星付きシェフが参考にするサイゼリヤ 9/15
こんばんは
九月なのにもかかわらず恐ろしい暑さです。
今回はこの記事について取り上げさせていただきます。
チェーン店のすごさ
ファーストフード店は季節の商品が毎シーズン出るのですが、商品の提供スピードを落とすことはありません。店によって商品の味が変わることもありません。
ファミレスにおいても、大量のメニューから料理を提供することができます。それは細かなオペレーションが設定されているから可能なのです。そのほかの飲食店ですぐには真似ができないでしょう。
星付きイタリアンのシェフがバイト
記事の中では、星付きイタリアンのオーナーシェフがサイゼリヤにバイトすることによって、サイゼリヤを参考にお店を変えることができたお話が紹介されています。
サイゼリヤが少ない人数で多くの客席を回しているのを見て、バイト中にその計算された仕組みを学び、少しづつ自分のお店に取り入れていき、最終的には売り上げすらも減らしてしまいました。
記事を読んで
私が気になったのは、経営というものは足し算だけではないという点です。記事の中でもマイケル・ポーターのやらないことを選択することが紹介されています。
事実、オーナーは売り上げを減らしましたが、利益を拡大することができました。記事の中では生産性という言葉がキーワードになっています。私は重要な仕事に力を割くのが重要だと思っています。
引き算も取り入れる
無駄でもお客様のために行動することが美徳という考え方が日本の接客業では浸透しています。しかし、お客様に見えないところに力を入れるよりかは、お客様とのコミュニケーションを上げたほうが満足するでしょう。
お客様の満足度や生産性を高めるには、新たな試みを増やしていくことに加えて、必要性や価値の少ない仕事を減らすのも重要と考えたほうがいいでしょう。
記事の筆者でもあるオーナーシェフはサイゼリヤにバイトをすることによって、自身の仕事に必要のないことが見えてきたのでしょう。サイゼリヤは無駄をなくすことによって利益を出しています。
小さな変化を積む
また、小さな変化が生産性を大きく高めるという点です。飲食店において繰り返される作業がおおく、一連の動きの中で数秒の無駄があると、何十、何百と繰り返されるのでタイムロスは大きいです。
従業員の満足度だとしても、小さな不便は何回も繰り返されるとストレスが膨れ上がっていきます。小さな問題を解決していくことで大きな生産性が生まれるでしょう。
意味がなさそうに見える
そういった変化を起こすのは、少し面倒だったり、価値を感じにくいものです。しかし、その変化を繰り返していくと数か月前と比較すると大きな違いを生んでいるでしょう。
大きな問題は、たくさんの要素が関係しているため、複雑に感じるものですが、一つずつ分解することによって解決の糸口が見えきます。急がば回れというのも重要です。
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