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岐阜県公立高校入試 過去問対策の方法を5教科すべて解説

岐阜県公立高校入試直前となれば、必ずやっておきたいのが過去問です。

中3の範囲を全て習ってからでないと、解こうと思っても解けないため、時期としては2月から(私立高校入試が終わってから)解き始めることをおすすめします。

合格するためには必ず解いておきたい過去問ですが、ただ解けば良いというわけではありません。

各教科で大事なことを意識しながら解いていきましょう!

1時間目 国語 

岐阜県公立高校入試の国語は、平均点が65点~70点くらいと他の教科よりも簡単な傾向です。

生徒たちが苦手としている自分の言葉でまとめなさい問題も少なく、選択問題や抜き出しなさい問題が多いため難しくはありません。

そんな国語で唯一生徒たちが苦しむのが作文です。

毎年作文だけで、15点分は出題される傾向があります。

岐阜新聞テストでは作文はなかったため、過去問を通してしっかりと学んでおきたい分野です。

作文のポイントは次の3つです。

①注意事項をしっかり読む

「基礎の中の基礎じゃん!」

と思うかもしれませんが、意外と多くの生徒はこれで点数を取られます。

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この注意事項をしっかり守っていなかった場合、0点となってしまい、10点まるまる落としてしまうことになります。

注意事項を守るクセを付けておきましょう!

②形を統一する

生徒たちの添削をしていると「です・ます」で終わるのか、「だ・である」で終わるのかが統一されていないことが多くあります。

どちらの書き方にするのかは統一しておきましょう。

また、「1文が長すぎる」という子もたくさんいます。

そういった子は、無意識のうちに長い文章を書いてしまっています。

簡潔にまとめる練習をしましょう。

岐阜県公立高校入試の国語作文では、そこまで長い作文を求められないため、短い文章を3つ作れれば上手く書くことができます。

③誰かに添削してもらう

これをやらなければ作文の過去問をやる意味がありません。

公立高校入試の採点は人間がやります。

自分の作文は違う人が見てどう思うのかを確認しなければ、何も復習はできません。

学校の先生や塾の先生、保護者の方など、大人に見てもらいましょう。

2時間目 数学

数学は平均点が毎年45点~55点くらいと他教科に比べて圧倒的に難しい傾向があります。

過去問を解いて初めてわかると思いますが、岐阜県の数学はとにかく難しいです。

数学でまず第一に大事なことは、自分の志望校によって目標点を設定することです。

岐山高校や長良高校であれば、当日数学が50点でも合格できます。

岐阜北高校や岐阜高校であれば、当日数学が80点は必要でしょう。

といったように、数学で差がつく高校とそうでない高校に分かれるため、まずは自分が何点くらいを目指せば良いのかを決めておきましょう。

加納高校以上であれば80点以上を、それよりも偏差値が低い高校であれば50点以上を目指せば十分だと思います。

大問1は確実に点数を取りたい問題

岐阜県公立高校入試の数学は、大問6問で構成されています。

数学が苦手な子は、まずは大問1を完璧に解けるように練習をしましょう。

大問1は基本的な計算や角度を求める問題、図形の作図など、比較的簡単な問題が出題されます。

大問1を全問正解するだけで24点に相当します。

数学が苦手であっても、この部分だけは確実に取っておきたい部分です。

具体的には、次の5つの分野に注力して勉強しましょう!

①文字式の計算

②平方根の計算

③図形の角度

④確率

⑤比例・反比例

大問2以降は(1)と(2)に注力

大問2以降は、どれも読み取り問題で難易度が高いです。

どの大問もだいたいいくつかの小門で構成されていますが、(1)や(2)は比較的簡単な問題が出題されます。

数学が苦手な子は、この(1)と(2)は確実に点数を取れるようにしておきたい部分です。

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数学が苦手な子の多くは、難しい問題に悩みすぎてしまい、時間切れとなってしまいます。

結果的に、解ける部分まで時間切れのせいで解けなくて終わってしまうという残念な結果になりません。

そこで、数学が苦手な子は次のような手順で過去問を解いていくことをおすすめします。

①大問1を確実に解く

②大問2以降は(1)と(2)だけを解く

③余った時間で解けそうな(3)以降に挑戦する

よく言う言葉ですが、練習でできていないことを本番ではできません。

過去問を解くときから、しっかりと時間を意識して勉強を進めておきましょう!

3時間目 英語

岐阜県公立高校入試の英語は、平均点が55点~60点くらいと難しくもなく、簡単でもないという特徴です。

英語の過去問対策をする上で大事なことは、長文英作文です。

この2つは岐阜新聞テストとは異なる点であるため、過去問を解いて対策をしておく必要があります。

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この2つだけはどの生徒も苦戦する部分ですので、過去問をやりながら入試本番に向けてのリハーサルをしておきましょう!

長文は岐阜新聞テストの2倍

上記の表を見ていただいてもわかると思いますが、公立入試本番は岐阜新聞テストの2倍の量の長文問題が出題されます。

それだけ読み取らなければならない英文の量が多いということですので、英文を速く読むという練習が必要です。

読まなければならない英文の量が増えるため、英語も数学と同じく時間がなくて全部を解ききれないということがよくあります。

まずは1度過去問を解いて、長文の量を確認してみましょう。

いきなり長文を読むスピードが上がったりはしません。

1日1長文、2日に1長文などと、定期的に英語長文を読む練習をすることで少しずつ英語長文に慣れていきましょう!

英作文は慣れが必要

続いて、英作文です。

英作文も長文同様、岐阜新聞テストでは出題されてこなかった分野です。

英作文は毎年12点分が出題されているため、無視できない分野です。

大事なことはいくつもありますが、まずは過去問を通して岐阜県公立高校入試の英作文の傾向を掴みましょう!

一口に英作文と言っても、様々な形があります。

自分の意見を自由に各自由作文や空欄に適切な文を書く適語補充型の英作文など、その形式によって対策の仕方は違います。

岐阜県の公立高校入試も、ひと昔前は4コマ漫画形式の英作文でしたが今は違います。

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正直に言って、この4コマ漫画形式は難しいです。

(今中学生の子は、この時代に生まれなくて良かったと思ってください)

では、今はどんな問題が出題されるのかというと、書かなければならない枠が決まっていてその中で英作文をするというものです。

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このような形式であれば対策は簡単です。

まだ1度も入試の過去問を解いたことがない人は、ぜひ英作文の傾向や形式を確認してみてください。

この形式に慣れていくことが1つ目のステップです。

英語の対策については別記事でも書いていますので、詳しくは下の記事を見てください。


4時間目 理科

岐阜県公立高校入試の理科は、平均点が65点~70点くらいと国語と同様に比較的簡単な科目です。

なぜ理科の平均点が高いのかというと、計算問題が少ないからです。

理科は4つの分野で成り立っています。

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理科が苦手という子のほとんどは計算問題が多い、物理分野と化学分野が苦手なパターンが多いです。

入試本番もこの2つの分野が出ないことはないですが、計算問題が少ない傾向があります。

そのため、理科で高得点を取るためのポイントは、語句を完璧にすることです。

それぞれの分野別に勉強を進め、それぞれの分野の暗記部分から勉強をするように心がけましょう!

語句をしっかりと暗記するだけで70点近くは取れます。

間違った勉強をしてしまう子は、「苦手だからたくさん勉強をする」という子です。

私個人としては、苦手ならやらなければ良いと思っています。

さらに言えば、苦手部分をやらずに合格できれば1番良いと思っています。

理科の場合はそれがあからさまで、計算問題が苦手だからといってたくさん勉強しても受験本番ではあまり出題されないという悲しい末路が待っています。

過去問を解いて、「理科ってこんなに簡単なんだ!」と感じることができれば、今抱いている不安も必要のないものだったのだと感じるかもしれません。

悩むよりもまず過去問を解いてみましょう!

5時間目 社会

岐阜県公立高校入試の社会は、平均点が60点~65点くらいと英語と同様に、難しくもなく、簡単でもないという特徴です。

社会ははっきり言って、全部がんばるしかありません(笑)

どの部分がたくさん出るというものはなく、全ての範囲からまんべんなく出題されます。

ですので、どの分野もそれなりにできるようにしておかなければ点数はとれません。

とは言っても過去問対策のポイントはいくつかありますので説明していきます。

記述問題は全て書けるようにしておく

社会において、岐阜新聞テストと入試過去問の違いは記述式の問題です。

岐阜新聞テストであれば、適語補充のような形で短い記述のみでしたが、入試過去問の場合は20~30文字で全て自分で記述しなければならないパターンが多いです。

重要な部分しか暗記していないという子は、文章自体を丸暗記しておくことをおすすめします。

公民→歴史→地理

得意不得意はその子によって違いますが、一般的には公民→歴史→地理の順番で簡単だと言われています。

特に公民は中3に習ったばかりですので、難しいと感じている子も少なくないと思いますが、しっかりと勉強すれば1番簡単だと思います。

社会を何からやれば良いかわからないという子は、ぜひこの順番で対策をしていくと良いでしょう!


正直な所、まだまだ書き足りないことはありますが、今回はここまでにしたいと思います!

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