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やっとります、ピアノ

ブルグミュラー25の練習曲。

おてほん。


わたしが弾くと、こどもたちが集まってくるようになりました。最初の右手、3度の下降フレーズまでは弾けるようになりました。

しかしそのあとがいけない。なんともぎこちない距離感で遊び始める子どもたち。全く楽しそうじゃない。不憫である。せっかく集まってきたのに、君たちもっと楽しそうに遊べばいいじゃあないか。子供は、元気だ。元気が一番だ。ほら、はにかんでる場合じゃあない。一歩まえへ出て友人とあそびたまへ。

しかし、わたしの両手からそのようなフレーズは出ない。わたしが悪いのか。そうか。わたしのせいで、集まった子どもたちは微妙な空気になってしまうのだね。かわいそうに。わたしのせいか。相済みません。この歳までピアノをいじったことがないのだから仕方ないのだ。それでも3曲はなんとか弾けるようになったのだ。へへん。そしてわたしには目標があるのです。


ここでわたしは、この過程を音声配信するつもりなど毛頭ないのです。なぜならば練習過程を録音して配信するのは工夫が要らないからです。それをわざわざ文字に起こして、進捗を確認する。情報量が限られているなかで、日本語を使って、自分のレベルを表現する練習であります。もうひとつは、テンポと音の並びから、曲のイメージを想像して、言葉にしてみる、ということ。


ピアノも日本語も、練習あるのみである。
左手の甲を通っている筋がとても疲れた。
使い慣れていない証拠である。


無理はいけない。


がんばれがんばれ。