旅と愚か者

“愚か者は人の話を聞かない”
“愚か者は思考をすることができない”

愚かであることは罪であることを暗に言い表している言葉は挙げていけばきりがない。
そういえば、かのリンゴ社の眼鏡ヒゲおじさんも「ハングリーでいろ 愚かでいろ(直訳)」的なことを言ったとされてる。
本当にそう言ったのかな?
何が言いたかったのかな?
については、ちょっと調べれば山ほど答えが見つかるはず。
「調べること」は「思考」とは比べようもないほど簡単なことなので、まあそういうことです。

旅先ではロコの声を素直に聞いた方が有益なことが多いし、それが本当に正しいか役立つかは少し思考すればわかろうもの。
盛り場でキャッチのおにいちゃんの甘い言葉にホイホイ…とならないのはちゃんと思考力が働いているから。(なる人もいるか)

「旅の恥はかき捨てだ!」なんてHな店とか行っちゃうのは思考停止だと思っちゃうタイプなので、経験はないけどね。
地域色あふれる手厚い「その手のサービス」を求めての旅であれば止めやしない。そんなの個人の自由・人それぞれだもの。

ともかく、助言者の話はしっかり最後まで茶々をいれずに聞き、自分にとって有益か否かの判断は後で思考することで結論をだせば間違いない。
いや、間違いの可能性はきっとある。
しかしながら「結論を導き出したのは自分なんだから仕方ないか」と諦めがつくという意味では間違いないことである。
どうあれ、相手の面目をつぶすことがないようにするためにも、きっちり聞いておりますですはい。な姿勢をとることは重要かな。

「御助言いただいた通りにすればよかったのですが、ちょっと色気がでてしまいまして、妖怪ババアさんに尻の毛まで抜かれっちまいましたよ。とほほ」

こんな態度だったら、言うことを聞かなかった結果だとしても、「しょうがないやつだな」とやや優越感を感じさせることもできる。
少なくとも聞いてるふりだけは上手に出来るように訓練は必要だな。なんて思った。
否定的な返答をして議論したがる幼いタイプもいるにはいるけど、その場は「ご意見拝聴!」とひたすら相手の意見を聞くというのは決して愚かなことではないし、愚か者ができる芸当ではない。って思ってる。

とにかく「素直であれ」ということなのかな。
「Be honest!」

GIO.

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