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恋に労力は必要?


「◯◯君、足が速いから好き!
 みたいな単純な恋愛に戻りたいわ〜ほんまに」

金曜日の午後3時、関西出身の友人が眉間にしわを寄せながらも笑って言った。
私たちは新しく銀座にオープンしたスターバックスリザーブでコーヒー、紅茶を飲んでいた。
ゆったりとした空間で、関西女が早口で語っていく。

「全国模試が上位だったから好きとか、そういうのもあったな。
今はほんまにそういう単純な思いから好きになることなんてないよな。」


確かにそうだ。
歳を重ね、数々の恋愛を経験していく中で、そんな単純な気持ちだけで人を好きになることなんてできなくなってしまった。

今では、ただ単に相手の良い面や悪い面だけを見てその人の「好き度」を判断するのではなく、ラインの返し方や絵文字の使い方、買い物中の態度や些細な言動などで幻滅してしまい、「理想の彼」のハードルがどんどん上がっていってしまう。

今の私は相手の全てを見透かそうと、気に入った所や自分と似ている所ばかり必死に探そうとしてしまう。
だから少しでも自分と合わない所を見つけた瞬間、そこで試合終了。
そして次の男性を狙いに行く戦闘態勢を整える。

ここ最近はそんな恋愛ばかりしている。

そもそも、今の私の恋愛は恋愛とは言えないのかもしれない。
もちろん、少女漫画で描写されるようなキュンと心踊る恋愛もしてきた。
昔は。
いつ、そんな自分とお別れしてしまったのだろうか。


…とここまで書いたところで改めまして、
素敵な恋愛がしたいのに驚くほどいい男に出会えない、25歳♀です。

大学後半くらいから今までの約5年間、
友人の紹介、飲み屋、合コン、街コン、マッチングアプリ計6つ、ナイトクラブ、スイッチバー、相席居酒屋、相席ラウンジ、と、あらゆる場面と手段を駆使して自分の理想の男性に出会うべくしてきた。

自分でも驚くほどの数の男性と会い、
毎度同じような自己紹介を繰り返し、
時には赤提灯、時にはカジュアルフレンチとTPOに合わせた食事をし、
場合によっては体の関係を持ってしまったり、
そんな雰囲気もなくただ昼下がりに猫カフェに行って可愛いデートをしたり、
仲の良い友達に発展したり、
実際に付き合ったり…

直近の5年間を凝縮した内の3年間くらいは恋愛に捧げたと言っても過言ではない。

「恋愛ってこんなに労力かけるものなの?!
 自然と落ちるものじゃないの?!」

と、こんなことを日々考えながらも今もなおマッチングアプリに励み続けているのだから私は相当必死なんだろうと自分でも思う(笑)


とにかく、この5年間で出会った男性との悲惨エピソードが豊富にあり、
シェアせずにはいられない。

そこで、毎度デート終わりにスマホのメモ帳にきちんと記録してきた通称“地雷男”たちの話を、当時のエピソードと私の恋愛観を交えながら書いていきたい。

このノートを読み進める女性たちには
共感・同情・時に怒りながら自分自身の恋愛により一層励んで欲しいし、
これを読んだ男性たちには
「俺もこんな男って思われないためにももっと頑張ろう」と自信に繋げて世の中の女性をもっと幸せにして欲しい。


『ただの一般女性だけど、
ただならぬ恋愛経験を重ね、
地雷男以外のいい男に出会えない、
そんな25歳の恋愛奮闘日記』
です。


私の悲惨な過去恋愛が誰かの笑顔に繋がりますように!

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