まとめ - 某イベント運営業務


アルバイトアプリを利用して、ただ人集めのためだけに悪用しようとする業者がいる現実は、全く困ったことです。

今回のように、アルバイトアプリを、利用する上で、イベント運営会社が、業務代行や、人材派遣会社などの、スタッフを供給する会社に委託して、1社に限られず、複数の会社で人材を募集するものの、全部の会社で集まるほどの人数は、イベント運営には多過ぎています。(いる様子です。)

例えば、イベント運営会社に依頼されて、3社で20名ずつ人材を募集しますが、3社の合計では48名しか採用しないとか、あいまいな募集の仕方を進めています。

日雇いアルバイト情報を見ていると、度々『待機スタッフ』『スタンバイ要員』といった、疑問符のつくような、意味の分かりづらい求人情報を見掛けますが、イベント運営の合理化が進んで行く結果となるような業務では無く、会社間を超えた人材供給の関係が絡んでいるように思います。

しかも、今回のイベント運営では、『帰りのバスが空港までしか無かった』と、複数コメントされていることからも、イベント運営会社、その会社に人材を供給する会社とも、実際に現地に行って働くワーカーへの対応、配慮から、事前周知に至るまで、根本的に欠如しているとしか言いようがありません。

人材会社、私が見掛ける限りでは5社は、アルバイトアプリを利用して、日当1万円を超えている簡素な求人情報を掲載して、ワーカーを集めて、点呼を取るだけ。帰りの点呼すら無くていいのかも、しれません。

アルバイトアプリの募集では無いアルバイト、他のイベント・キャンペーンの単発アルバイトに入ったことがあるため、そう思います。

事前周知は、当初にイベント運営会社から聞いている程度に、簡単に済ませればよいこと?

スタッフ人数は、必要に応じて当日までに肩叩き?

点呼から後は、現地のイベント運営側に全部押しつけておけば済んでしまい?

働かせる人数分の手数料が貰える??

そのような態度が見え見えで、あまりにも悪質です!

n社を始めとする5社は、すべて、アルバイトアプリで、イベント・キャンペーンの職種で、人材を募集しています。引っ掛から無いように、くれぐれも気をつけてくださいね。求人募集の時点で、はっきり悪質と判るものであれば、アルバイトアプリの運営側に『仕事の内容を通報』しましょう。

そして、最後3回目のキャンセルは、同じ職種のカテゴリですが、少々、趣が異なります。

キャンセル③


最後に挙げる会社は、『株式会社s』(以下s社)と名乗っている、統計リサーチ・調査関係の会社です。アルバイトアプリでは、イベント・キャンペーンの職種に含まれる、『アンケート調査』のスタッフを募集しています。

s社では、何回かの調査期間で、アルバイトアプリを利用している様子。マッチングの求人情報を見れば、コメントが以前の古い期間のものも掲載されていて、過去の業務がどのようなものであったかを、一部でも知ることができます

平日から土・日曜日までの連続4日間が、調査期間です。そのうち平日と、日曜日にマッチングしていました。

なお、調査地点は、東京都内の観光地です。

観光地の中央に位置する駅が、今回業務の集合場所です。

勤務1日目、メトロ駅構内の集合場所まで行くと、通路脇に、台車が1台停まっていて、その隣に、スーツ外套姿の男性が佇んでいます。

表情にはまだ堅さが残っているものの、顔の両目は、奥まったように小さく引っ込んでおり、そのため、目はほとんど黒目しか見えません。

大柄で、スーツ姿に身を包んではいますが、肉は顔から全身にかけて、やや膨れたような、垂れ下がっているような、微妙な印象。年齢は判りにくいですが、どっしりとした風格から考えるに、30歳代後半から40歳代前半に見えて来ます。

その男性に声を掛けると、さっそく出勤チェックが始まります。それから、アンケート調査に使う物品の受け渡し、業務説明、業務開始時間までの待機と、全部、立ったままで行います。。

「◯◯さん(私の名前)の担当は、◆◆駅で、もう1人調査員がいますので、現地まで行っていてもいいですよ。ベテランで、業務に慣れている人ですよ。」

「えっ?」

以前に、他社で、同様にアンケート調査をする単発アルバイトの経験はありますが、s社では、アルバイトアプリを通して初勤務です。

現地では、まず、管理者(駅員室)に許可書面を見せて、当日の了承を得る所から始めますが、引率の男性では、その書面は、もう1人の調査員が持って来ると言っていて、先に私1人だけ現地に着いていても、半ば業務の流れに矛盾すると思います。

そのため、集合場所で、もう1人の調査員が来るまで待って、待ち合わせてから、調査場所に向かうことにしました。

待つこと数分、駅改札の方から、ゆっくりと、60歳は軽く超えているであろう高齢の男性が、歩いて来ます。

それからは、調査を引率する男性と、まるで親子のような親しげな会話が始まり、数年来以上の仲がいいことを思わせます。これまで、対象の駅では、何回もそのベテラン男性が担当で、アンケートも多数取得出来ていると、引率の男性から紹介もして貰えました。

2人がひと通り会話する後、調査開始時間に合わせて、そのベテラン男性と私とは、調査地点へと移動します。

調査地点の駅に着き次第、気が急いて必死そうな雰囲気になるベテラン男性は、様々に私に説明をしてくれながら、駅員室に挨拶を急かします。周りに邪魔がる若者たちがいても、押し退けて、お構い無しの対応です。

それから、実際の業務となるアンケート調査を開始しますが、以降のように、なぜアルバイトアプリでワーカー募集するのか、その理由しか判らない出来事の連続です。

・駅構内に設置している商業端末の上には、ベテラン男性の備品ばかり、勝手に拡げて置く。その後、私に向かって言うには、「荷物は床に置くんだよ、置くんだよ」、と繰り返す。

・ベテラン男性が、調査地点の狭い駅構内なので、備品を並べている商業端末の近くで、アンケートを取る。観光案内図の前でもあり、そこから、なるべく離れてアンケートを取ろうとする私には、「そのアンケートの取り方が(改札で出入りする人々の)邪魔になるから、壁側によって、いつも駅員さんに怒られているんだよ。」と繰り返して、相方である私が、行動出来にくいようにする。実は、その壁側には、券売機があって、頻繁に乗降客が行き来しています。

・調査時間の後半に入ってから、相方である私に必ず断りは入れるものの、度々5分程度の休憩に出ている。私より、2回は多く休憩を取っている。そのためか、休憩に出る度に、「休憩に行って来ていいよ」と繰り返す。

・ベテラン男性から、昼休憩を決めるように言われて、2回に分けて取りたいと伝えて言ったが、後の方で、『15時から30分一回ね』と、変なことを言われた。ベテラン男性の希望休憩時間とそぐわないために、いい加減なことを言っているかもしれません。
ベテラン男性の昼休憩は、14時から15時までです。

・アンケートの対象者は、商業端末と観光案内図の間で、日本語・英語で熱心に話し掛けているベテラン男性の方に寄って行く訳ですが、そのアンケート件数も、全部取って行ってしまって、ベテラン男性からは融通してもらえませんでした。

・終いには、まだ業務終了時間になっていないのに、「ようし!もうこの位で終わりでよいでしょう」と、帰る準備をし始めてしまいました。。

業務を一緒に担当する相方へ、さり気無い営業妨害を繰り返す人です。

結果として、ベテラン男性のアンケート回収件数は70件超、私の結果は惨たんたるもので6件と、圧倒的大差に終わりました。

実は、ベテラン男性は、近年の観光地に非常に多くなっている外国人担当とも言える人で、私には、引率男性からも、ベテラン男性からも、日本語担当を言われています。

観光地には、外国人の人出が戻ってきていて、日本人より、外国人観光客と思われる人々が多くなっています。調査当日は、7割方が日本人以外と見えるほどの、外国人の多さでした。

ベテラン男性の話を聞いていると、「エクスキューズ・ミー!」に始まり、まるでヒッチハイクか何かみたいに、外国人に親しげに声を掛け続けています。若い頃には、海外駐在の会社員でも長く任せられていたのであろう、上手な英語の口ぶりです。C県出身と、うかがっています。観光地の道案内から駅の乗降案内まで、まるごと英語でこなしている人です。

今回の求人募集時には、英会話が『尚可』条件で添えられていたため、マッチング時には、多少英会話ができることをアプリで伝えており、ベテラン男性の組にされていることかと思います。

アルバイトアプリでは、雇用枠の募集人数が5人分あったのですが、そのうち現地にいるのは4名。うち2名は、1人で調査地点の業務全体を担当する『一人現場』、もう2名は、s社アルバイトの人と(年配の男性、中年の女性)それぞれペアを組んで、調査地点を担当しました。

当日の業務終了後は、「◯◯さん(私の名前)が、件数が少なすぎるから、◯◯さんが、もう少し頑張ってくれればいいんだよ。」と、引率男性から、注意を受けました。場所は、最初に集合した駅の、同じ通路脇でです。

『じゃあ、どうやって頑張ればよいだろう?』

これまでに書いてきた経緯で、私の側に注意努力を要求されている。思い始めると、結構、悩んでしまうことでは無いでしょうか。

悩んだ挙げ句、引率男性に対して、何点か質問していた所、ふいにしかめ面をし始めて、「土曜日に勤務出来ますか?出来ますか?」と言って、私に繰り返し、念押しをし始めてしまいました。

その後、私の方から、アプリを通して業務終了連絡(退勤)、業務コメントを入れて、何もありませんでしたが、翌日には、日曜日にマッチングしていた分についてキャンセルされた旨が、以下のようにSMSで届いていました。

◯/◯「株式会社s」の募集について、企業より「以前同一企業でご就業いただいた際、今後お仕事いただくことは難しいとの判断になったためキャンセルしたい」とご連絡があり、マッチングをキャンセルさせていただきました。

私の方から、今後仕事することは難しい、今後就業出来ないと言ったことは、決して無いのですが、気がついてみれば、s社からの確認無いままキャンセルに遭っている結果です。

リサーチ会社からすると、『なぜ、一緒の調査地点を担当する2人の間で、そんなにもアンケート取得件数に、差があるのか?』と、まず調査終了の段階では、疑問に思うはずですが、その後、成績給であれば、ベテラン男性の側にインセンティブを追加して渡すことになるでしょう。直雇・常雇の従業員には、モチベーションアップやサービス向上のために、インセンティブ制度や顧客満足度調査を取り入れることが少なくありません。

今回の業務で、現地となる調査地点では、社員の見回りも誰も来ていませんので、そのベテラン男性の独擅場を進めたい意図なのかなと、今では思っています。

ワーカーブロック


11月最後のキャンセルは、ブロックを伴うものです。

s社業務で1回勤務した後、s社から、もう1回分の業務についてキャンセルされていますが、それから後には、s社の他の日時の業務について、一切見られなくなっていたために気がつきました。

s社は、2勤務目のマッチングキャンセル後に、ブロックを行っている様子です。

N社アプリでは、一度勤務したことのあるワーカーの中から、業務上で問題になる人を、比較的簡単に、企業側からブロック出来る機能がありますので、

ワーカー側から問題ありと思うような業務、業者で働く時には、評価コメントで済ませずに、最初から運営側に通報する、業者連絡先に連絡を取るなどの方法がよいと思います。

ブロックされる前に、評価や通報する必要があるとは、今回キャンセルの一件で気づいたことで、運営側に、マッチング求人の募集内容を通報するメニュー機能は、実際の求人情報にしか、ついていないんですよね。

今回は、ワーカーである私が、企業側にブロックされてしまった様子です。。

なお、ブロックについて、SMSや、アプリ内メッセージ等の通知は届きません。

ブロックされた理由は、キャンセルと一緒かもしれませんし、何かその他理由があるかもしれません。s社から、キャンセルの理由は、「ご就業いただいた際、『今後お仕事いただくことは難しいとの判断になった』ため」と書いてあります。

調査の引率男性は、最初は、「毎回、違う場所で、違う調査員と組になります」、と確かに言っていました。今後も、同じ調査員と組にする予定でいたのかもしれませんが、弁解する機会の無いまま、ブロックされてしまいました。

それとも、私のひどい成績を見て、調査地点の担当を2人から1人に減らすなどの、他の方策を講じようとしてのことかもしれません。ただし、そのためのブロックとは、少々度が過ぎている様子ですが。。

s社のホームページを見ると、リサーチ会社と書いてありますが、正社員やアルバイトも、求人情報の掲載はありません。

今回も、キャンセル理由はよく解らないままです。

まとめ - 某アンケート調査業務


昔々のこと、他社のアルバイトからコンビニ関係のアンケート調査に参加した時は、事前の日付に研修会あり、その交通費もあり、リサーチ会社側と会話して、雰囲気を盛り上げながら、業務を進めて行くことが多くありました。

今回、アルバイトアプリが、リサーチ会社への入口でも、その出口である結果が、調査で組む相手の成績重視と、業務キャンセル、またブロック対応とは、背筋が凍る思いがしています。

今回の、s社業務は、業務開始まで何十分と、冷える駅構内の通路脇で待ち合わせ、アンケート調査の説明するのにも、ずっと立ったままです。そのため、すべて急いでいるような、簡潔な内容になってしまいます。

s社からは、1日の勤務完了後に、もう1日分、マッチングしていた分のキャンセル、さらに、ワーカーブロックまでされてしまっているため、もう今後には、s社で業務の機会が無いことと思います。

しかし、s社のように、外国語の努力や、アンケート取得のポリシー等などは、すべて調査員のワーカー任せです。クライアント会社からのポリシー指導や、調査基準を案内する文書も、説明が無い上には存在していないと思います。

日当も、その事前説明会&研修会の時給と交通費発生分も支払われずで、常雇のベテラン調査員などの裁量で、調査の大部分が決まってしまうのです。

ベテラン男性、彼の1日70件たる記録の後には、何のノウハウや、会社としてのポリシーも残っていません。

「以前には、一日に前人未到の90件も回収出来たことがあった。」

ベテラン男性本人と、引率男性とで、そのような自慢話をしていましたが、それも、アルバイトアプリのワーカーで補おうとすることは不適当では無いかと思います。

今回の調査で、2人現場には、常雇のベテランとタイミーを組ませている点、そして、1人現場にも勤務するs社の直雇従業員は少ない様子の点は、不明なことですね。

アルバイト調査員のノウハウが、後任に引き継がれることは無いでしょうが、しかし、それでも、s社が行う調査には問題無いのでしょう。

昔々のアンケート調査業務途中には、様子を見に、リサーチ会社の担当が見回りに来ていましたが、それもs社では、ありませんでした。

外国語のアンケートは不要な調査案件ではありましたが、アンケート回収のポリシー等も、リサーチ会社から事前説明があり、アンケート調査のクライアント企業にあるポリシーの手際良さと、ノウハウを思い出します。

今回の業務について、投稿コメントを読んで行くと、20代、40代と、当日他に同じ調査に入った人のコメントが残されています。以下は、一緒の日に業務に入った、20代女性のコメントです。

「休憩を、自分の好きなタイミングで取れて良かったです。」

理想を高く持ってほしいです。私は、2人現場のため、コメントの通りには、取れなかったのですが。。

続いて、
「説明を受ける時間や、移動時間も勤務時間に入っていて時給が発生するので、良心的だと思いました。」

しかし、s社のアンケート調査は、アプリ応募のワーカーでは、日当にして1万円に届きません。しかも、以前の調査アルバイトにあったような事前研修会が無くなっていることにも、気がついていません。集合場所への交通費を計算に入れてそれでも、日当1万円に届かないのは、アルバイトアプリで手数料を支払い、安く人材を募集しているためで、そのような認識を持ってほしいです。

集合場所への交通費として、往復1,000円、さらに調査現場への往復交通費も発生していますが、それでも1日1万円に満たないのは、アンケート調査員では安い方と考えてください。労働時間は全体で7.5時間の計算では、時給は東京都の最賃に近いです。直雇のアルバイト・パートでは、時給1,300円〜1,400円程度貰っている人もいます。

アルバイトアプリで働く人々に要求される点に、ワーカー側と、マッチング相手になる企業側で行き違いがあります。

アプリを最大限に活用して、利益を得ようとする企業は、あの手この手で、ワーカーを利用しようとしています。マッチングそして雇用契約を結ぶ上で、利用されたり、騙されないように、気をつけたいことです。

11月の終わりに


近年になってから騒がしい『ブラック・フライデー』は、アメリカで、感謝祭の次の日に消費控えを緩和し、儲けを得ようとして、大規模な売り出しを始めたことが、その発端と言われています。

日本語に訳すと、『黒い金曜日』。街なかには気の早いクリスマスソングが流れる頃でもありますが、街並みは、すっかり黒色に彩られてしまいました。ショッピングセールが多いですから、楽しい気持ちに成れるかもしれません。 


コーヒーに光が

ファミレスでも、カフェでも、満員近くまでなっていて、みんな全然楽しそうに、猛然とお喋りしています。外出控えをする高齢者層よりも、少し若い層の人々が多くなっているとは、店内に入って思えることです。また、コロナ5類以降前と比べると、リモートワークは減っている様子です。

一方で、アルバイトアプリには、ブラックアルバイトを手引きする、株式会社、合同会社を問わない、悪どい会社員の面々がなだれこんでいます。

これから年の瀬の12月、それに続いて2024年を迎えるに当たっては、改めて、安全にアルバイトアプリを利用出来ますように、心掛けたいことですね。


N社のエピソード第一弾から読むと、解りやすいかも?

N社のエピソード、2023年末年始版はこちら⬇


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