おカネの教室を読んで


こんにちは。一般人やさ(い)です。

今回は、高井浩章著のおカネの教室という本を読みました。

この本は、中学生のぱっとさえない少年と、同じクラスのお嬢様が「そろばんクラブ」という現代社会に不釣り合いなおかしなクラブ活動をとおして、社会と、おカネとの関わり方、おカネを増やす6つの方法を謎解きしつつ、彼ら思春期中学生の淡い恋愛模様を繊細に書ききった、青春群青劇系ビジネス書となっております。もう少しあとに詳しく載せますが、この本の著者、3人娘のおとうさんによる、愛と努力と、サッチョウさんたち主要キャラクターが作り上げた、青春群青劇系ビジネス書というおかしな立ち位置の本です。

本の感想。

私はこの本を読み終わったときに一番最初に出た感想が、サッチョウさんおめでとう!!このまま末永くお幸せにな、、、、でした。

この本は、おカネの教室というタイトルの通り、日本の現代社会のお金のあり方、社会でお金がどのように回っているのかという、壮大で一般人からしたら、難しそうだし、よくわからないし、手を出すのは怖いからやめとこ。と、敬遠しがちな内容のビジネス書となっています。

しかし、私はこの本をひとつの小説、中学生たちの青春物語として、最後まで楽しく読んでしまったのです。子供たちの恋愛に対する初々しい反応や、距離感にもどかしくも、ドキドキしながら、心踊らせながら読みきってしまったのです。読みきったあとも、恋愛小説特有の自分もひとつの恋をしていたかの錯覚と興奮の余韻が収まらなかったです。

少しこの本の裏話をしますと、この本は当初著者である高井浩章が自分の娘たち当時小学5年生の子へ向けた、家族内でのみ連載している書き物でした。なので、当初は、主人公たちは小学生の設定で小学生の子供たちと一緒に読者もおカネに対して、理解を深めていく。という展開の本でした。

家庭内連載が、7年にもわたり長期連載になったため娘たちが成長し、中学生、高校生になり、それにともないこの本も中高生向けにすこし難しめ内容に成長していったのですが、それでも子供たちが理解をできる言葉で、理解できる内容に噛み砕いて物語が進んでいくため、壮大で複雑であるはずのおカネの授業が胸のうちにスッとまるで近所のおとなりさんとの噂話みたいに自分の身近なものとして理解をすることができました。

私は、金融関係の仕事をしているわけでも、資産運用でおカネを運用をしたいと思っているわけでもない、ただの一般人なのでおカネの勉強をしたからといって、すぐ今日からなにかに生かそう!というわけではありませんが、この本に出会い、おカネの教室で彼らと一緒にお勉強をしたことで、これからの生きていく上で必ず切り離すことのできない「おカネ」とすこし前よりお友だちになり、仲良くなれた気がしました。

私も、欲が深いただの一般人なのでできる限りおカネとは仲良く、末永くたくさんのおカネに囲まれて生きていきたいので、おカネという近づきたいけど、近づきがたい人と仲良くなれるきっかけをくれたこの本を読んで、とてもよかったなと思います。サッチョウさんも、ビャッコさんと末永くお幸せに過ごせることも心から祈っています。

一般人の感想でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?