詩)日曜日 朝7時52分
日曜日
朝7時52分発の車内
日曜日にゆっくり寝られることは
しあわせなのかもしれない
いや 日曜日でもこうして
ここにいることの方が
しあわせなのかもしれない
寝る 微かな抵抗
スマホは麻酔
こうやって運ばれ
モヤモヤしたまま
目を瞑っても
冴えている
どうしても
この不自然に
いつまでも
生き続けるしかなく
進め 進め
日曜日
そういえば
さっき置いてきてしまった
抜け殻と一緒に
もうひとり
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します