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#63【これから学校の先生になるあなたへ】授業実践1「詩の授業」改訂版

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、詩の創作をとおして教科書掲載の詩の学習ができる授業をしよう!」
です。


教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄

【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。

詩の授業の見直し

私の経験として、3年生と2年生での授業実践が多くありました。
そこで、中学校2、3年生という、中学校の授業にも慣れてきた生徒に向けて、ただ「教科書を教える」だけの授業ではない、別の形で授業ができないかを考えるようになりました。

そこで、まず考え始めたのが、「詩」の授業についてでした。

何度か詩を題材にした授業をした経験から、

詩の音読

表現技法の確認

作者の想いを読み取る

という流れの授業を変えられないか、考えるようになりました。

詩の授業は、教科書の単元配置として4月の初めの単元に設定されています。


新しい学年、クラスになったドキドキワクワクの気持ちをもっている生徒がいる中で、授業が淡々と始まってしまうのはいかがなものか?

そんな想いから、生徒のドキドキワクワクを何か形に表せないかを考えてみました。


その結果、「詩の創作」を実際に生徒自身が行ってから、その詩をもとにした教科書掲載の詩の学習をしてみるのはどうか、という授業を実践してみることにしました。


創作から教材に迫る授業


公立中学校に勤めている以上、学習指導要領と教科書を基本として授業を作っていくスタンスはもっています。

しかし、「教科書“を“教える」ばかりでは、生徒のこれからに生かせないのではないかと思い、「教科書“で“教える」授業にしようと意識的に教材研究をしてみました。


今回の記事のテーマでもある「詩の授業」をイメージしたときに、

・教科書掲載の詩を読んでほしい
 (味わってほしい)
・表現技法も学んでほしい
・4月の気持ちを表現してほしい
・友達の気持ちが見えるようにしたい

このような想いを満たしながら、詩を学べる授業を考えました。


実践した流れとしては、

表現技法の種類を確認する

表現技法を必ず使って詩を創作する
(テーマは「幸せについて」や「春について」など詩を創作する)

お互いの創作した詩を、『名前を伏せて』評価し合う

教科書掲載の詩と友達の創作した詩を比べて、教科書掲載の詩を評価する

このような感じでした。

ポイントとして、

・自分の言葉で実際に詩を創作すること
・お互いの詩を誰が創ったかわからない状態で読むこと
・友達の詩と教科書掲載の詩を比較することで、教科書掲載の詩の内容を考えること

がまとまった授業ができたと思っています。


アドバイス(まとめ)

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、詩の創作をとおして教科書掲載の詩の学習ができる授業をしよう!」
です。

初めに意識していた「教科書で教える」授業が、少しでもできていたらと思っています。


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