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大阪市立中央図書館の地下レストランも閉店に

大阪市立中央図書館の
地下レストランも閉店に!!

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お声がけをいただいたのが、
2019年の5月。

一日に4000〜5000人が
来館されるこの場所で、
障がい者雇用に悩む企業と連携し、
障がいスタッフが働ける現場をつくろう!

と動き出し、

GIVE&GIFTの名前を冠し、
大掃除とメニュー開発など、
たくさんの仲間たちを巻き込みつつ、
オープンにこぎつけたのが
昨年の10月のこと。

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想像すらしていなかったのは、
新型コロナウィルスの影響で、
いち早く閉まる公共機関の中に
図書館が含まれることでした。

3月2日に図書館が休刊し、
2カ月以上の待機を余儀なくされ、
待ちに待った、5月16日から再開。

しかし、再開後の図書館は、
来館者は30分までしか
滞在できませんでした。

そして、6月に入り、
今では、60分までの
滞在制限が許されています。

【レストランを再始動させるにあたって】

・5月16日以降の図書館の再開後は
 必ず家賃が発生してしまう

・レストランをオープンしても、
 滞在時間が短く、お客さんが戻らない

・スタッフのシフト、仕入れをはじめると、
 きっと毎月毎月、大きな赤字になる

という明らかな予測のもと、

図書館の心ある担当さんが
こちらを心配してくださる中で
「契約解除」を打診してくださったんです。

いつかコロナが落ち着いて、
再開できる状況が整えば、
改めての「公募」を経て、
再開ができる可能性も残されていると、、、。

(また、大きなお金がかかってしまうけれど…)

残念ながら、、、
大阪市立中央図書館の地下レストランは、

再開の目途が立たず、
3月2日の時点での
「完全閉店」となってしまいました。。。

2019年10月~2020年3月まで、
6カ月を待たず、クローズ。

ご来店いただいた皆さん、
期待を持ってみていてくださった方々、
本当に申し訳ございませんでした。

図書館レストランでお仕事をするために
雇用された障がいスタッフは、

現在、杉本町みんな食堂を拠点にて
いろいろ活躍をしていますので、
また機会があればいらしてくださいね!

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残っているのは、図書館1Fの売店。

現在は無人の自動販売機が置かれていますが、
こちらの運営は変わらず、私たちが担当しています。
(いつか有人の売店に進化するため、準備中)

そして、杉本町みんな食堂、平野宮町みんな食堂。

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膨大なエネルギーをかけて、
この1年の間に仕掛けてきた、
図書館レストラン、鮨店…。

障がい者雇用の新しいチャレンジを
多くの人に知ってもらうための
2店舗のフラグシップは、

コロナに抗うこともできず
私たちの世界から消えてしまいました。

荷物を片づけ、掃除を進める中で、
状況を悲しむ時間は
もう、十分すぎるくらいもらえたので、

チャレンジをした中で得た知識、
出会うことができた人とのつながり、
すべてを未来に活かすため、

ただでは転ばぬ私たちは、
次なる愛情を伝え方を探しながら、
また新たなチャレンジに
大きな一歩を踏み出します。

「福祉と組めば、上手くいく!」をテーマに、【障がい者福祉】では【伝統工芸、都市農業、空き家問題など】の新しい協働を。まちづくり、教育など、人口減少時代の課題解決に取り組んでいる。