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2024/05/23の日経新聞を読んで

米半導体大手エヌビディアが22日発表した2024年2~4月期決算は純利益が前年同期と比べ7.3倍の148億8100万ドル(約2兆3300億円)、売上高が同3.6倍の260億4400万ドルだった。市場予想を上回り、人工知能向け半導体の需要の強さを示した。日米などの株式市場で半導体関連銘柄の押し上げ要因になりそうだ。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • エヌビディアは5~7月期の売上高見通しを280億ドル前後と示した。これも266億ドル程度と見込んでいた市場予想を上回る。

  • エヌビディアの主力製品は複雑なデータの並列処理が得意な画像処理半導体(GPU)だ。

  • 「Chat GPT」など生成AIの開発に必要な大量のデータ処理に、データセンターのGPUを使う。

  • データセンター部門の売上高は前年同期比5.3倍の225億6300万ドルだった。IT企業がAI向け半導体の購入を増やし、先端品「H100」などの販売が増えた。

  • 6月に1株を10株に分割することを発表し、最低投資金額を引き下げ投資家層を拡大する。

  • 英調査会社オムディアによるとエヌビディアはデータセンター向けのAI半導体で23年に約8割のシェアを持つ。

  • 自社は開発に特化し生産をTSMCに委託するため利益率も高い。

  • 2~4月期の売上高営業利益率は65%と、前年同期(30%)の2倍になった。

今世界で一番勢いに乗っている企業だと言っても過言ではない。AppleやMicrosoftの時価総額を抜かす日が来てもおかしくない。それ程この企業はセカイを変える圧倒的なパワーを持っている。生成AIのコアとなるGPUを独占状態である。それこそ、ゴールドラッシュ時代にMicrosoftやGoogleにスコップを売る企業である。今後もますます目が離せない。

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