見出し画像

ピラティスと子育てと生き方と〜サンフランシスコ編②

ピラティス修行のため17年前に訪れたサンフランシスコ。
実は新婚旅行にカナダに行って実に8年ぶりくらいの海外。
8年ぶりの海外で一番の不安は滞在先である。
10日間何事も無く、しかも快適に過ごせる治安の良いところを探していて、パッと検索に引っかかったのが日本人女性とアメリカ人男性のご夫婦が営む「すずめのお宿」だった。
予約の段階でも日本語でやり取りができるのがありがたかった。

サンフランシスコの空港までご主人(名前を忘れてしまったので、仮にボブにしておこう。もしかしたら本当にボブだったかもしれない・・・。)が迎えに来てくれ、無事宿に着くことができた。
(実は空港内でも迷子になり、1時間後に奇跡的にボブに発見される・・・。)

すずめのお宿はダウンタウンからバスで約2〜30分くらいの、薄緑の外壁がかわいい2階に居住スペースのあるゲストハウスだ。
部屋が一人部屋、2人部屋と部屋によって広さや価格も違う。
ボブが荷物を運んでくれ部屋に誘導された時に、私はある日本人女性を紹介してもらった。
その彼女こそが私の人生に大きな影響を与えたJさんだ。
彼女は私より1日早く宿に滞在していた。
彼女は内科の女医で研修のためにサンフランシスコを訪れていた。
色の白い、笑顔が似合うとても穏やかな雰囲気を持った素敵な女性だ。
会った瞬間からこの方とは懐かしさを感じ、仲良くなれるという直感があった。
彼女は英語も堪能で、ボブともとても流暢に会話をしていた。
ピラティスのセッションがある以外は、ずっと彼女と行動を共にしており、彼女のお陰で英語には全く困らなかった。
そして彼女は日本の三大国立大の医学部を卒業されていたが、西洋医学のみならず
東洋医学や、エネルギー療法、アプライドキネシオロジーにも詳しかった。
薬に頼らない、人本来の力を引き出すために見えない世界のことにもとても詳しかった。

小さい頃から目に見えない世界に敏感で、また神仏に興味があった私はとても彼女と話が合った。ブッダの話はとても盛り上がった。
というよりか、彼女は私よりも遥かに上をいくほどの知識量を持っていたのだ。
アファメーションも「私は価値がある」とか「私は素晴らしい人間だ」などという単純な文ではなく、まるでお経のような難解な言葉(一応日本語だった)を一字一句間違わず全部記憶して喋っていた。
彼女はインドにも旅行したことがあり、そこでは実際にガンジス川で沐浴も経験したそうで、実際にその写真を見せてもらった。
精神世界の話を真面目に語っていたり、チベットの精神世界展的なイベントが滞在中にダウンタウンであったらしく、瞑想CDや巻物のようなものを買ってきて、「とても素晴らしいから一緒に聴こう」と言って聴かせてもらったりと、周りにはいないキャラが私にはとても新鮮に移り、彼女に興味を持った。
過去記事の、兵庫で育った女に記したように4次元の世界は実現していてそこに本気でいけると思っていた私は、それを友達に話したら仲間はずれにされたというトラウマがあり、そういうことは軽々しく言ってはいけないのだとその頃から思うようになっていたので、彼女が堂々とそのようなことを言うのを見て、その彼女の人間性に惹かれていったのだ。

ここで誤解のないように言っておくが、彼女は「地に足がついていないスピ系の人」ではない。私ははっきり言うとそういった類の人が苦手である。
私は人間や宇宙はどのようにできているのだろう、どうして植物にはおしべとめしべがあって、蜂などが花粉を運んで受粉させるんだろう。誰がそれを教えたのだろう?と幼い頃から考えてしてしまうタイプの人間であり、理論では説明できない目に見えない理由もきっとあるはずだと神秘性な世界に興味をもつタイプだった。地球の始まりの話などは大好きである。

また思考は現実化する不思議さもその頃とても興味があり、浅見帆帆子さんの本を読み進めていっている時期だった。
思ったことは大抵実現させてきた私の上をいく彼女に出会い、共通の話題を躊躇なく話せる友達ができてとても嬉しかった。

彼女とは今もSNS上で繋がっており、数年前には私のスタジオにも遊びに来てくれた。彼女は東洋と西洋医学と精神世界を融合させた治療院を開業している。
この記事を書いてあいたくなった。

それ以来、私はさらに目に見えない世界と解剖学などの理論的な観点からの両方を学び進めた。
スピリチュアルとは何なのか?を知るためにサイキックヒーラー養成講座も受講したが、私はそれを生業にするより己の成長のために学んだ事を活かした方が自分らしいと悟り、あまりこのことは公表していない。

サンフランシスコの旅は、ピラティスのみならず人としてどう生きていくかを深く追求することを後押ししてくれた最高の旅であり、修行となった。
それは今、クライアントに対してピラティスを提供するだけでなく、ピラティスを通じてどう自分と向き合うかやどう生きていくかを伝える私の武器のひとつになっている。

追記だが、彼女とはもう1つ共通点がある。
彼女も私もう◯こを愛していることだ。
彼女がう◯こ好きな理由は忘れたが、きっと医学的観点からう○この大切さを唱えているのかもしれない。
ちなみに私がう○こが好きな理由は、小さい子は下ネタが好きである。
「う○こ!」というだけでずっと笑っている。腹を抱えてずっと笑っていられるのだ。
「う○こ」というだけでみんな笑顔になる。
すごいではないか!
大人は理性が働いてしまい、そんなことを言ってはいけないとか下品だと思いがちであるが、きっと深層心理ではう○こが好きなはずであり、叫びたいはずだ。
う○こは笑顔を運ぶ幸せの象徴であり、健康のバロメーターだ。
う○こがあるから私たちは健康であり、色で身体の調子がわかる。
もっと彼らに感謝しよう!(ついに擬人化してしまった)という根底が私のう○こ好きに繋がっている。
もう一つちなみ話をすると、
私と次男とのLINEのやり取りの内容はほとんどがう◯こネタだ。
う◯こスタンプが行き交う、「う◯こスタンプ大渋滞」が起こっている。


10数年前に彼女の結婚式の2次会にお呼ばれしたが、その時に現れたウェディングケーキは巨大なう○こ型ケーキであった。
それはもう、ため息が出る程美しいフォルムのとぐろ巻きであった。
周りの参列者は苦笑している人もいたが、私は
さすがJさん!と思ったね。
我々に配られたショートケーキも小型う○こだった。しかも私の大好きなチョコレート味ではないか!
喜んで食させていただいたのは言うまでもない。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集