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日曜日のサザエさんと戦う方法、なぜ憂鬱になるのかを細分化する

月曜仕事やだなぁ。
会社行きたくないなぁ。

みなさんもこの気持ちに心当たりはありませんか?

日曜日の夕方にやっているやっかいなアレですね。

そう。
サザエさん症候群なんて言われている憂鬱な時間。

月曜日の仕事のことを思い出し、休日の楽しさとのギャップに絶望するという、仕事人あるある現象です。

私も、会社員のころは長期罹患者で

「うわー月曜がきちゃうよ」
「サザエめ、私の気分をふさぎこませよって」

とテレビを殴りつけたくなる勢いでサザエを憎んでいました
(サザエさんは全然悪くない)

憂鬱にどっぷりつかると、残りの休日の時間がもったいない。

毎週5時間憂鬱だと、1年で260時間もウツウツしています。

何もできずただ、嫌な気分にひたるのはイヤなものです。

そこで、今回はサザエさん症候群の解消法について考えます。


憂鬱は見えないからこわい

日曜日の夕方に訪れるどよーんとした気分。

部屋の明るさがなんとなく暗く、空気が重くなる。

海外でも、休み明けは憂鬱という意味合いで「BLUE MONDAY(憂鬱な月曜日)」という言葉があるらしい。

サザエさん症候群は、全世界共通のようです。

この憂鬱な気分って、つかみどころがありません。

辞書でも「うっとうしくて気持ちが晴々しないこと。気がふさぐこと。」
という説明でちっとも明確じゃない。

憂鬱は目に見えなくて、はっきりしないから困る。

取り扱いに困ってしまうから、いつまでも心にまとわりつくんですよね。

では、憂鬱を見える化してみるのはどうでしょうか。

つかみどころがなかったら、つかめるように変化させてみましょう。

ウツウツを仕分けする

では、「なんで憂鬱なのか」を深掘りしてみます。
憂鬱の原因を具体的を上げて、細分化していきます。

・週明けに苦手なプレゼンがある
・先週の案件クレームになるかも

という感じですね。

細かく分けた理由は「事実」と「認知」の2つに分けられます。

・「事実」は、必ず起きること
・「認知」は、起きることに対しての自分の考えや予測

例えば、「週明けのプレゼン」「先週の案件」は目の前で起こる「事実」です。

「苦手」「クレームになるかも」はあなたが感じた「認知」です。
認知はあなたの思い込みが含まれています。

それぞれ事実と認知ごとの対処法をみていきましょう。

事実への対処

見える化できた事実は、できるかぎり対処していきます。

週明けの戦い方をイメージしておく、事前に装備するなどですね。

例えば、

・金曜に来週の計画を立てておく
・あらかじめ練習しておく
・余裕を持たせたスケジュールにしておく
・手順を決めておく

といったことが考えられます。

頭の中で考えるだけだと、こんがらがってくるので書き出しておくのも良い方法ですね。

考えたことを言語化して外に出すと、あらスッキリ。

自分の中から追い出しておくことで、憂鬱な気分も抜けていきます。

認知は自分との戦い(ただし勝算アリ)

「〇〇かもしれない」
「〇〇だったらどうしよう」

憂鬱の正体がはっきりと見えてくると、実は自分が作り出したもの、ということがあります。

まだ起こってないことに対して、不安を膨らませているだけかも。

(あれ、これってわたしの想像かも?)

と気付けたときは、憂鬱とちょっと距離を置いて客観的に考えるチャンス。

(その認識ってほんとうかな)
(起こる可能性はどのくらいなんだろう)

自分が、変なバイアスにかかっていないか振り返ってみましょう。

人間関係で思い悩んでいるなら、相手は本当にそう思っているのか思い返してみてください。
言われたことと、解釈を切り離して、考え直す必要もありますよ。

サザエさんは改善の女神なのかもしれない

サザエさん症候群は、

・まじめな人
・責任感が強い
・だんどりが好きな人

といった人がなりやすいと言われています。

だけど、それって仕事をする上での強みです。

日曜日にウツウツする自分を「がんばってるからだな」とちゃんと認めてあげるのも大事。

また、「仕事いやだなぁ」という気持ちは、何かを変える改善のポイントがあるサインなのかも。

具体的に見える化して、変えたり解決できたりするものはする。

自分の思い込みや改善がすぐできそうにないものは、前向きにあきらめる。

憂鬱を仕分けして対応し、良い方向にもっていきたいものです。

ただし、症状が深刻な場合や、憂鬱が日曜以外にずっと続いているときは、ガマンせずに専門家を頼ってくださいね。

まとめ、憂鬱から一歩下がると見える景色

人間は起こってないことを想像し、備えることで生き延びてきました。

先回りすることで、コミュニケーション上手になってきました。

だけど、時に思い込みにがんじがらめにされることがあります。

サザエさん症候群は、

(脳がそうさせているんだ、私の脳すご!)

と客観的にみると、少し心が和らぎます。

とくに、認知による思い込みは一歩距離を置いて考えてみることが大事です。

サザエさんは怖くない。

憂鬱の細分化で、健やかな休日の夜をすごしましょうね。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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