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【服用104日目】ストラテラでの嬉しかった8つの変化を詳しく書いてみた

こんにちは。
今年の冬にADHDだって診断されて、ストラテラを服用して今日で104日目になった26歳女です。

今までもいくつかストラテラの記事を書いてきたけど、薬に慣れることができなくてしんどいわ〜って話が多かった。
けど服用開始から3ヶ月くらい経って、増量して80mgを継続して服用するようになったくらいから、やっと効果が板についた気がする。

ADHDの症状によって今までの人生どれだけ選択肢を奪われていたのかを自覚したことで、2ヶ月半くらいは心が荒みまくってた。
でもなんやかんやで最終的には受け入れることができた。

それどころか、今となってはもうストラテラなしでは生きていけないとすら思う。

ということで、今までの記事は「ストラテラを受け入れる前」の私の主観だったけど、この記事は「ストラテラを受け入れた後」の私の話。
ADHDで苦しんでいた「以前の私」を割と俯瞰できるようになった今の私が、「できるようになったな」ってことを8つ書いてみようと思います!


①感覚過敏の大幅な減少

以前上の記事に書いたけど、感覚過敏に相当苦しんでた。
主に視覚過敏と聴覚過敏。
世の中は眩しすぎるしうるさすぎた。

でもストラテラの効果がちゃんと板についてからは、視覚過敏は半分以下、聴覚過敏はほぼなくなった。
スタバやマックで勉強してる学生やべぇって思って生きてきたけど、最近はマックのキッズルームの近くの席で、子供の声を浴びながら勉強してる。

学生時代、進級のためにTOEICのスコアが必要で死ぬ気で勉強したんだけど、リスニングで聴覚過敏は相当大きなハンデになっていた気がする。
だって近くの席の誰かが鼻を啜った瞬間に、集中力がバーン!って飛んでいくんだもん。
その割には頑張ってたな…って思う。

あとは仕事とかバイト選びの選択肢もかなり広がった。
学生時代は2年以上コールセンターで問い合わせ窓口のバイトしてたんだけど、周りの状況が変わらないデスクワークは、感覚過敏で苦しんでいた私には適職だった。
ヘッドホンと目の前のPCにだけ集中してれば良いから。客はクソだったけど。

逆に飲食店やレジ打ちのバイトは、感覚過敏によって大抵の人よりも混沌として見えたのだろう。BGMや人の声がうるさいし、人の流れが常に視界に入ってるのがしんどすぎて秒で辞めた。

就活の時もデスクワークじゃないとやばいと思ってIT企業を選んだけど、今の私だったら他の選択肢もあるなってマジで思う。
今は予備校生の身だし、ファッションとか好きだから、アパレルのバイトとか短期でやろうかなって探し始めてます(前向き)

②記憶力アップと集中力アップ

これは上の感覚過敏の話と繋がるんだけど、感覚過敏で気が散りまくってたのが無くなったから、記憶力と集中力が超上がった。
自分で言うのおこがましいけど以前よりは頭が良くなった。

WAISの数唱を家族にやってもらったら、前は6桁で分からなくなったのが、今は10桁言えるようになった。
予備校の映像講義は1.2倍速→1.8倍速に。
マックで勉強できるのも集中力アップって言えるかも。
あとリマインダーアプリに数ヶ月前まで常に10個くらい入ってる人間だったのに、最近アンインストールしちゃったし、乗る電車の時間覚えられないのも改善した。

ストラテラの主な効果って、ノルアドレナリンの量が一定になることで覚醒度がアップする的な話だったと思うけど、
「気が散ること=覚醒度が低い状態」ってことだったんだね。
実際に経験してやっと理解し始めた気がする。

③音楽の聴こえ方が立体的になった

これいくらググっても出てこなかったんだけど、ストラテラ民の皆さん、誰か同じ状況の人いませんか?笑

例えばあいみょんの「マリーゴールド」を聴いたとして、今まではボーカルのメロディーラインにしかスポットライトが当たってなかった。
けど服用後2ヶ月くらい経った頃かな、ギターとかベースとかドラムの音が独立して聴こえるようになった。
(カラオケのボーカルなしverを聴いた時の音が、元の音源を聴いた時にもちゃんと聴こえるんですよ…いや大抵の人には当たり前なんだろうけど)

ピアノを昔習っていたし元々絶対音感があるから、今までボーカルラインは1回聴いたらピアノで右手で弾けたんだけど、伴奏部分とかの耳コピは全くできなかった。
でも毎日10分くらいを2週間練習したら、ちょっとだけどできるようになり始めてて楽しかった!もう飽きてやってないけど笑

④HSS型HSPからの脱却

自分のことHSS型HSPだなって五年くらい思ってた。
HSPって外的な刺激(環境とか他人とか)に翻弄されている人のことだってずっと思ってたけど、最近内的な刺激(自分の感情)にも翻弄されていることに気がついた。

例えばHSPの特徴には「必要以上に気遣いして疲れてしまうこと」がある。
じゃあなぜ疲れちゃうかって今考えると、自他境界が弱い故に勝手に相手のことを「自分ごと」のように感じてしまって、傷つけないように過剰適応するからだ。

今までは「私はHSPだから環境や付き合う人って大事だよね」ってずっと思ってたけど、今改めて疲れちゃう構造を考えると私の感情の問題だよなって思う。
だって相手がどんなに素敵な人でも気遣いして疲れちゃう人だったもん。

そう思えるくらいには、ストラテラが定着してから内的な刺激(自分の感情)に左右されない。
可哀想な人が居たとしても、勝手に相手の気持ちをわかった気にならなくなったし、私のことを最優先にして生きてる。

その結果、神経質じゃなくなったな、大らかになったなって思う。
今まで存在していたADHDの症状を出さないようにしなきゃ!ってしてた潜在意識がなくなったのもあって、本当にエネルギー使わなくて楽。

その潜在意識の消滅が理由だと思うんだけど、MBTIもJからPになったし。
ラインの返事とかも前は24時間以内に返さなきゃ!って人だったけど、最近は急がなくて良いやつだったら3日くらい空けちゃう。
圧倒的に楽〜

⑤衝動買いが減った

上の性格の話の内的な刺激に翻弄されなくなった結果ですね!
化粧品とか好きだから、アットコスメストアとか行くと、クスリやってんのかってくらいテンション上がっちゃってた。
感情に翻弄されすぎてたことからの改善。

⑥何も考えずにぼーっとできるようになった

今まで起きてる間はずっと「何か」を必ずしていて、5秒以上ぼーっとしたことなんて酒で酔ってる時しかなかった。
誰かからぼーっとしているように見えたとしても、「世界はどうすれば平和になるのか」とか、地に足がついてないような事柄を真剣に考えていた。
(こういう空想じみたことを考えるのすごく楽しかった)

電車での通勤通学の時間は、ネットサーフィンして情報を頭に入れてとにかく知的好奇心を満たすことで耐えていたし。
その成果なのか、芸能人がどこの事務所に所属してるかとか妙に詳しい(無駄な知識)

10代から誰と喋っていても話題は全般的にいけるタイプで、浅く広く知識があるような人間になったのはそのお陰だとも思う。
だから100悪いとは思わないけど、脳みそのオーバーヒートは不可避で。

ストラテラが定着してからそんな調子から抜けることができたので、マインドフルネスの必要性が以前より少なくなった。必要ではあるけどね。

⑦睡眠時間が減った

上に書いた「脳みそのオーバーヒート」が原因だったみたい。
ストラテラに慣れるまでは、今までの人生何だったんだムーブで睡眠長かったけど、落ち着いたら睡眠時間が11時間→7.5時間に減りました。ありがたい。

⑧疲れを認識できるようになった

最近ため息がつけるようになったし、以前はほとんど言わなかった独り言が増えた。
「疲れた〜」って言うことも夜になると毎日のようにある。

④に「ADHDの症状を出さないようにしなきゃ!ってしてた潜在意識」がなくなったって書いたけど、これで押さえつけていたのは症状だけじゃなくて、疲れもだったのかも。
抑圧って怖いね。

まとめ

こんな感じで変化があって!圧倒的に!生きやすくなりました!

ここまで変わると人生観とか人生設計とかも変更せざるを得なくて、頭の中混沌としすぎて2ヶ月くらいは持病の偏頭痛が月20回くらい出たけど、今は元気になった。

以前の苦しんでた私を思い返すと正直何とも言えない気持ちになるけど、
「アフターストラテラ」の私として、過去の自分を可哀想に思いすぎずに生きていきたい。

ストラテラ服用するか悩んでる人や、その家族や知り合いの参考になると良いな。

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