2023年のスマブラと2024年のギン/Ag

 読んでいただきありがとうございます。ギンです。
 2023年の自分のスマブラの取り組みについてのざっくりした所感と、それを受けて2024年はこんな感じでスマブラしようかな、という記事です。

 去年起こったことがことなので(自分の性格の問題もありますが)そこそこ卑屈な内容になりますが、関係者各位のおかげか結論はさほどネガティブな気持ちではないです。

 長いので目次を設けてあります。後半が大事なのでそこだけでも読んでくださると嬉しいです。




渋谷BeeSmash FRESH!!、海面上昇

 昨年2023年の1月、突如渋谷BeeSmash FRESH!!(以降FRESH)に出場できることとなった。
 経緯はこうだ。関東各所の制限付き大会の主催者達の間で統一した制限レベルが策定され、FRESHの制限レベル6の制限が『32人以上参加のオフ大会での優勝経験なし』に変更された。
 それまでのFRESHの制限は独自に定められた『20人以上参加のオフ大会での優勝経験なし』だった。
 私が優勝した最大人数の大会の参加者数は27人。海面が突如上昇し、FRESHの海に飛び込むことになった。

 この当時の私のオフ大会の戦績や、FRESHによく参加しているプレイヤーとの直接対決の戦績から見て、私は優勝候補筆頭、すぐにでも卒業するものと目されていたと思う。
 私自身、簡単には負けないつもりでもいた。全勝優勝してやる、そのくらいの気概で挑んでいたと思う。


FRESHの沼にハマっていた時期

 蓋を開けてみれば最初の参加は3位。次の参加は準優勝。その後も手堅く上位をキープしながら、しかし優勝にひとつ手が届かない時期が続いた。
 その後半年ほどFRESHの沼にハマり、出れば毎回Top4以上、うち2回を準優勝していた。このあたりの時期の負け試合の内容から、それまでの得意としていた徹底して負け筋やリスクを潰して戦うスタイルをやめ、強気に有利な状況やリターンを取りに行く、勝ち切りやすいスタイルに切り替えようと練習を始める。

 しかしこれが全く上手く行かず大幅に勝率を落とし、自身初のFRESHリザルト外など結果が下を向く。
 そうしている間にも、同じように制限ルール改定で参加するようになったプレイヤーは次々に期待通りの優勝を果たしていったし、前年まで無制限大会で拮抗していたプレイヤーの平日大会優勝や大型大会予選抜けを何度も見た。自分だけが伸び悩んで取り残されている、と思うとたまらない気持ちになった。

 またこの時期にスト6が発売され、自分のやるゲームはスマブラでなくてもいいのではないか、上手くなる面白さを味わいやすいスト6に転向してもいいのではないか、などと考えるようになった。
 結局、今の取り組みが形にならなければ辞めよう、とか、年内に20回参加してそれでも優勝できなかったら辞めよう、と条件をつけてなんとかスマブラを続けていた。

 余談だが、この時期に友人からヨルシカの楽曲を強く布教されており、勝てなかった日の帰りの電車で偶然にも「だから僕は音楽を辞めた」が再生されてしまい、情緒がめちゃくちゃになったことがある。
 危うく駅のゴミ箱にコントローラを捨てて帰るところだった。踏みとどまってよかったと思う。注意してほしい。
 ちなみに、楽曲としてはめちゃくちゃ好き。名曲。


優勝

 9月15日、ついにFRESHを優勝した。参加回数にして17回目、自身5度目の決勝戦だった。

 内容も大幅不利状況をリターン差で逆転して敗者側からリセットし、そのまま流れを離さずに優勝。信じられないほど勝率を下げ、スマブラを辞めるか悩みながら続けてきた取り組みが、いったん形になってまとまってくれた。

 優勝の瞬間、もちろん喜びはあったが、自分のやってきたことが結果になった安堵がとても大きかったことを覚えている。これ以上は続けられないと思い折れてしまう前になんとか間に合った、いったん解放されたという思いが強かった。

優勝時のリザルト。優勝候補筆頭と言われながら、勝ち切るまでじつに9ヶ月半を要した。

2023年の自身の結果と評価

 ここまでFRESHの内容にしか触れていないのは、そもそも私が2023年中にほとんどFRESHにしか参加できていないからでもある。
 仕事が忙しくなり平日オフに毎週何日も出ることはできず、他の日に調整してなんとかFERSHに出るのが精一杯だった。

 休日も仕事や予定が多く、思うようにオフに通える時期の方が少なかった。それ自体は仕方がないし、予定も多く充実はしていたが、スマブラに満足行くまで打ち込めなかったことは事実だろう。
 特に100人以上規模の大規模大会は開催日に仕事や用事がことごとく被り、年内3度しか出られていない。
 また中規模大会も船スマ選抜に1度、WAVEChampionShipsに1度の合計2度の参加にとどまった。本当に大会に出られていない。

 そして、上記5回の大会参加のうち、私は一度も予選を抜けられなかった。一番良かったのは5/6の篝火#10、予選のLFで敗退し193/1022であったが、それ以外は全て敗者側2回戦を越えられず敗退している。

 また、オンラインにおいても、スマメイトのレートは最高更新時の250以上低いレート帯で停滞してしまっている。

 はっきり言って、結果らしい結果は全く出せない一年だったし、私のプレイヤーとしての格や評価は大幅に落ちたものだと捉えている。
 ※実際に他のプレイヤーから見てどういう評価がどう推移したかは私の知るところではない。またそれを知り得るような事案もない。
 単純に、結果を出しているプレイヤーだと人から見られうるだけのことがひとつも出来なかった、だからそう見られなくても当たり前だろう、というだけのことだ。

 そんなこともあり、自分の実力は停滞している、周りに置いていかれているという認識が強いまま2023年は終わってしまった。
 結果を伸ばしていく周りのプレイヤーを見て頑張っているんだな、すごいなと思う裏側で、自分のやるスマブラのことは嫌いになる一方だった。
 我ながら矮小でつまらないと思うが、次は誰に追い抜かれてしまうのか、本当に誰にも勝てなくなってしまうのではないか、という不安は今でもある。


スマブラを辞めるのか続けるのか

 結論から言えば辞めるつもりはない。今年もスマブラを続けようと思う。
 
 昨年末のWAVE Champion Shipsで最速敗退、FRESH優勝者大会のReFERSH!!で予選落ちと結果が出ないまま終わってしまい、FRESH優勝を手向けに辞めてしまったほうが良かっただろうか、などと考えもした。

 実際、辞めるにじゅうぶんな理由があるタイミングは今までに何度もあったと思う。でも、そのどこででも結果として辞めなかったということは、何だかんだ言ってもスマブラを好きでいられたんだと思う。その気持ちが多少なりとも残っている間は続けていようかな、と今は考えている。

 そもそも、辞めるのであればFRESHで勝てないことを悩む前に辞めておくべきだったのだと思う。それなら、「強いのにもったいない」くらいの言われようで、多少なりとも惜しまれながら辞められたはずだ。私より先に辞めてしまった友人に、そんな気持ちを向けている相手もいる。
 今辞めてしまえば、「あいつは衰えから逃げたいから辞めたのだ」と惜しまれもしないだろう。そんな最後になるくらいなら、「もうさして強い方でもないのに、いつまで続けてるんだ」と言われながら続けてやろう、と今は考えている。
 少し運が良ければ、「最近またちょっとマシになってきたな」くらいの位置まで戻ってこられるかもしれない。
 ※実際に誰かにそう言われたとか、そういう風に考えるプレイヤーが実在するという話ではない。誰かの内心にはそういうものがあり得るな、というある種のメタ認知の話。

今年の取り組み

 目下、新しいパーツを増やして立ち回りを改造するような取り組みは抑えめにしようと考えている。
 今でも前に出る択がゴチャついて勝てる状況を落とすような内容の対戦が多い。これ以上増やせば余計に大変なことになりそうだと思う。

 元の手堅く戦うスタイルの中で択を整理して、その上で勝率が出ていないキャラの対策を練り直すのが優先事項かな、と今は考えている。
 オフで対戦する各位には、暇つぶしにでもお付き合いいただけると嬉しい。


さいごに

 今年も無事、スマブラを続けていけそうでひとまず安心しています。
 1/6からのウメブラは諸事情でキャンセルしてしまいましたが、またオフに通いながら少しずつ上手くなっていければいいな~くらいの捉え方をしています。
 
 2023年を通してさんざん通い詰めたBeeSmash運営、スタッフ各位と、キャラ対策やその他スマブラのことでたくさん話してくれた各位には大きな感謝を。
 本当にありがとうございました。

 長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
 それでは。


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