音楽のお祭り blast
表題の写真は、舞台の休憩時間中にホールに出て来てまで演奏をするblastのメンバー。
夏の1日、孫娘を伴って渋谷のヒカリエにあるシアターオーブに出かけた。
金管楽器(ブラス)、打楽器(パーカッション)、ビジュアルアンサンブル(ダンサーとカラーガードの組み合わせをこういうらしい)などが組み合わされたこういった舞台は初めての経験だ。
音楽に弱い私でも、年に数回はクラシックやミュージカルを見に行く機会はあるが、このblastの宣伝を見た時に、「なんだか楽しそう!」という
ただそれだけで6月ごろにチケットを取った。
ジジ ババ二人で出かけるよりも若い人が一緒の方が楽しそうと思い、
大学時代にオーケストラに所属してヴァイオリンをやっていた孫娘に
声をかけた。
幕開けは「ボレロ」の曲で始まった。・・・実は私が認識できたのは
この曲だけ、あとはただただパフォーマンスに見惚れて、目眩く照明と
リズムに目と体を委ねるだけだった。
管楽器と打楽器に特大の旗を持ったトワラーやダンサーが繰り広げる、
目にも止まらない早業に圧倒された。
パーカッションのメンバー数人は、まるで手がどう動いているのかと
思わせる技術に観客を笑わせる仕草を入れてくる。
この中には日本人がいるようだった。
隣に座る孫娘は手拍子と体でリズムを取り、舞台と一体化している。
お婆も思わず手拍子するが、なんだか気恥ずかしい。
テレビの報道で、アイドルや歌手の舞台と一体となって手拍子やペンライトを振りかざしている様子を見るが、今自分がそれと近い状態の中にいることが新鮮だった。
blastのメンバーは、観客と共に楽しむことをモットーとしているらしく、
演奏しながら観客の間に入り、より一層盛り上げようとしている。
何よりメンバー自身が、今この時を楽しんでいる気持ちが伝わってくる。
ちなみにblastは爆発を意味する。正に音楽で爆発!!
舞台が終わって夫は
「すごかったね!長生きすると、こんなものを見ることもできるんだね!」
と、すごく陳腐な言葉なのに実感がこもっていた。
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