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捨ててしまいがちな部分をおいしく!カリフラワーの葉と豆の煮込み

レタスの芯、ズッキーニのヘタ、ブロッコリーやカリフラワーの葉っぱなど、ゴミとして捨ててしまいがちな野菜の部分が好きです。


廃棄を減らすとか節約のために……というのも心の隅にあるけど、味が好きだからというのが私にとって一番の理由。


ギリシャではカリフラワーなんかは結構葉っぱも多めについてたりして。量り売りなので「かさ増しだよなぁ~」と思いつつも、「おいしいから、まあいいか!」となってしまうのです。


この間はカリフラワーの葉と豆で煮込みを作ったので、お料理アイデアとして作り方を簡単に書いておきます。


カリフラワーの葉と黒目豆の煮込み

ありあわせの材料で作る、ギリシャのふだんのおかずです。分量は出してないので、食べたいだけ、大体で作ってみてください。

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材料:
黒目豆または他の豆
カリフラワーの葉
玉ねぎ
にんじん(なくてもいい)
にんにく(なくてもいい)
オリーブオイル(たっぷり)
トマト(生、ピューレ、ペーストどれでも)
フレッシュハーブ(ディル、パセリ、フェンネル、葉セロリどれかあれば)
塩、こしょう
赤唐辛子フレーク(ピリ辛にしたい場合少しだけ加える)

1)まず豆を茹でます。乾燥豆を自分で茹でても、お手軽に缶詰やパックのを使ってもいいです。今回黒目豆を使ってますが、これは戻さずそのまま茹でても早く茹で上がるのでおすすめ。黒い色が出るので、一度茹でこぼすと色よく味もすっきりと仕上がります。
同じくおすすめなのは、缶詰などでも手に入りやすいひよこ豆。戻して茹でるのはちょっと時間はかかるけど、おいしい豆なのでよく使います。
他にはうずら豆や白いんげん豆、ちょっと趣は違うけどレンズ豆でもそれぞれおいしくできます。

2)カリフラワーの葉は、傷んでるところや硬い筋を除いてざく切りにします。玉ねぎは薄切り(縦半分に切ったのを、横にも半分に切って短い薄切りにしてます)。にんじんとにんにくはなくてもいいですが、入れる場合はそれぞれ輪切りとみじん切りにしておきましょう。トマトは生を使う場合、皮をむいて適当に刻みます。もしくはギリシャ風にすりおろしても。

3)鍋に玉ねぎとにんじん、カリフラワーの葉を入れ、オリーブオイルをたっぷり回しかけます。シンプルな味つけが基本のギリシャ料理では、多めに加えるオイルも重要な味の要素。コクとうまみが出るので、恐れず加えてくださいね。
ふたをして弱火にかけ、時々かき混ぜて様子を見ながらやさしく炒めます。塩もちょっと加えておきましょう。色づかせないよう気をつけながら蒸す感じですね。

4)野菜がやわらかくなったら気持ち火を強くし、にんにくを加えて香りが立つまで炒めます。トマトも加え、これも少し炒めます。トマトはペーストなどでもよく、その場合もちょっと炒めるとおいしくなりますよ。いずれも豆と野菜があくまで主役という気持ちで、トマトは主張しないよう控えめにしてください。

5)茹でた豆と、あればハーブも刻んで加え、豆の茹で汁か水でひたひたぐらいに水加減します。黒目豆の場合、茹で汁が黒かったら水の方がいいかもしれません。塩、こしょう、お好みで赤唐辛子も少々加え、ふたをして煮込みます。

6)全体的にくたっとした感じになじんで、汁気が少なくなったらできあがり。味見をして、ととのえてから火から下ろしましょう。できたてよりも少し冷めるまで置いた方が味がなじんでおいしいです。

【味つけについて】

トマトは生を使う場合、ちょっと砂糖を加えると味が丸くなりコクが出ます。また、生とペーストを併用しても。
最後、味が引き締まらない感じならワインビネガーを少々加えてみてください。
追いオリーブオイルは言うまでもなくおすすめです。

【バリエーション】

日本で売ってるカリフラワーにはあまり葉がついてないかもしれませんが、ほうれんそうなどでも作れます。ほうれんそうの場合はアク抜きに軽く茹でてからざく切りにし、手順5で豆と一緒に加えます。また、ケールの場合は玉ねぎにんじんをやわらかく炒めたあと加え少し炒めてください。

【献立について】

ギリシャでは、こういう野菜や豆の料理だけの一品勝負で済ませることも多いです。一緒に食べるのは、パン、チーズ、オリーブがあればじゅうぶん。飲み物はワインが合いますね。動物性のものも欲しいという方は、シンプルに焼いた肉か魚をあわせるといいと思います。

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ちなみに先日は、実はアーティチョークの米詰めがメインでこんなメニューでした。夫がアーティチョークを食べないので、夫には黒目豆とカリフラワーの葉がメイン。

アーティチョークの料理はブログに記事がありますので、そちらもぜひご覧ください。


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