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ワンダーウォール(1968🇬🇧)

原題: WONDERWALL(1968、イギリス、91分)
●音楽:ジョージ・ハリスン
●監督:ジョー・マソット
●出演:ジャック・マッゴーラン、ジェーン・バーキン、イアン・クオリアー

先日亡くなったジェーン・バーキン主演の作品。1968年のジェーン・バーキンである。それだけで永遠の価値がある。

微生物?細菌?の研究をしてる一風変わった老博士がたまたま見つけた家の壁の穴を覗くと、隣の部屋の可愛い女の子の虜になるという話。

オアシスの名曲"Wonderwall"は元々ここから来ている。

音楽はジョージ・ハリスン、1968年、ということでシタールバリバリのサイケ。

常に”Within You Without You”みたいな音楽が流れ、ジェーン・バーキンがコスプレショーかっていうくらい様々な衣装に着替えて映しだされる、まぁほぼミュージックビデオと言って良い。

博士が飼っているカマキリについては暗喩的小道具としてそのまま配置しておけばいいのに、「カマキリは子作りの後オスを食べてしまう」とか台詞で説明しちゃうので、深いこと考えず画面に映るものをそのままストレート楽しめばいいのだと諭されたように感じた。

登場人物の衣装とか車のカラーリングとか、時折出てくる接続詞的メッセージボードのデザインとか、万人が想像するまさにザ・「サイケ」って感じ。

この当時の人の気分としてこれをマジでやっていたのか、多少ベタな感を意識しながらやっていたのかはわからない。

ただやっぱりどんな衣装であってもこの時のジェーン・バーキンは非常に可愛い。

台詞はまったくないのだが十分絵が持つ。

それくらい可愛いしきれいだし、ストーリーなどなくても鑑賞に値する。

DVDにはブックレット付き。

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