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どこか孤独を感じている人に。フランスの作家サガンが問う「知性、自由、自信」

昭和ー平成と見てきて
この令和の時代は、揺れている。
そこへ追い討ちをかけるように
コロナ禍となり、世界中の人達が
戸惑いの中を生きている。

なので以下の記事を見つけたので
ご紹介します。


〜【ライフハッカー日本版】印南敦史〜
18歳のときに書いた『悲しみよこん
にちは』によって世界的な名声を得
フランソワーズ・サガンは、文学
の才能はもちろんのこと、考え方や
ライフスタイルなどの多岐にわたり、
幅広い支持を得たフランスの作家。
品格があり、しかし破天荒で、
それでいて繊細。
莫大な印税を得たスター作家であり
ながら、アルコール、ギャンブル、
過剰な浪費、病気、薬物依存など、
数々のスキャンダルを生み出してきた
ことでも有名です。

以下、『サガンの言葉』山口路子 著
から引用)

内面的に揺れ動いている人。

つねに自問している人。

自由でありたい、と強く願う人。

結局のところ人は孤独なのだ、とふるえる夜がある人。

誰にも理解されない、と感じる人。

何かをする「理由」を考えることが多い人。

「善」「悪」の基準は曖昧だと思う人。

テレビが嫌いな人。

この恋愛もいつかは終わる、と熱愛中にも客観視してしまう人。

偏見を嫌う人。

慣例に盲従する人を見るといらつく人。

集団狂気に用心している人。

陰影のある人。

精神的に豊かな暮らしをしたいと願う人。

(「はじめに」より)

CHAPTER 1

相手に劣等感をいだかせない

人々がサガンについて語るとき、よく使
われたのは「知性の人」ということば。
ただし「知性」とは、「知識=ある物事
について知っていること」とは違うもの。
そのことに関連し、ここでは晩年の作品
『愛を探して』のなかから次のやりとり
が紹介されています。

――あなたにとって知性とは?

――ひとつの問題に対して多くの視点から
考えられる能力。
視点を変えて学ぶことができる能力。(33pより)
ひとつの事柄に対し、多角的な視点で考え
ることの重要性を説いているわけです。
そして大切なのは、その結果として自分の
考え方を変える必要があると感じたとき、
そうできるだけの柔軟性を持つこと。
自由であることを願うからこそ、他の人の
自由を尊重する
という発想です。
人間を知りたいという欲求があるからこそ、
自分自身を見つめ疑うという作業が大切
なのです。
それに加え、サガンの会話を見聞している
とわかることがあると著者は記しています。
本物の知性の人は、相手に決して劣等感を
抱かせないということ。
これはサガンのいう「やさしさ」にも通じ
ると考えられるでしょう。(32pより)

自由とは、自立とは


自立とは、 自分自身を見つめ、 自分の立
ち位置を 理解することです。
サガンは
「自立した精神なくして自由はない」
いう意見を持っていたそうです。
「自立していれば、ほかの人たちの意見や
世の中の風潮、たとえば、どのようにすれ
ば幸せになれるか、といったバカげたスロ
ーガンなどから自由でいられます」と。
「自立とはトレーニングしなくてはならな
い筋肉のようなもの」であり、まず必要な
のは「自分自身を見つめる時間の余裕を
つくること」、そして、たとえば
「3時間ひとりになって本を読んだり、
音楽を聴いたり、のんびりしたり、考えた
り、つまり頭の筋肉を働かせること」。
また、「自立と自由は私の武器です」
ということばもあるのだとか。
「自立し、自由を求めることは、人生に
対する強い意欲の表れです。
私は自分が自由であることにほんとうに
情熱を注ぎました」(55pより)
世間や、自分ではない他の人たちの考え
に絡めとられることがないように、
サガンはこれほど精神的な自立、自由を
大切にしていたわけです。 (54pより)

いつも自信がない


多くの人は何かをするときに 
「どうしてそれをするのか」、 その理由
や目的を考えないで 「どのようにすれば
よいか」、 方法ばかり考えている ように
思います。
なにかを達成しようとして、あくせくして
いるときこそ、「本来の理由、目的はなん
だったのか」「それをする必要があるのか」
「それは自分が望んでいることなのか」
と、一度立ち止まって考えてみたいところ。
サガンはつねに「考える人」で、その理由
について「自分に自信がないからじゃない
かしら」と語っていたそうです。
「自信をなくすことのない人なんている
かしら。私は自信をもつときがありません。
だから物を書いているのです。
自信のないことが私の健康であるわけです」
(61pより)
そのため毎日のように自分に「どこまで
自分は来たのだろう? 
それについてどう考えればいいのだろう?」
と聞いていたそう。(60pより)

サガンの生き方、考え方を完全に模倣する
ことは難しいかもしれません。しかし、
本書のなかから感覚的に無理なく共感でき
たことだけを取り入れてみるだけでも、目
の前の景色は大きく変化するかもしれません。
〔ココまで〕

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10代の心揺れる乙女(?)だった頃
サガンの小説は私の気持ちを代弁して
くれているようでわけもなく惹かれて
いました。

そして様々な経験を経て年を重ねた今、
「心の安定がほとんどのことを解決して
くれる」と感じています。

心の病を持つ知人が何人かいました。
共通して感じたのは、「真面目で融通が
きかない」傾向があるな、ということ。

柔軟性、臨機応変さで切り抜けら
れることは多々あります。


映画「風と共に去りぬ」で主役のヴィヴィ
アン・リーが最後に放った言葉は使えます。
もう一度結婚生活を懇願し、夫に去られて
しまった時、
【一晩寝て考えよう!】

あともう一つ。
【ケ・セラ・セラ】(1956ドリス・デイ楽曲)
意味:なるようになる

歌ってみると気持ちが軽くなりますよ♪


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