noteを始めました。
すっかり真夏日。
note始めました。
ブログだと書こうとして手が止まってしまう。
ブログは今までにいくつか運営してきたし、今も運営してるのがある。
ブログをブランディングに活用したり、小銭を稼いでるのもあるんだけど、最近なんか違う。ブログを書くことが正直しんどい。
仕事でWeb制作やディレクションをやってて、独立してからというもの当たり前のようにWebライティングやらSEOの勉強をしてきた。
と、まぁそれらが悪い意味で自分が文章を書くということに関して足かせになってしまってるようだ。
「こうあるべき」という概念に囚われてしまい、最近ではブログにする手前で迷いが出てしまい、手が止まってしまう。
8年前、フリーランスになりたての頃は「ブログで稼げる!」と信じて、ひたすら書きまくってた。その頃はスラスラと書けてた。無知だった分、迷いがなかったらしい。
SEOを意識した文章というのは、もう周知されているようにある程度の法則性があって、Googleのガイドラインに沿った書き方が奨励される。
Googleに気に入られるような文章やコンテンツ、人の目を気にした創作などに対して違和感が生まれてきたのかもしれない。
なぜnoteを始めたのか
僕自身、みんなと一緒に右に倣えというのが嫌いなんだと思う。いや、嫌いかな。
会社などの組織に属することが嫌で、フリーランスという道を選んでるくらいなので。
noteを今までやろうとしなかったのも、noteの可能性は感じていたものの、インフルエンサーと呼ばれるブロガーさんが「noteは稼げる!」と宣言したばかりに、みんなが「うわぁー」とばかりに始めたからというのもある。
そんなアイデンティティの人みたいな顔をしてるくせに、他人の目や評価を気にするようになってる。特にフリーランスとして独立してから。
そういうのに疲れてきたのかもしれない。
自分のブログに書くこともできたんだけど、新しいnoteに好きなことを書き綴りたくなったようだ。
「僕が僕であることをちゃんと取り戻す」
この見出しは、個人的に好きな文章を書かれる塩谷舞さんのnoteにあった「私が私であることをちゃんと取り戻す」という一節を拝借。
こどもの頃から読書が好きで、日記もつけるほど文章を書くことも好きだった。
その頃よく読んでた本は、小説やおとぎ話などのノンフィクション。ファンタジーものが好きで、それは今も変わってないと思う。
ところが、ここ数年読んでる本はビジネス本か自己啓発本ばかりで、読む動機はこの本を読んだらもっと稼げるんじゃないかというもの。
高校生の頃、速読法が流行った。本を読んでる時間が至福のときなのに速読するのはもったいなかった。
ところが、成功者の追体験や成功法を仕事の合間に急いで読むようになってしまった。しかも知識としてなので、読書を楽しむというわけでもない。
趣味は読書ですっていってたのが、読書が仕事の一環になってしまってる。考えてみたら、自分らしくない。
文章も同じ。
Google検索に有効なつまりSEOに強い文章、コンバージョンに繋がるような文章。そういうのをもう5年以上続けてきたし、セミナーに参加したりして、そのノウハウを身につけてきた。
それはもちろん、仕事としてやる上で必要なスキルだし、成果を出してきたものもある。
でも、その代償として、Googleに気に入られる文章、人の目を気にした文章を書くことが身についてしまった。
職業病ともいえるかもしれないけど、その結果「僕が僕であること」をどこかに落としてきたようだ。
つまり、ただの情報だったり、僕でなくても書ける文章を創作ではなく量産するようになった。そうそう、自分で書かなくても外注でもよい。
ああ、そうか、自分だけしか書けない本音の文章を書きたくなったんだ。
このnoteを書きながらこのことに気づいてしまった!
僕が僕であることをちゃんと取り戻すための旅としての、noteを描いていこうと思う。なりたい自分ってのもあるから、ちょっとカッコつけながら。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!いただいたサポートは気になるnoteの購入費に使いたいと思います。