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「これからの生き方。」を読んで、要約と感じたこと

「これからの生き方が問われている」かつて、夢を語り、輝いていた仲間も30歳前後でビジネス人生を持て余す感覚を覚え、高みの見物をして、他人の人生の評論家に成り下がる輩も出てくる。その根本的な理由は「これからの生き方」が定まっていないからだろう。

  • 生き方とは価値観を体現した「習慣」そのものを指す。習慣とは日々の連続した、時間の使い方を指している。

  • 人は嘘をつくことができても、長い目で見たときの行動では決して嘘がつけない。それが真理である。

  • 何者かになりたい、一目置かれる存在になりたい、誰かを真に支えられる人になりたいならば、孤独になる時間を作る必要がある。

  • 自分の信じた道を進み、他人と違うことをすること、悩みながら決断することは孤独になり、不安になる。

  • その孤独を支えてくれるのは「自分」であり、自分が感じていることを信じられるかどうかである。他人に説明をする必要もなく、自分が本当に親しいと思える仲間や、家族にだけじんわりと伝わればいいものである。

感性とは、違いに気づく力である。当たり前だと思われていることに疑問を持つ力。「感性は自分にとっての武器になる」と作者は伝えたい。感性は一目置かれるための力強い、自分だけの武器である。

  • 感性を磨くには体験を観察し、違いに気づいていくことである。

  • やりたいことを実現できる人は、自分のことをよく知っている。自分自身の強い面と弱い面に向き合ってきた分だけ、自分が一番心地よい状態、自分が一番得意な戦い方を理解している。そのためには、色々な考え方や、話、体験を通じて、自分との「差分」に気づいていく。

  • 例えば、今の自分は他人と何が違うのか。1年前の自分とはどう変わったのか。なぜあの意見に共感ができるのか。主観的に体験してきたことを客観的に分析する、この繰り返しである。この繰り返しこそが感性を磨くのである。

  • VUCA時代において、ネットが普及した世の中では、誰もが労力をかけずに、同じ情報を手に入れることができ、違いが生まれない。

  • 何を洞察(物事の本質を見通すこと。見抜くこと。)し、どんな違いを見出すか。その感性を磨く経験が重要である。

  • 感性を磨くと「自分の人生に熱中するもの」を見つける確率を高めることができる。

  • 本当にやりたいことを探すには、時間効率なんて無視してでもやりたいと思えること、たった一つでも自分の人生で見つけることが大事。

【本書を通じて、感じたこと】
先週、婚約をして、30年生きてきた中で、一つの独身というステージが終わった。まさに人生の第二ステージである結婚編に臨む手前。「これからの生き方。」というのはうってつけの本であった。どちらかというとキャリア形成に重きを置いた本なのかなと思いつつ、読み進めていくと、後半からは生き方そのものについて触れてくる。それは「生き方」と「感性を磨くこと」である。人生100年時代、VUCAワールド、終身雇用の崩壊。まさに個の時代である。正解がないからこそ、面白い。「生き方」については深く考えるためには孤独になれ、自分と向き合えといった趣旨が深く刺さった。孤独をポジティブに考えて、いわゆる自分時間も孤独だが、その時間が自分の生き方を形成していると思う。生き方が習慣というのであれば、私にとっては筋トレ、note執筆がそうかもしれない。自分を形成している。ここからどうなりたいのかが生き方である。それについては行動するだけでなく、時間をかけて熟考したい。
感性を磨くことも本書の大きなテーマである。主観的に経験してきたことを客観的に見直すというのは難しいが、それはnoteやpodcastで実現ができるかもしれない。「洞察力」が一番欲しい能力かもしれない。本質を見抜き。ピンポイントで的確に求めていることを射抜くというのはビジネスでも日常生活でも必要不可欠である。
自分の結論として、やはり、自分時間、孤独な時間、自分と向き合うことは何よりも大切だと感じた。感性を磨くためにも、主観を客観視するnoteの執筆やpodcastでのアウトプットはいいかもしれない。

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