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2024年7月中旬 ノシャップ寒流水族館~宗谷岬

 朝5時に旭川市の自宅を出発。ひたすら北上して4時間走ってオープン時間の9時過ぎに稚内市のノシャップ寒流水族館に到着。旭川から稚内は片道250kmくらいありますが、大きい街がなくて信号が少ないのと、無料で走れる高速道路の区間があるので、250kmを4時間くらいで行けます。

 ノシャップ寒流水族館は野寒布岬(ノシャップ岬)にある日本最北の水族館です。海のすぐ近くで、側には灯台が立っています。
 ちなみに、日本最北の地は宗谷岬。たまに勘違いしてる人がいますので、お気を付けて。

 9時過ぎ。
 受付で年間パスポートを購入して、入場。

 ノシャップ寒流水族館の年間パスポートの購入はちょっと変わったシステムになっています。入場時に申込書に必要事項を書いて提出して、退場時に年間パスポートを受け取る。帰りに忘れないように気を付けなきゃ。
 敷地内に入ってすぐ最初、屋外にアザラシの大きなプールがあります。やっぱりまずはアザラシ。

 アザラシのプールの向こうに海が見える。見る角度によってはアザラシが海を泳いでるようにも見える。

 ちなみに、ノシャップ寒流水族館はアザラシのエサやりが出来て楽しいのですが、僕が行った日はエサやりを休止していました。エサとなる魚の確保が難しいからだそうです。
 でも、ノシャップ寒流水族館のアザラシのエサやりは料金が安過ぎるんだよ。1回100円でバケツに魚が丸ごと何匹も入ってる。他の水族館なら、その量は300~500円くらいするし、他の100円のところは魚の切り身を2~3切とかそんな程度。ノシャップ寒流水族館のエサやりの魚はもっと値上げしていいと思う。
 後日、公式ホームページを見たら、夏休み期間だけ特別に数量限定でアザラシのエサやりできるようになったらしい。絶対に楽しいから出来る人は是非やってもらいたい。

 このアザラシの大きなプールを眺めると、ノシャップ寒流水族館に来たなぁ、という実感が湧いてきます。
 しばらくボーっと眺めてから、プールの奥の方に行く。奥に小部屋があり、アザラシの子供がいます。今年の3月に産まれた小さな子供。可愛い~。

 9時30分。
 アザラシの子供を見てから、移動。
 屋外にはもうひとつ、ペンギンとアザラシがいるプールもあるけど、こっちは10時30分からショーをやるので、その時にちゃんと見る。

 ショーまで約1時間。この間に本館の水槽を見よう。本館の入口は2階なので、よっこらしょっと階段を上がって本館に入る。

 ハナヒゲウツボ。

 ゼブラウツボ。

 カクレクマノミ。

 ハナビラクマノミ。

 イシガキダイ。

 ドクターフッシュ。

 熱帯魚のコーナーもあるんだけど、この日は準備中で見れなませんでした。
 なので、これで2階は終了。
 階段を降りて1階へ。

 降りたところが円型のフロアになっていて、外周がぐるっと大きな回遊水槽になってます。

 稚内の近海の生物の水槽の並び。

 タラバガニ。

 エゾメバル。

 サメカレイ。

 ケガニ。

 これで本館を一周。外に出よう。

 10時20分。
 もうすぐショーが始まる。ペンギンとアザラシのプールに行って、早めに見やすいポジションに立って確保。
 ここのプールはペンギンと若いアザラシが同居しています。同居は北海道内ではここだけ。日本全国でも数ヶ所だけらしい。ものすごく珍しい。

 しかも、ペンギンとアザラシのバックに本館があって「ノシャップ寒流水族館」という名称がバッチリ見えて、更にその向こうに灯台がある。ものすごく綺麗な光景。

 同居しているペンギンとアザラシを見ていると、何人もの人達がアザラシの大きなプールにほうに急いで向かっている。「いやいや、ショーはこっちだよ。場所を間違ってるよ」とか思いながらその人達を目で追うと、アザラシの大きなプールにスタッフが来ていて、アザラシに魚をあげる準備をしてました。みんながこっちに向かってたのは、これか!
 僕も急いで大きなプールのほうに行きました。途中に階段があるけどガシガシ上がって、僕がプールに着いたとほぼ同時にエサやりが始まりました。

 スタッフさんがプールに魚を投げ入れる。
 ほとんどの動物園や水族館ではアザラシ1頭ずつに確実に魚を1匹ずつあげていくけど、ノシャップ寒流水族館はそんなに親切丁寧じゃない。魚を適当に何匹もまとめてプールに投げ入れる。アザラシはバシャバシャと泳ぎ周って跳び上がって魚を奪い合う。

 最北の水族館のアザラシのエサやりは豪快です。ものすごく面白い。
 ちなみに、そんな魚の奪い合いの中に入れないアザラシもいるので、そういう子にはちゃんとゆっくり魚をあげてます。

 アザラシのエサやりが終わって、あらためてペンギンとアザラシが同居してるプールに戻る。さっきとほぼ変わらないポジションを確保。

 10時30分。
 ペンギンとアザラシのショー。
 ペンギンは特に芸はしないけど、スタッフさんと一緒にちょこちょこ動いて可愛い。

 アザラシはスタッフさんの指示で色んな芸を見せてくれる。

 この日はけっこう暑かったので、アザラシがプールに入ってスタッフさんの指示を無視することもありました。ショーとしては失敗なのかもしれないけど、わがままなアザラシが可愛かったし、珍しい光景を見れたので僕は面白くて楽しかった。
 あと、スタッフさんが動物に指示を出す言い方が「〇〇さんやってくれますか~」みたいな感じの丁寧な言い方で、ものすごく好感を持ちました。

 ノシャップ寒流水族館は青少年科学館も併設されており、水族館の入場料だけで科学館にも入れます。

館内には様々な展示とプラネタリウムがあります。ぶらぶらと展示を見て周って、プラネタリウムも見ようかなと思ったんだけど、この時にすぐ見れる回の内容にあんまり興味をそそられなかったのでスルー。

 11時。
 科学館を出て水族館に戻って来ると、荷物を持ったスタッフさんがアザラシの大きなプールのほうに行き、そのまま奥のほうに入っていったのが見えました。アザラシの子供の小部屋の場所だ。
 何かやりそう。ちょうどいい時に科学館を出て水族館に来た。これはラッキー。
 急いでアザラシの子供のほうに行ってみると、ただの掃除でした。アザラシの子供へのエサやりかな?って期待したけど、全然違った。
 でも、掃除してるスタッフから逃げようとするアザラシの子供が可愛い。

 そして掃除が終わると、スタッフさんはいつくかのオモチャを置いて行ってくれました。しばらく見てると、アザラシの子供がオモチャで遊び始めた。可愛い。
 結果的にやっぱり超ラッキー。

 11時20分。
 これで、ノシャップ寒流水族館で見れたいものは全部見た。小さい水族館なので、じっくり見ても2時間くらいで見終わっちゃう。
 ショーは午後からもう1回あるけど、その時間まで待っているのはちょっとつらいかな。
 今日のノシャップ寒流水族館はこれで終わり。時間は短いけど、見たかった光景はほぼ見れた。満足。
 退場しようとして受付の前を通る瞬間に思い出した。年間パスポート受け取らなきゃ。年間パスポートで来年の7月までにまた来よう。

 ノシャップ寒流水族館を出て、道路を挟んで向かいにあるお店の「あきかわ屋」に行く。ノシャップ寒流水族館はお土産を売ってないので、ここで野寒布岬(ノシャップ岬)のお土産で良い物あるかな~と見てみる。
 野寒布岬(ノシャップ岬)の先端まで行こうかとも思ったんだけど、観光のお客さんがたくさんいたので、遠目で見るだけにする。

 11時30分。
 駐車場に戻って車に乗り込んで、出発。
 ノシャップ寒流水族館からほんの数十メートルくらい行ったところで、車が進まずに停まってる。道路の脇では大勢の人がスマホを構えて何かの写真を撮ってるっぽい。
 なんだろう?と思いながら待ってると、10頭くらいの鹿の群れがお店の建物の陰から出てきて、歩いて道路を横切っていきました。みんなは鹿を見てたのね。野生動物が道路に出てくるのは見慣れてるけど、10頭くらいの鹿の群れが道路を横切るのは初めて見た。ビックリ。

 さて、今日はこれからもう1ヶ所、行きたい場所があります。
 日本最北端の宗谷岬。

 北海道の地図を見ると、一番上(北)の先っちょに2本のツノがあります。その左側(西)の少し低いほうが野寒布岬(ノシャップ岬)で、右側(東)の高いほうが宗谷岬。
 野寒布岬(ノシャップ岬)から東に向かい、最北の海岸線を走っていきます。

 12時20分。
 約40km走り、1時間弱で宗谷岬に到着。
 過去の写真データを確認してみたら、8年ぶりの宗谷岬。
 風が強い。

 人はけっこうたくさんいたけど、みんな気を使い合って他の人の写真に映り込まないようにモニュメントから少し離れて見ていて、空気を読み合って順番にモニュメントの前に行って、記念撮影。
 だから、モニュメント前で記念撮影したい人が譲り合って空いた瞬間に写真を撮ると、誰もいない(笑)

 モニュメントの裏まで周り込んで、本当の最北に立って、本当の最北の光景を見る。

 最北のお土産屋さんで買物。

 最北の食堂にも行きたかったけど、僕は外食を制限してるので行けない。残念。

 12時30分。
 今日は楽しかったなぁ。帰ろう。
 最北の景色を楽しみながらたまに休みながら走って、4時間半くらいかけて走って17時ごろに旭川市の自宅に到着。


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