若いビジネスパーソンの課題

最近の若い人は、リーダー(管理職)になりたくないというニュースが取り沙汰されているが、この事象から若いビジネスパーソンの今後の致命的な能力欠如が浮き彫りになっている。

それは欠如している能力とは、
「言語化能力の欠如」

非常に抽象度を高めた、一言だが今のビジネスパーソンに圧倒的に足りていないこと。

そもそも、リーダーになりたくないという物事において、悪いわけではないと思うがこの物事において会社側と個人側で問題になることを整理する。

「会社側で起きる問題」
☑️管理職がいなくなり、事業の促進と会社の成長率の低迷が起きる。

「個人側で起きる問題」
☑️裁量を持つことができず、単独プレイヤーとしての一芸が秀でない限り総所得の低下が年々浮き彫りになること。

リーダーになりたくない人の増加で陥る問題は上記のことだと言える。

その上で、なぜこの問題が起きるのかという話だが、この要因は、
「リーダーに対して、能力ではなく印象で判断をしていること。」
だと考えられる。

【リーダーに求められる能力】
①人を育てる能力
②情報を収集した上での意思決定力
③情報の伝達能力

自分にこの能力を持ち合わせているかどうかで判断すること。

そうでないならプレイヤーの方が社会貢献もでき、自分も幸せになれるからそちらを選べば良い。

ただ、この言語化をすることができないから印象で
・面倒臭い
・残業が増える
・責任がかかるのが嫌
というようなことで気絶する。

能力がリーダー適正なのであれば、そちらを選択する方が5年後に自分や世間が助けられている。

結局人間は、これまでの環境下で培った能力を適材適所で活用することでしか社会への貢献ができないので、メタ認知をした上で選択をするべきである。

このメタ認知をするために、言語化能力を養うことが必要だが、今はSNSが発達し、能動的な情報の収集をしなくても良くなったことや、映像(ショート動画)を中心とした世間のアウトプット量が増えたことにより自分が表現しなくても、他の人の表現を引用できるため言語化能力の必要性、機会が低下してしまっていることが何よりの問題。

言語化能力の低下により、仕事や日常においての今後のリスクへの先回りを想像することやできなくなることが今後5年後、10年後の社会において影響を与えることになることが予想される。

言語化能力を高めるための環境を会社が作ることが会社としての事業成長のためにも、賃金低下を改善するためにも必要なことだと考えられる。

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