見出し画像

コミュニケーション


コミュニケーションによる波紋

更新情報2023.6.13
音響PAについてまとめたページを追加しました。

PA サウンド・システム・デザインを見てください。


長いコロナ生活の中でマスクをした状況での生活が長く続きました。
顔の表情を読めないという困難な時期を過ごしたため、
明らかに人とのつながりや、連帯感が失われてしまったように思います。
失われたコミュニケーション能力をとりもどすために、
またコミュニケーションが苦手という人もいるでしょう、
仕事をするためのコミュニケーションを改めて考えていきましょう。
コミュニケーションはおしゃべりだけでなく、文章や図解、絵も含まれます。
自分の意思を伝えること、お願いや、してもらいたいことを誤解なく伝えること、
短時間に物事を伝えるためには、共感力、相手の立場で物事を考える想像力など
必要になります。

SELによるコミュニケーションについて

より良いコミュニケーションの為のSEL

SEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)

は、コミュニケーションに
おける重要な要素です。
SEL(Social Emotional Learning)は日本語で「社会的・情動的学習」と
訳されています。
具体的には、自分と他人の感情を理解し、周囲の人たちとうまく関係を築き、
社会において適切な行動を習得する。
もう少し噛み砕くと、「対人関係スキル」を習得するということになります。

SELは、個人が自己の感情を理解し、他者の感情を理解し、効果的に対処し、
人間関係を構築し、協力し、問題解決するためのスキルと能力を指します。
以下に、SELの主要な要素について説明します。

  1. 自己意識(Self-Awarenessセルフ・アウェアネス):自己意識は、自分自身の感情や考えを理解する能力です。自己意識が高まると、自己表現や自己制御が容易になり、他者とのコミュニケーションが円滑になります。

  2. 社会的意識(Social Awarenessソーシャル・アウェアネス):社会的意識は、他者の感情や視点を理解し、共感する能力です。社会的意識を持つことで、他者のニーズや感情に敏感に反応し、適切なコミュニケーションを築くことができます。

  3. 自己管理(Self-Managementセルフ・マネジメント):自己管理は、感情や行動を適切に制御し、目標を達成する能力です。自己管理が備わっていると、感情的な反応を抑え、冷静に判断し、効果的なコミュニケーションを実現できます。

  4. 関係構築(Relationship Skillsリレーションシップ・スキル):関係構築は、他者との健全な人間関係を築くためのスキルです。効果的なコミュニケーション、協力、共感、解決策の探求などが含まれます。

  5. 責任感(Responsible Decision-Makingレスポンシブル・デシジョン-メイキング):責任感は、適切な行動や意思決定をするための能力です。個人が他者や社会の利益を考慮し、道徳的な判断を下すことが求められます。

SELは、学校や職場、家庭などのさまざまな環境で重要な役割を果たします。
これらのスキルを練習し、発展させることは、より良いコミュニケーション、
共感、協力、解決策の見つけ方など、さまざまな相互関係において役立ちます。

SELのトレーニング方法

は、さまざまな方法があります。
以下にいくつかの一般的なトレーニング方法を紹介します:

1.クラスルーム内の活動
教室でのグループ活動やディスカッションを通じて、
SELのスキルを学ぶことができます。共同作業やコラボレーションの機会を
提供し、他者との協力やコミュニケーション能力を向上させることができます。

2.ロールプレイやシミュレーション
現実の状況を模したロールプレイやシミュレーション活動を通じて、
感情の認識や問題解決のスキルを練習することができます。
参加者は、さまざまな役割を演じながら、相手との対話や解決策の探求を行う。

3.メディエーションや対話の練習(メディエーションとは、仲介、調停、仲裁、媒介などの意味を持つ英単語)
コミュニケーションや問題解決のスキルを向上させるために、メディエーションや対話の練習を行うことがあります。
参加者は、公平で効果的な対話を通じて意見を交換し、
解決策を見つける方法を学びます。

4.感情の認識と調整のトレーニング
感情の認識や調整のスキルを向上させるために、
マインドフルネスやリラクゼーションの練習を行うことがあります。
参加者は、自己観察や自己認識を通じて、感情を理解し、適切に対処する方法を学びます。

5.自己評価やフィードバック
参加者には、自己評価やフィードバックの機会が与えられます。
自己評価を通じて、自身のSELのスキルや成長の状況を把握し、
改善点を特定することができます。
また、他者からのフィードバックを通じて、自身のコミュニケーションスタイルや相互作用について理解を深めることができます。

これらのトレーニング方法は、教育現場や職場などで実践されています。

舞台音響にSELのスキルを取り入れることは、
参加者のコミュニケーション、協力、問題解決能力を向上させるのに役立ちます。以下に、SELを取り入れたスキルアップのための具体的な方法をいくつか
考えましょう。

グループワークと協力

舞台では、チームでの作業が一般的です。
参加者には、効果的なチームワークや協力のスキルを開発するチャンスです。
グループでの役割分担や意見の共有、相互の貢献を促す活動の場となることでしょう。
また、コミュニケーションと協力を促進するために、
グループメンバー間のフィードバックや振り返りの機会を設けていきます。
このフィードバックや振り返りが反省会ダメ出しレポート(報告書)となり
スキルの向上の為には自己評価とチームでの評価で自己意識、
社会的意識、により他者との関係構築を築くことになる。

いまコミュニケーションと学習効果を上げるにはどうすればいいのか考ています。反転授業を取り入れてみようかと思っています。反転授業反転授業(フリップド・クラスルーム)は、従来型の授業形態を反転させたものです。従来型の授業は、授業中に初めて教わったことを宿題で復習するのが常識的な流れでした。授業中は知識をインプットする予習、宿題(自宅学習)は覚えた知識をアウトプットする復習の機会でしたが、反転学習(フリップド・ラーニング)ではその役割が反転します。反転授業では、映像教材や動画などを使った自宅学習がインプット(予習)になり、ほかの学生や教師と意見を交わしたり教え合ったりする授業がアウトプット(復習)の役割を担います。

反転授業は、対面とオンラインを組み合わせた新しい授業方式である「ハイブリッド型授業」でおこなわれます。

手ぶらで授業を受けて技術を習得できるわけではないですよね、
予めやりたいことや目標の技術について予習をしてきて、学校で確認と他の学生や教師と意見を交わしたり教えあったりする授業がアウトプットになります。
SELと反転授業を組み合わせて進めていけたら、面白いかなとおもいます。

音響PAについてまとめてみました。
PA サウンド・システム・デザインを見てください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?